サングランデ本八幡【スパンがもう少しあれば…】1階60㎡4,100万円(坪単価227万円)

続けて、サングランデ本八幡。

設計・施工は菊池建設で、今年7月に竣工済の完成売りになります。

敷地面積1,000㎡に満たない(約48㎡は都市計画道路予定地で将来的な収用可能性あり)小規模物件であり、共用面で目立つ部分は見当たりません。

ただ、千葉街道沿いの角地ポジションなので敷地周囲に広がりが感じられますし、前回の記事でも書いたように周囲は駅にほど近いポジションとは思えないほど高い建物のないエリア(敷地の途中から北側は第一種低層住居専用地域なので将来的にも高い建物が立つことはない)ですので、小規模でも結構存在感がありますね。

道路沿いの二面には植栽が施されますし、駐車場全8台が平置に出来ているのも悪くありません。

前回のサングランデ本八幡

公式ホームページ
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お部屋は60㎡の1LDK+DEN、南西向き中住戸です。1階なので視界抜けは得られませんし、南西は千葉街道なので静かとは言えません。上述の千葉街道の拡幅により将来的に交通量等や景観が変化する可能性があり、その影響をダイレクトに受けやすいポジションにはなるでしょうね。
ただ、現状は向かいも低層建物ですので日照に関しては申し分ありません。

間取りは物件内で最も小さなもので、全戸南西向きとしたこともあってかスパンが少々厳しい感じになっています。

洋室の開口部はかなり小さいですし、共用廊下側のDENに関しても建築基準法上の採光要件を満たせておらず、表記上1LDKになってしまっているあたりにも難しさを感じずにはいられませんね。

スパンがイマイチであるがゆえに奥行(玄関からバルコニーまでの距離)もかなり長くなっており、11.4畳のLD内には実質的な廊下部分がたっぷりと混入してしまっているあたりも残念です。

専有面積は59.67㎡で実質2LDKプランとしてはそこそこの面積が確保されてはいるのですが、実際そこまでの使い勝手はないと思われます。

坪単価は227万円。日照は問題ないですし、面積帯的にグロス価格もそれほど嵩んでいないので数字上はこなれた印象ではあるものの、長めの廊下部分(LD内含む)や貧弱な開口部あっての水準という印象にはなるでしょうね。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーがないのは仕方ないにしろ、トイレ手洗いカウンターぐらいはあって欲しかったかなと。
食洗機、ミストサウナは付いてはいるものの、浴室照明はダウンライトではなくブラケットですし坪単価200万円台後半のお部屋にとっては若干寂しい仕様にはなるでしょう。

管理費は250円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、かなりの小規模であることを考えれば悪くないでしょう。
上述のように駐車場全8台をいずれも平置に出来ていることで多少なりとも抑えることが出来ているのかもしれません。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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