シティハウス文京湯島【ここもディスポーザーあんねん】13階55㎡8,200万円(坪単価489万円)

続けて、シティハウス文京湯島。

設計・施工は西武建設です。

デザインに関しては、打放しを多用した近年の住不物件でよく見かけるパターンのうちの1つで特段の驚きやインパクトがあるわけではありません。

ただ、前回の記事で書いたように南東角の雁行設計部分に"曲面"を設けたことで単調な外観になることを回避していますし、打放しを強調した2層吹抜のエントランス周りの雰囲気も悪くないですね。

当物件の2倍以上のスケールのあるグランリビオザ・レジデンスの共用部がかなり豪華だったので、それと比べると一般的な印象ではあるものの、敷地形状を活かした奥行あるエントランスアプローチからのこの2層吹抜空間は、このスケールの物件ではそうそう見かけることの出来ない代物です。

エントランスホールの雰囲気はシンプルながらもまずまず高級感がありますし、全戸東向き(角住戸除く)の板状マンションながら内廊下設計を採用しているあたりも高額な坪単価を考慮してのものでしょう。

前回のシティハウス文京湯島

公式ホームページ
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お部屋は55㎡の2LDK、東向き中住戸です。全戸東向きの1フロア5戸のうち真ん中に位置した中住戸で、正面方向道路の向かいが14階建のグランリビオになるポジションです。南東方向も13階建のアーバンフラッツ湯島なので上層階でも芳しいポジションとは言えないですね。

間取りはオーソドックスな面積帯の2LDKで、内廊下ゆえの洋室1室が行灯部屋になったプランも一般的です。

ただ、バルコニー周りの設計は特色がありますね。
バルコニー戸境がしっかりとコンクリで分離されているのでプライバシー面に優れていますし、スパン目一杯に確保された連窓サッシも目立ちます。

このスパンでこのレベルの開口部幅が実現しているのは珍しく、視界抜けが得られないとは言え採光や開放感という意味で一定以上の効果を発揮してくれることでしょう。

また、玄関周りにゆとりが感じられるのもポイントの1つでしょうか。
傍らに戸別宅配ボックスがあり、隣人の出入りがあるのは少々気になる点ではあるものの、玄関前にはしっかりとアルコーブ的なスペースが確保出来ています。

坪単価は489万円。中住戸としては開口部が充実してはいるものの、先ほどの南東角のような特色のあるプランではなく、日照時間や開放感という点でも差があるので単価差は思っていたよりも小さいと感じます。

こういった50㎡台を検討する方だと日照を重視する方が少ないのも事実なので分からんではないのですが、住不らしいしっかり目のお値段設定であることは確かですね。

設備仕様面は、ほぼ50㎡台で構成された物件ながらディスポーザーが付いているのはシティハウス御徒町と同じで以下のような高額の管理費単価からすると正直疑問です(面積大・高価格の最上階住戸にとっては相応しい設備ではありますが…)。
それ以外は、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、水回りの天然石天板仕様、最上階住戸にはLDビルトインエアコンといった感じで大きな違和感はないでしょう。

管理費は453円/㎡。ほぼ50㎡台の総戸数60戸で内廊下とディスポーザーを導入していたら高くなるのは当然です。こちらはシティハウス御徒町に比べればスケールが大きいですし、100㎡もあることを考えればディスポーザーが付いているのはおかしいとまでは言えないのですが、こういったランニングコストとの兼ね合いからしても「全戸40~60㎡台×ディスポーザーなし」で良かった気がしません???

駐車場は全10台で身障者用の平置1台を除いた9台が機械式になります。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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