リビオレゾン浅草【このポジションでこの開口部…】12階58㎡6,340万円(坪単価362万円)

リビオレゾン浅草。

所在地:東京都台東区浅草3-150-2等(地番)
交通:つくばエクスプレス浅草駅徒歩6分(東京メトロ・東武線は徒歩12分。都営線は徒歩15分)、入谷駅徒歩14分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:14階建、61戸(うち事業協力者住戸3戸含む)

千束通り沿いのサンクタス浅草レジデンスの背後(東側)、言問通りなどからも内に入ったポジションで、浅草駅徒歩6分ということを考えればかなり落ち着きのある方と言えるでしょう。

先行するデュオヴェール浅草同様につくばエクスプレス浅草駅からの道程の多くはアーケード経由になる魅力の少なくないポジションです。

プランはリビオレゾンシリーズということで30~50㎡台のコンパクトのみの構成ではありますが、南向き中心、かつ、南面に比較的低層の建物が多いエリアということで、交通利便性はもちろんのこと日照面で優れたコンパクト住戸をお探しの方にはバランスの取れた物件と言えそうです。

ホームページでアピールされている浅草駅界隈での過去9年間の供給のうち南向き住戸は約1割というのは南東向きと南西向きを含んでおらず何かちょっとズルい印象がありますが、確かに浅草界隈はあまり南向きの印象がないですし、南面条件に優れているお部屋も一般的なエリアよりも少ない気はしますね。

むろんここも将来的な保証はありませんが、南側が大通りでないにもかかわらずこのレベルの南面条件というのは少ないでしょう。

公式ホームページ
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お部屋は58㎡の2LDK、南東角住戸です。11~14階の上層階のみに設けられたプランで、南方向は言問通りの手前までの視界抜け、そして東方向はスカイツリーに隅田川花火ビューということで、日照と視界面共に魅力のある物件内で最も優れたポジションになります。

間取りは都心部の2LDKとしては気持ち大き目の面積ではあるものの、角住戸なりに廊下がそこそこの長さがあり(LDの入口付近にも実質的な廊下部分が大き目に混入)、柱の食い込みを見ても有効面積は大きいとは言えません。

また、それ以上に気になるのがせっかくの東側の眺望を活かせていない妻面の開口部ですね。この開口部ではスカイツリーも花火も…。わざわざ上層階だけこういった面積が大き目のプランにしているわけで、中低層プランと「開口部を合わせる」必要もないわけですし、本当に勿体ない…。

曲がりなりにもLD単体で10畳確保出来ている点、玄関の下足スペースがしっかりとした奥行あるスペースになっている点は良いのですが…。

坪単価は362万円。立地的なものはもちろんのこと、上述のように上層階南東角は物件内で最も魅力的なポジションであり、スカイツリーや花火ビューを考えればこのご時世なりにまずまずの水準です。リビオシリーズらしく設備面のコストダウンを価格面に反映した結果とも言えるでしょう。
ただ、東側の開口部の貧しさ(というか、南面も含め全体的に貧弱で、スカイツリーや花火ビューが付加価値になりにくい…)を考えると、惜しいというか本当に勿体なく思います…。

しっかりとした開口部を設け、もっと魅力的なプランにしたらもっと上の単価も十分に可能だったのではないでしょうか。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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