プレミストタワー白金高輪【最低グレードでも高い設備パフォーマンス】21階72㎡13,620万円(坪単価629万円)
続けて、プレミストタワー白金高輪。
設計はHOU(企画・基本設計)と西松建設、施工は西松建設で制振構造が採用されています。
デザイン監修は光井純氏が起用されており、前回取り上げた間取りに代表されるようにタワマンの中でもかなりガラスウォールを重用した設えになっているのが特徴的ですね。
35階建ながら総戸数280戸ということでタワマンとしてはそれほど大きな物件ではないのですが、向かいのザ・パークハウス高輪タワー(26階建)に比べればかなり高いですし、外観デザインも相まりなかなかに存在感のあるものになることが期待出来ます。
空地率は35階建にしてはかなり低く感じる約45%で、総合設計制度の適用を受けるために設けられた公開空地も今一つ豊かさを感じなかったりもするのですが、敷地面積自体2,000㎡ちょっとしかない物件なので致し方ないところではあるでしょうか。
なお、エントランス周りは、このような立派な価格帯の物件、かつ、超大規模な話題性抜群の白金ザ・スカイなどとも渡り合うことを想定したためかかなり力を入れていることが伝わってくる瀟洒な仕上がりです。
ベージュ系の優しい色味をベースとしたエントランスは2層吹抜なだけでなく曲面も随所に用いたとても素敵な設えで、上品なだけでなくセンスの良さも感じる空間になっています。
共用施設としては、低層階に2つのラウンジ、オーナーズキッチン、オーナーズサロン程度にはなりますが、このスケールでは全てを充実させるのは難しく、エントランスラウンジも含んだエントランス周りを重視した設計は1つの正解ではないでしょうか。
分譲住戸は中層階以上がほとんどなので高層階に共用施設があることの効用は大きくないですしね。
前回のプレミストタワー白金高輪。
公式ホームページ

お部屋は72㎡の2LDK、東向き中住戸です。方角的に日照時間は短いものの、やはり、北東方向に東京タワーが見える眺望的な魅力の高いお部屋になります。
間取りは70㎡超ありながらも2LDKという設定で、先ほどの「南東角の81㎡の3LDK」とのバランスは少々不思議な印象ではありますね。
70㎡超ならば引き戸の開け閉めで3LDKor2LDKとして使える柔軟性の高いプランの方がニーズがあったように思います。
ただ、やはり眺望面での魅力が高いお部屋ということで連続するダイレクトサッシによる開放感を重視した結果でもあるのでしょうね。
このスパンでこれだけの連続サッシを設けてしまうと洋室3室は難しいはずです。もちろん連続するダイレクトサッシでも途中に壁を設けLDと洋室に分離することは可能なのですが、窓際の梁の影響で洋室の引き戸の方立てが大きくなってしまうのが通例ですし、2LDKにした場合の開放感を最大限高めることを考えればやはりこういったプランが適切だったのだろうと思います。
キッチン両サイドの余白(デッドスペース)がやや気にはなるものの(LDKで18.7畳なのでけして大きくはないです)、アイランドキッチンが採用されているのでLDKとしての空間的な広がりは抜群ですね。
やはり洋室2の歪な形状は気になりますが、玄関周りに関しては先ほどのプランとは異なり特に違和感はないでしょう。
坪単価は629万円。こちらも駅徒歩1分に加え、眺望に重きを置くことを念頭にすれば見やすい単価帯だと思います。2LDKとしてはグロスが嵩んでいることが加味された感はあるものの、白金ザ・スカイの東京タワービューの2LDKよりは単価が安くなっています。
設備仕様面は、面積帯で3つのグレードに分かれていますが、最低グレードでもディスポーザー、食洗機、水回りの天然石天板仕様(キッチン(側面まで貼りおろし)、洗面所だけでなく、トイレ手洗いカウンター、浴室カウンターまで)、食器棚(キッチンバックカウンター)、全室ビルトインエアコン、浴室テレビ、そして全熱交換器まで付いているということで、特に低層階にあるコンパクトなお部屋(坪単価500万円ほど)の検討者にとっては魅力が高いものになるでしょう。
管理費は460円/㎡。内廊下、かつ、ディスポーザー付、また、24時間有人管理が採用された小ぶりなタワマンなので高くなるのは仕方ないでしょう。ただ、スケールメリットのある白金ザ・スカイと比べるとやはり高いですし、ザ・パークハウス高輪タワーと比べても高いですね。
駐車場は地権者分を除くと全41台(機械式)で、駅徒歩1分だから少なくても〜という感じの属性・価格帯の物件ではないのでちょっと少ないように思います。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
