クリオ新横浜マスタープレイス【良くも悪くもクリオらしさ】3階55㎡5,148万円(坪単価311万円)
続けて、クリオ新横浜マスタープレイス。
設計はいしばし設計、施工はノバックで直床です。
2013年のクリオ新横浜ザ・イーストと全く同じ11階建50戸となる物件で”11階建”だと直床は避けられません。
新横浜駅界隈の多くは第7種高度地区による最高高さ31m制限(一部「最低限度」地区によるもっと高いものが可能)が設けられており、「二重床に拘るのであれば10階建、直床でよしとするならば11階建」、そういったデベロッパーの葛藤が生じるエリアになります。
明和地所はわりと直床をよしとする傾向のあるデベロッパーで、前回の記事でも名前を挙げたクリオレジダンス横濱ザ・マークス(やはり31m制限地区の11階建)の直床は特に残念に感じたわけですが(100㎡超は優に億ションですからね…)、最大80㎡の当物件の直床であれば違和感はそこまで大きなものではありません。
一方で、前回の記事で取り上げた角住戸はコーナー部の設計にかなり力を入れていますし、柱のアウトフレームなどに関しても前向きな印象のあるいい意味でのクリオシリーズらしさもありますね。
そして、デザインに関してはやはりその東頂点部の足元から天井間際までのコーナーサッシが最大のポイントになります。東側の広場のある通り(鉄塔・送電線沿い)から良く見える東頂点部にこのようなデザイン(設計)を施したことでかなり存在感のある仕上がりですね。
また、エントランス周りもセンスの良さを感じるもので、エントランスホール隣接のラウンジスペースはソファーセットに加えカウンタースペースも施され、このスケールの物件にしては充実している方と言えます。
前回のクリオ新横浜マスタープレイス。
公式ホームページ

お部屋は55㎡の2LDK、北東向き中住戸です。北東はその道路沿いの広場状空間(鉄塔及び送電線含む)で、低層階でも前建との離隔は十分です。そのため、採光に関しては全く問題ありませんが、方角的に日照はほとんど期待出来ないでしょう。
間取りは平均的な大きさの2LDKながら、中住戸としては珍しいほど幅のあるLD開口部がポイントになるでしょう。
内廊下設計のため、洋室1室が行灯部屋になっており、その洋室1を含めた全室をバルコニー沿いに並べるというのも選択肢の1つとしてあったはずですが、LDから洋室2にかけての連窓サッシの開放感を重視したこの設計で正解な気がしますね。
洋室2の引き戸の扉はストレージの前にきれいに収納できるタイプなのも見事ですし、この面積帯の2LDKでは珍しいほど開放感の高いプランニングになっています。
なお、洋室1と2の間の収納がウォークスルータイプになっているのも珍しい点ですね。
一方、近年においては珍しいことではないのですが、浴室が1418でなく1317なのはちょっと残念です。
坪単価は311万円。確かに北東面の半永久的な離隔にはそれなりの魅力があります。しかしながら、鉄塔・送電線とセットですし、日照がほとんど期待出来ない方角であることを考えてもやっぱり少々強めな印象ではありますね。
先ほどのプランに負けず劣らずこちらも特色あるプランなのでプランが気に入った方には検討余地があるようには思いますし、新横浜の将来性を考えれば高過ぎるということはないのでしょうが…。
設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンターはしっかりと備わっています。その他天板などの水回りの仕様はこのシリーズお馴染みのconomi(セレクトシステム)により複数タイプから選べるようになっています。
また、クリオ横濱元町通り同様に「アタラシエ(新しい住まいをカタチにする提案)」が掲げられた物件で、水回りの抗菌仕様やバルコニーの防水三口コンセントなども1つの特徴になるでしょう。
管理費は200円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下の総戸数50戸というスケールを考えれば魅力的な水準です。この水準で内廊下に冷暖房があれば言うことなしですが、ちょっと難しそうです(換気機能のみということ)。
駐車場は全10台で、内訳は平置2台・機械式8台になります。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
