ヴェレーナブリエ東神奈川【30㎡にしておくには勿体ないぐらいのポジション】4階30㎡3,198万円(坪単価348万円)

続けて、ヴェレーナブリエ東神奈川。

設計はアイ・エー・シー、施工は日成工事で直床です。

デザインはヴェレーナらしいコテコテのユーロ調で、お馴染みインターデザインによるものになります。

近年はユーロ調を抑えモダンさを追求した「ヴェレーナグラン」シリーズがありますし、基幹ブランド「ヴェレーナ」シリーズでも物件によってはユーロ調が控えめなケースが見られるものの、ここはヴェレーナブリエ神奈川新町同様に昔からのヴェレーナそのまんまという印象で、好みの分かれるデザインでしょうね。

なお、30・50㎡台中心の総戸数29戸というかなりの小規模物件ゆえにエントランス周りにゆとりを感じることは出来ませんが、共用廊下が内廊下設計になっているのは1つの特徴になるでしょうか。

前回のヴェレーナブリエ東神奈川

公式ホームページ
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お部屋は30㎡の1LDK、南西向き中住戸です。道路の向かい南西側には地区センターの体育館があり高さはこの物件の3階相当程度なのでこの階からは日照はもちろんのこと視界抜けも出てくるという魅力あるポジションです。

間取りは物件内で最も小さなもので、30㎡にギリギリ乗せたに過ぎない小ぶりな1LDKになります。

当物件の南西向き住戸は最上階を除き全戸30㎡台の構成になっており、良好な日照に加え大通りから内に入った環境面での魅力も十分なことを考えると随分と消極的なプランニングを採用したものだと感じます。
※「ヴェレーナブリエ」ではなくファミリータイプ中心の「ヴェレーナ」の方がむしろ向いていたとすら思います。

ただ、小ぶりなスケール感からすれば仕方ない印象ではありますし(ファミリータイプ中心だったら総戸数20戸に満たない…)、やはりファミリータイプ中心でこの単価を目指すことは難しいので、採算面からしてもコンパクト中心の企画が適していたのは言うまでもないでしょう。

間取りの細かな点では玄関框が印象的ですね。
斜めになっており、若干無理している感がありますが、このようにしたことでトイレとシューズインクロークへの動線をなんとか確保出来ていますし、純粋な廊下部分をこれ以上ないぐらいコンパクトに出来ています。

なお、この面積帯の1LDKですのでLDKはやはり小さいですね(隣の洋室と比較すると純粋なLD部分は3畳程度です)。ただ、洋室の引き戸はきれいに開け放つことが出来るので広めのワンルーム的に使えるのは良い点でしょう。

坪単価は348万円。先ほどの50㎡台と比べるとグロスが嵩んでいないということもありますが、上述のように視界抜けと日照が両立した上層階ということもあり単価はさらに強くなっています。

ただ、物件内に数ある30㎡台の中でもワンルームに毛が生えた程度の大きさしかなく、水回り関係のコストは面積が小さくとも同様にかかってくることを考えると違和感のある水準ではないでしょう。いわゆる投資マンションによくある25㎡とかのワンルームだったらこのご時世この単価では済まないですからね。

設備仕様面は、少規模コンパクト物件のためディスポーザーは当然ありません。水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターもなく総じてシンプルですね。食洗機(30㎡台除く)と活水器(アグアグリーン)は付いています。

管理費は300円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下(冷暖房付)ですのでリーズナブルですね。かなりの小規模物件ですので換気機能だけでなく冷暖房付の内廊下でこの水準を実現出来ているのは意外でしたね。

駐車場は全8台で機械式になります。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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