浦安ワンダフルプロジェクト【特色あるデザインではあるが…】6階67㎡4,518万円(坪単価223万円)

続けて、浦安ワンダフルプロジェクト(仮称)。

設計は谷口建築企画、施工はファーストコーポレーションです。

やはり谷口建築企画が設計を担当したセンチュリー船堀なんかはセンチュリーシリーズにしてはデザイン面で力を入れていると感じましたが、センチュリーシリーズ(ここもセンチュリー浦安になるはず)の多くはやや古めかしさを感じることが多く、当物件もどちらかというとそういった印象になります。

エントランス上部(当物件の顔)となる南向きの棟は南東コーナー部分を丸め、かつ、南面の上下を貫く2本の褐色のマリオンを施すなどインパクトは結構あるのですが、”垢抜けたデザイン”かと言うと少々疑問ではありますかね。

床材・壁面に工夫の見られるエントランスホール内の雰囲気は悪くないですし、共用施設としてエントランスラウンジ(兼集会室)もあります。

前回の浦安ワンダフルプロジェクト

公式ホームページ
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お部屋は67㎡の2LDK+S、東向き中住戸です。東側隣接地に4階建のアンダルシア市川がありますが、この階ならばそれを越えるぐらいの高さなので視界面もまずまずです。ただ、真東向きなので日照時間は短いですね。

間取りは前回の記事で述べたキュービックプランで当物件の売りの1つでもあります。

中住戸ながら正方形に近い形状になっていることからもお分かりのように、平均的な田の字プランに比べスパンが確保されており、中住戸ながらLDにサッシ4枚分の開口部が確保出来ているのは魅力でしょう。

東面の雁行部に位置しているのでバルコニー側に柱の食い込みが見られますが、共用廊下側はわりときれいにアウトフレーム化出来ていますし、正方形に近い形状ゆえに奥行(玄関からバルコニーまでの距離)を短く出来ており、それに伴い廊下が短い点も大きな特長になるでしょう。

収納をまずまず確保しつつもLD単体で12畳確保出来ていますし、効率性の高さが窺えるプランですね。

坪単価は223万円。視界面・日照面が芳しくない東向きの低層階には坪単価180万円前後のお部屋もあり、上下の単価差が結構ありますね。

確かにこの階からは多少の視界抜けが出てはくるわけですが、方角的に日照時間は短いですし、東向きでのこの単価は少々強気に感じます。

設備仕様面は、ディスポーザーや水回りの天然石天板がないことに驚きはありませんが、床暖房がないのは残念です。サンクレイドルもなかったので"右に倣え"的な感じになってしまったようです。
一方、食洗機は付いていますし、浴室のフラットラインLED照明は評価出来る点です。

管理費は203円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですし、総戸数77戸(エレベーターも普通に1基)というそれなりのスケールがあることを考えるともう少し安く出来ていると良かった印象ではあるでしょうね。

駐車場は全33台で機械式になります。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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