設計はいしばし設計、施工はノバックで直床です。
2013年のクリオ新横浜ザ・イーストと全く同じ11階建50戸となる物件で”11階建”だと直床は避けられません。
新横浜駅界隈の多くは第7種高度地区による最高高さ31m制限(一部「最低限度」地区によるもっと高いものが可能)が設けられており、「二重床に拘るのであれば10階建、直床でよしとするならば11階建」、そういったデベロッパーの葛藤が生じるエリアになります。
明和地所はわりと直床をよしとする傾向のあるデベロッパーで、前回の記事でも名前を挙げたクリオレジダンス横濱ザ・マークス(やはり31m制限地区の11階建)の直床は特に残念に感じたわけですが(100㎡超は優に億ションですからね…)、最大80㎡の当物件の直床であれば違和感はそこまで大きなものではありません。
一方で、前回の記事で取り上げた角住戸はコーナー部の設計にかなり力を入れていますし、柱のアウトフレームなどに関しても前向きな印象のあるいい意味でのクリオシリーズらしさもありますね。
そして、デザインに関してはやはりその東頂点部の足元から天井間際までのコーナーサッシが最大のポイントになります。東側の広場のある通り(鉄塔・送電線沿い)から良く見える東頂点部にこのようなデザイン(設計)を施したことでかなり存在感のある仕上がりですね。
また、エントランス周りもセンスの良さを感じるもので、エントランスホール隣接のラウンジスペースはソファーセットに加えカウンタースペースも施され、このスケールの物件にしては充実している方と言えます。
前回のクリオ新横浜マスタープレイス。
公式ホームページ

お部屋は55㎡の2LDK、北東向き中住戸です。北東はその道路沿いの広場状空間(鉄塔及び送電線含む)で、低層階でも前建との離隔は十分です。そのため、採光に関しては全く問題ありませんが、方角的に日照はほとんど期待出来ないでしょう。
間取りは平均的な大きさの2LDKながら、中住戸としては珍しいほど幅のあるLD開口部がポイントになるでしょう。
内廊下設計のため、洋室1室が行灯部屋になっており、その洋室1を含めた全室をバルコニー沿いに並べるというのも選択肢の1つとしてあったはずですが、LDから洋室2にかけての連窓サッシの開放感を重視したこの設計で正解な気がしますね。
洋室2の引き戸の扉はストレージの前にきれいに収納できるタイプなのも見事ですし、この面積帯の2LDKでは珍しいほど開放感の高いプランニングになっています。
なお、洋室1と2の間の収納がウォークスルータイプになっているのも珍しい点ですね。
一方、近年においては珍しいことではないのですが、浴室が1418でなく1317なのはちょっと残念です。
坪単価は311万円。確かに北東面の半永久的な離隔にはそれなりの魅力があります。しかしながら、鉄塔・送電線とセットですし、日照がほとんど期待出来ない方角であることを考えてもやっぱり少々強めな印象ではありますね。
先ほどのプランに負けず劣らずこちらも特色あるプランなのでプランが気に入った方には検討余地があるようには思いますし、新横浜の将来性を考えれば高過ぎるということはないのでしょうが…。
設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンターはしっかりと備わっています。その他天板などの水回りの仕様はこのシリーズお馴染みのconomi(セレクトシステム)により複数タイプから選べるようになっています。
また、クリオ横濱元町通り同様に「アタラシエ(新しい住まいをカタチにする提案)」が掲げられた物件で、水回りの抗菌仕様やバルコニーの防水三口コンセントなども1つの特徴になるでしょう。
管理費は200円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下の総戸数50戸というスケールを考えれば魅力的な水準です。この水準で内廊下に冷暖房があれば言うことなしですが、ちょっと難しそうです(換気機能のみということ)。
駐車場は全10台で、内訳は平置2台・機械式8台になります。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
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