ジオ調布【児童遊園隣接×敷地面積3,300㎡の豊かなランドプラン】57㎡5,598万円(坪単価326万円)

続けて、ジオ調布。

設計・施工は長谷工で直床です…。こちらの敷地は第一種中高層住居専用地域で最高高さ15mですので5階建ということは「3×5」でギリギリ二重床が可能なはずですし、価格帯を考えれば二重床になっているものだと思っていたのですが、あれれ???

ただその一方で、ランドプランに関しては見所が少なくありません。
当物件はそのように高さが出せないエリアの5階建ですので総戸数は73戸ととりわけ大きくはないものの、敷地面積に関して言うと3,300㎡超もの大きさがあり、特に敷地南西側の布田六丁目児童遊園と連動するかのような緑の深いガーデンコリドーに面した石畳のエントランスアプローチ(両サイドには石積み)はかなり素敵なものです。

小さなスペースではあるものの、エントランスホールの隣にはガーデンラウンジも施され、そこから眺めるガーデンコリドーの借景もなかなかのものですね。

建物外観は最上部(5階部分)を異なるデザインにしたことで違いを出すことに成功しており、価格帯なりの高級感が窺えます。
設計・施工の長谷工以外に「デザイン監修」に携わる会社の記載は見当たらないのですが、デザインも長谷工によるものなのでしょうか。

前回のジオ調布

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2020-9-7_12-8-50_No-00.png
お部屋はA棟の57㎡の2LDK、西向き住戸です。西向きのA棟の南端に位置しており、ポジション的には角位置ではあるものの、南側は至近距離にB棟(南向き)があるため、南側の開口部は設けられていません。ただ、西側はやはり敷地内のガーデンコリドーが望めるポジションで、その先も道路になるので前建までの距離も十分に確保されたまずまずのポジションです。

B棟の西端は当プランのバルコニーラインよりも西側に少し突き出ているので、一般的な西向き住戸よりも南西方向からの視界が得にくくなっているのはやや残念ですね。

間取りは物件内で最も小さなものになりますが、2LDKとしては一般的な大きさですね。
ただ、少々奥行(玄関からバルコニーまでの距離)のあるプランになっているのは気になるところです。

スパンが標準的なものよりも少し短いがために奥行が出てしまったケースで、LD内に結構大き目に混入した実質的な廊下部分が気になりますね。

共用廊下側の柱もアウトフレームされた完全アウトフレームプランなので全体での効率性は標準的な水準になるはずですが、LDが表記(10.6畳)ほど広く感じない可能性がある点には注意すべきでしょうね。

坪単価は326万円。ガーデンコリドー沿いとは言え、日照は西日が中心ですし、当物件のメインとなる方角(やはりひな壇上の南向きでしょう)でないことを考えるとやはり強気な設定に感じますね。

物件の主力となるファミリータイプ3LDKに比べると面積が小さな分グロスは嵩んでいませんが、良いとまでは言えない交通利便や買物利便からしてもこの地はやはりファミリー(3LDK)向けだと思いますしね…。

設備仕様面は、そこまでスケールのある物件ではないながらも、しっかりとディスポーザーが付いていますし、食洗機、トイレ手洗いカウンター、天然石のキッチン天板などそれ以外も違和感はありません。

管理費は243円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付でのものですので悪くないでしょう。

駐車場は全27台で身障者用を含む15台が平置、残りの12台が機械式になります。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

0 Comments



Post a comment