プラウドタワー亀戸クロス【床快フルはないのだけど】24階41㎡4,998万円(坪単価399万円)

プラウドタワー亀戸クロス。

第1期前に取り上げている物件ではありますが、今回の第2期2次でやっとこさ1LDKが分譲されたということで再度"言いたい放題"していこうと思います。

まず、今回の第2期2次の概要としては、供給15戸全てが1LDKで、10~24階の上下一列の同一プラン(19階住戸のみ微妙に面積が違います)になります。

引き続きブライトタワー(南側の棟)の分譲で、駅からは奥側にはなるものの、商業施設に立ち寄って4階の直通デッキから帰ってくる場合にはゲートタワーとの差は感じませんし、今回分譲される東向き住戸においては目の前に広場空間が広がっているという点でも魅力がありますね。

なお、過去記事で既に述べている点にはなりますが、当物件の1LDKにおける最大のポイント(デメリット)になるのが"床快フルがない"という点です。
※床快フルがないので床暖房は付いています。

当物件は同様に床快フルを採用したプラウド文京千駄木ヒルトッププラウド高田馬場よりも遥かに大きなスケールを有しており、床快フルの今後を占う”広告塔”的な役割も果たしている物件ですので1LDKにも導入して欲しかったという思いもなくはないのですが、小ぶりなプランに相応しい設備でないのは明白でしょうね。

1LDKだと廊下も長くはないですし、LDの床暖房やエアコンだけでも専有部全体への効果がそれなりにはあるはずです。当物件は共用廊下が内廊下設計なので「玄関周りがとりわけ冷える」とかもないですしね。
※内廊下はその空間自体(共用部)も快適なのですが、専有部内の玄関の快適さに与える影響も小さくありません。

前回までのプラウドタワー亀戸クロス

公式ホームページ
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お部屋は41㎡の1LDK、東向き中住戸です。ブライトタワーの東向き住戸の中で北寄りに位置しているので、正面方向は広場ではなく商業施設という感じになります。しかしながら、中層階以上になると商業施設を超えてくるので、こういった高層階からはタワマンらしいパノラマビューが望めますね。

間取りはLDKの入口付近も含めると廊下が長い印象ではあるものの、途中にキッチンを設けているので悪くはないでしょう。

LDKに加え洋室も窓際に設けることが出来ているので全室採光良好、また、柱の食い込みも最小限に出来たためか収納も充実していると思います。

なお、この面積の1LDKにしては珍しいほど玄関の下足スペースが大きな設計で、ここまで大きくはせずに「一部を下足入れと合わせシューズインクローク」にした方が良かった気はしますね…。

また、40㎡超のしっかりとした面積の1LDKながら浴室が1216なのは少々違和感があります。

なお、ブライトタワーではこのプランが最も小さい(正確にはイレギュラーな19階の1戸が最も小さい)のですが、ゲートタワーは3~6階に約30㎡のさらにコンパクトなものがかなりたくさんあります。低層階ですしお世辞にも芳しいポジションではないのですが、グロスが嵩まないこともあり単価的には結構お高くなるのでしょうね。

こちらの坪単価は399万円。今回分譲される最下階の10階住戸でも369万円という水準で、実質最上階(25階にはこのようなコンパクトはなく、このプランでは最上階)のわりには控えめな印象です。この差だとタワマンらしい眺望が望める20階以上の方が魅力的でしょうね(あくまで実需を想定した場合の話です)。

ちなみに、最上階(25階)の東向き中住戸には80~90㎡台のファミリータイプが並んでいますが、坪単価400万円台後半でした。最上階は天井高2.7mというさらなる豊かさもありはしますが、ファミリータイプに比べ単価が高くなることも少なくないこの面積帯の高層階がこの単価ならば魅力に感じる方は少なくないはずです。

南向き(数が少ないがゆえにかなり強めの設定だった)を除いた同階(24階)のファミリータイプは坪単価350~380万円という設定で、コンパクトゆえに流石に多少高めの設定にはなっています。ただ、この面積帯ならば床快フルがなくともマイナスとは感じませんし、このご時世としては現実的な設定でしょう。

今さら言うまでもないことですが、立地的な魅力やランドマーク性の高さに加え免震構造も採用された物件ですからね。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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