センチュリー国分寺悠凛【まずまずの利便性と生産緑地】2階66㎡4,798万円(坪単価242万円)

センチュリー国分寺悠凛(ゆうり)。

所在地:東京都国分寺市本多5-336-21(地番)
交通:国分寺駅徒歩13分
用途地域:第一種低層住居専用地域、第一種住居地域
階建・総戸数:5階建、24戸

国分寺街道沿いではありますが、周囲に生産緑地(※)が多く存在している長閑なエリアに誕生する物件です。
※ご存知の方も多いと思いますが、2022年には一斉に生産緑地の指定が解除され、固定資産税の負担が増すことなども理由として売りに出されるケースが増えることが予想されていますので数年で周辺環境が様変わりする可能性は小さくないでしょう。

現時点においては、周囲には北側の5階建のビバリーホームズ国分寺ぐらいしか高い建物はなく、大半が第一種低層住居専用地域(国分寺街道沿いだけ第一種住居地域)らしい空の広さを感じることの出来るポジションになります。

国分寺駅は一応徒歩圏になりますし、目の前にバス停、徒歩2分にオリンピック、そして通学区の第七小学校が徒歩8分など、周辺環境とのバランスは悪くありません。

近隣には東京学芸大学の他、有名私立の小中高校などが多く存在している文教エリアという意味での魅力もあるポジションになります。

設計はセット設計事務所、施工は菊池建設です。

小規模物件ですし、センチュリーシリーズ自体それほどデザインに力を入れることはないため、特筆すべき点はありません。

ただ、バルコニーの内側の一部にもタイルを用いるなど、この単価帯の物件なりに違和感のないものを心掛けている様子は窺えますね。

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2020-9-22_20-4-32_No-00.png
お部屋は66㎡の3LDK、北東角住戸です。北はそのビバリーホームズがありますが、東は国分寺街道で向かいは生産緑地(第一種住居地域)、そしてその先は一低の戸建住宅街という位置関係で、この階でも結構な視界抜けが得られます(ただ、上述のように生産緑地が売却される可能性はけして小さくはありません)。

間取りは物件内で多くを占める60㎡台中盤のファミリータイプで、このプランは角住戸なりに廊下による面積消費がそこそこ大きいことから少々の手狭感がありますね。

洋室2・3を北側に凸とした歪な専有部形状が影響し、洋室2・3に隣接する形で柱が丸々2本食い込んでいるのもやはり勿体なく感じます。

北面が雁行設計になっているので、やろうと思えばLDや洋室1も二面採光に出来たはずで、特にLDに関しては二面採光でないのが残念でなりませんね。

東側の主開口部もサッシ幅が今一つですし…。

洋室3のウォールドアを開くとそれなりの大きさの二面採光空間になるのは良い材料です。ただ、収納はかなり少なく、もう少し面積を大きくするかor効率性を高めるかなどの施策が欲しかったですね。

坪単価は242万円。物件平均は250万円ほどになるはずで、当プランは低層階、かつ、ファミリータイプながら日照時間が短いことが考慮されての価格設定になるようです。

方角は異なりますが、同じ国分寺駅徒歩13分(パークサイドエントランスまでは徒歩10分)のザ・パークハウス国分寺四季の森(シャトルバスも運行)がこちらとほぼ同じ単価帯で長期分譲中であることを考えるとシンプルに強気な印象ではあるものの、あちらは70㎡超、こちらは60㎡台中盤中心ということでグロス価格の差でニーズを掘り出す戦略なのでしょうか。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーは当然ありませんし。しかしながら、食洗機に加えトイレ手洗いカウンターが付いているあたりは悪くないでしょう。

管理費は291円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですので小規模なりに高めの水準になります。

駐車場は全7台で身障者用1台を除いた6台が機械式です。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

0 Comments



Post a comment