設計はHOU(企画・基本設計)と西松建設、施工は西松建設で制振構造が採用されています。
デザイン監修は光井純氏が起用されており、前回取り上げた間取りに代表されるようにタワマンの中でもかなりガラスウォールを重用した設えになっているのが特徴的ですね。
35階建ながら総戸数280戸ということでタワマンとしてはそれほど大きな物件ではないのですが、向かいのザ・パークハウス高輪タワー(26階建)に比べればかなり高いですし、外観デザインも相まりなかなかに存在感のあるものになることが期待出来ます。
空地率は35階建にしてはかなり低く感じる約45%で、総合設計制度の適用を受けるために設けられた公開空地も今一つ豊かさを感じなかったりもするのですが、敷地面積自体2,000㎡ちょっとしかない物件なので致し方ないところではあるでしょうか。
なお、エントランス周りは、このような立派な価格帯の物件、かつ、超大規模な話題性抜群の白金ザ・スカイなどとも渡り合うことを想定したためかかなり力を入れていることが伝わってくる瀟洒な仕上がりです。
ベージュ系の優しい色味をベースとしたエントランスは2層吹抜なだけでなく曲面も随所に用いたとても素敵な設えで、上品なだけでなくセンスの良さも感じる空間になっています。
共用施設としては、低層階に2つのラウンジ、オーナーズキッチン、オーナーズサロン程度にはなりますが、このスケールでは全てを充実させるのは難しく、エントランスラウンジも含んだエントランス周りを重視した設計は1つの正解ではないでしょうか。
分譲住戸は中層階以上がほとんどなので高層階に共用施設があることの効用は大きくないですしね。
前回のプレミストタワー白金高輪。
公式ホームページ

お部屋は72㎡の2LDK、東向き中住戸です。方角的に日照時間は短いものの、やはり、北東方向に東京タワーが見える眺望的な魅力の高いお部屋になります。
間取りは70㎡超ありながらも2LDKという設定で、先ほどの「南東角の81㎡の3LDK」とのバランスは少々不思議な印象ではありますね。
70㎡超ならば引き戸の開け閉めで3LDKor2LDKとして使える柔軟性の高いプランの方がニーズがあったように思います。
ただ、やはり眺望面での魅力が高いお部屋ということで連続するダイレクトサッシによる開放感を重視した結果でもあるのでしょうね。
このスパンでこれだけの連続サッシを設けてしまうと洋室3室は難しいはずです。もちろん連続するダイレクトサッシでも途中に壁を設けLDと洋室に分離することは可能なのですが、窓際の梁の影響で洋室の引き戸の方立てが大きくなってしまうのが通例ですし、2LDKにした場合の開放感を最大限高めることを考えればやはりこういったプランが適切だったのだろうと思います。
キッチン両サイドの余白(デッドスペース)がやや気にはなるものの(LDKで18.7畳なのでけして大きくはないです)、アイランドキッチンが採用されているのでLDKとしての空間的な広がりは抜群ですね。
やはり洋室2の歪な形状は気になりますが、玄関周りに関しては先ほどのプランとは異なり特に違和感はないでしょう。
坪単価は629万円。こちらも駅徒歩1分に加え、眺望に重きを置くことを念頭にすれば見やすい単価帯だと思います。2LDKとしてはグロスが嵩んでいることが加味された感はあるものの、白金ザ・スカイの東京タワービューの2LDKよりは単価が安くなっています。
設備仕様面は、面積帯で3つのグレードに分かれていますが、最低グレードでもディスポーザー、食洗機、水回りの天然石天板仕様(キッチン(側面まで貼りおろし)、洗面所だけでなく、トイレ手洗いカウンター、浴室カウンターまで)、食器棚(キッチンバックカウンター)、全室ビルトインエアコン、浴室テレビ、そして全熱交換器まで付いているということで、特に低層階にあるコンパクトなお部屋(坪単価500万円ほど)の検討者にとっては魅力が高いものになるでしょう。
管理費は460円/㎡。内廊下、かつ、ディスポーザー付、また、24時間有人管理が採用された小ぶりなタワマンなので高くなるのは仕方ないでしょう。ただ、スケールメリットのある白金ザ・スカイと比べるとやはり高いですし、ザ・パークハウス高輪タワーと比べても高いですね。
駐車場は地権者分を除くと全41台(機械式)で、駅徒歩1分だから少なくても〜という感じの属性・価格帯の物件ではないのでちょっと少ないように思います。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
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