プレミストタワー白金高輪【駅徒歩1分、眺望・日照が両立する絶妙な角住戸】30階81㎡17,870万円(坪単価726万円)

プレミストタワー白金高輪。

所在地:東京都港区高輪1-107-1(地番)
交通:白金高輪駅徒歩1分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:地上35階地下3階建、280戸(非分譲127戸含む。他店舗4戸)

白金タワーに次ぐ白金高輪駅では2本目の「駅徒歩1分タワマン」になります。

白金ザ・スカイ(駅徒歩3分)やザ・パークハウス高輪タワー(駅徒歩2分)の販売時点から当物件が近々分譲されることは広く知られていたので後発の当物件を検討される方の多くは「駅徒歩1分」という点に何よりも魅力を感じているかもしれませんね。

白金ザ・スカイとザ・パークハウス高輪タワーの2つで多くの需要を消費した後の分譲ということでタイミング的にはかなり厳しい印象ですが、やはり「駅徒歩1分」は明確な武器ですし(しかも改札までも近い)、地権者住戸を除いた分譲戸数は153戸と少なめなのでそんなに慌てる必要もないのでしょう。

ちなみに、分譲される153戸中123戸が20階以上の高層階にあり、地権者住戸は20階以下にしか存在していません。

なお、当物件は国の定める都心共同住宅供給事業および東京都の定める東京都都市居住再生促進事業等に該当しているため、50㎡未満は単身者のみの購入に制限、また、50㎡以上の認定住戸に関しては法人名義での購入および第三者に賃貸等する目的での購入が禁止されています。

マンション価格が高騰しているこのご時世ですし大きな面積帯のお部屋を投資賃貸で検討する方は少ないとは思いますが、法人名義での購入が禁止というのはどうなんでしょうね…。実需でもタックスプランニングを理由として法人名義(同族会社名義)にしたい方は山ほどいらっしゃいますからね…。

公式ホームページ
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お部屋は81㎡の3LDK、南東角住戸です。南側、桜田通りの向かいに誕生するザ・パークハウス高輪タワーは26階建ですので、この高層階からは日照はもちろんのこと視界抜けも申し分ありません。斜め方向にはなりますが、北北東に東京タワーが足元から望めるポジションで日照と眺望が両立出来る物件内でもかなり魅力の高い高層階角住戸になります。

ちなみに、当物件の35階建は白金ザ・スカイの45階建、白金タワーの42階建に次ぐ白金高輪駅のマンションで3番目の高さを誇るもので、そういった意味でも「駅徒歩1分の高層階」に魅力を感じる方は少なくないのでしょう。

また、当物件の南東角は、白金ザ・スカイや白金タワーの南東角よりも東京タワーが望みやすい(一口に南東角と言っても当物件の南東角が最も東方向にふれているため)角度にあり、日照と眺望のバランスが非常に高いレベルにあるのも見逃せません。

間取りに関しても全方位に住戸のあるタワマンの角住戸にしては玄関位置が良好で、廊下がわりと効率的なのは評価出来る点になるでしょうね。

一方で、トイレがやたらと玄関に近いですし(トイレの入口が下足スペースにかかってません???)、洗面浴室や洋室1・2の出入りが玄関方向から丸見えの設計はこの価格帯のプランとしては疑問の残るところではあるでしょうね。

タワマンらしく眺望面に重きを置いたダイレクトサッシはお見事ですし、80㎡ちょっとでダブルボウルを採用しているあたりも評価出来る点ではあるのですが、バルコニーが小さい過ぎなところや洋室2の歪な形状も少々気になります。

坪単価は726万円。ザ・パークハウス高輪タワー(26階建)の高層階南東角は23階でも坪単価795万円、トップ2フロア(25~26階。最大天井高2.8m)に至っては坪単価920~930万円といった水準だったので、それ以上のポジションと言えるこのお部屋がこの単価で収まっているのは正直なところ意外でした。白金ザ・スカイも高層階(30階台)で東京タワーの見える角住戸は坪単価900万円台でしたしね。

ただ、そのパークハウスの記事で書いたようにこういった都心一等地の物件においては80㎡ほどのもの(一般的なファミリータイプ角住戸)と100㎡超(富裕層が望むワンランク上の豊かなプラン)とでは単価設定に差が出てくるのが一般的で、こちらが割安というのは早計でしょうか。

「80㎡台だから安い」ということは必ずしも言えないのでしょう。しかしながら、上述のように当プランは玄関周りの設計に配慮が欠けていると感じますし、富裕層のニーズを満たしにくいがゆえのお値段設定というところはあるでしょう(※最上階の南東角105㎡の坪単価833万円はこのご時世としては明らかに安かったと思います)。

このプランはとかく眺望第一で広さは二の次に出来る方に適しているでしょうね。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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