リリーゼ練馬中村橋【驚きの耐震等級3】4階66㎡6,090万円(坪単価307万円)
リリーゼ練馬中村橋。
所在地:東京都練馬区中村北3-3-2(地番)
交通:中村橋駅徒歩5分
用途地域:第一種中高層住居専用地域
階建・総戸数:5階建、17戸
大方の記事では”立地”から入るところなのですが、当物件はそれよりも先に述べるべき点があります。
驚いたことに当物件は「耐震等級3」なのです。
読者の方はご存知のようにこの「リリーゼ」シリーズは耐震に力を入れる傾向にあり、一般的な「耐震等級1」の1.25倍の耐力のある「耐震等級2」を採用するのが常だったのですが(中には小規模でも免震を採用したリリーゼ五反田のようなケースもありました)、ここは耐震等級1の1.5倍もの耐力のある「耐震等級3」を実現しているのです。
地盤が軟弱なエリアではないですし(むしろこのエリアは良いところでしょう)、そこまでする必要性は正直あまり感じないのですが、こちらで3,400物件以上取り上げてきた中でも「耐震等級3」は初めてのはずでかなりのレアケースになりますね(データ上は共同住宅のうち1%ちょっと程度の耐震等級3の物件が存在しているようですが、戸建だと比較的耐震等級3を満たしやすいのと同じで小規模のものなど個人が賃貸目的で建てるケースがほとんどと思われます)。
立地に関しては、千川通りから少しだけ南に入った駅近ポジションになります。
駅徒歩5分ながら敷地は第一種中高層住居専用地域内なので利便性と住環境が高いレベルでバランスしており、立地だけでもなかなか面白い物件だと思うのですが、かなりの小規模であることなども考慮しての”高耐震”と言ったところなのでしょうか。
なお、通学区は中村西小学校で徒歩7分ほどの距離感になります。
公式ホームページ

お部屋は66㎡の3LDK、南西角住戸です。南側隣接地も西側道路の向かいも2階建の建物で、少し広域で見ても3階建程度しかないので、この4階住戸からは日照だけでなく視界抜けも望めます。
南や西は同じ一中高であり、敷地次第で当物件ぐらいの高さの建物が立つ可能性はもちろんありますが、日照に関しては妨げられるようなことはないでしょうし、少なくとも現状はかなり魅力のあるポジションですね。
間取りはそのような良好なポジションのわりには小ぶりな印象ではあるものの、駅徒歩5分で単価もそれなりの水準になっていることを考慮しているのでしょう。
近年供給されたリリーゼ光が丘レジデンスやリリーゼ南浦和同様に50~60㎡台が中心となった物件になります。
間取り面での最大のポイントはやはり壁式構造でしょうね。「耐震等級3」を達成しているだけあって全体的に壁がしっかりと施されている印象で開口部に見所はありません。
ただ、”内側”の耐力壁は洋室2と3の境目の一部及び冷蔵庫置場の東側だけなので、将来的なリフォームの際にも大きな障害になることはなさそうですね。
角住戸にしては玄関廊下もコンパクトに出来ているので居室畳数もかなりしっかり目に確保出来ています。
浴室は1418でなく1317と小さめですし、収納も最低限という感じにしたことで居室畳数を大き目に出来ている部分もあるとは思いますが、そこいらへんは好み次第になるでしょう。
坪単価は307万円。先行するブランズ練馬中村北の上層階は坪単価330万円前後の水準でしたので単価はこちらの方が明確に安いと言えます(ブランズの方が中村橋駅から遠い一方で練馬駅は近くなるので単純に最寄駅までの距離で比較出来ないところはありますが、こちらの方が悪いということはないですからね)。
ただ、そもそもかなりゆとりある面積設定のブランズとはグロス価格が大きく異なるので競合はほとんどしないのでしょうね。
なお、リリーゼシリーズは天然突板フローリングなどの自然素材を用いた専有部デザインにも特色があるので、高耐震性に加えそういった点にピンと来るか来ないかによって大きく評価が分かれる物件になるのですが、シンプルに駅距離と良好な日照・視界面あってのこの単価はこのご時世なりに現実的なものと言えるでしょう。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
所在地:東京都練馬区中村北3-3-2(地番)
交通:中村橋駅徒歩5分
用途地域:第一種中高層住居専用地域
階建・総戸数:5階建、17戸
大方の記事では”立地”から入るところなのですが、当物件はそれよりも先に述べるべき点があります。
驚いたことに当物件は「耐震等級3」なのです。
読者の方はご存知のようにこの「リリーゼ」シリーズは耐震に力を入れる傾向にあり、一般的な「耐震等級1」の1.25倍の耐力のある「耐震等級2」を採用するのが常だったのですが(中には小規模でも免震を採用したリリーゼ五反田のようなケースもありました)、ここは耐震等級1の1.5倍もの耐力のある「耐震等級3」を実現しているのです。
地盤が軟弱なエリアではないですし(むしろこのエリアは良いところでしょう)、そこまでする必要性は正直あまり感じないのですが、こちらで3,400物件以上取り上げてきた中でも「耐震等級3」は初めてのはずでかなりのレアケースになりますね(データ上は共同住宅のうち1%ちょっと程度の耐震等級3の物件が存在しているようですが、戸建だと比較的耐震等級3を満たしやすいのと同じで小規模のものなど個人が賃貸目的で建てるケースがほとんどと思われます)。
立地に関しては、千川通りから少しだけ南に入った駅近ポジションになります。
駅徒歩5分ながら敷地は第一種中高層住居専用地域内なので利便性と住環境が高いレベルでバランスしており、立地だけでもなかなか面白い物件だと思うのですが、かなりの小規模であることなども考慮しての”高耐震”と言ったところなのでしょうか。
なお、通学区は中村西小学校で徒歩7分ほどの距離感になります。
公式ホームページ

お部屋は66㎡の3LDK、南西角住戸です。南側隣接地も西側道路の向かいも2階建の建物で、少し広域で見ても3階建程度しかないので、この4階住戸からは日照だけでなく視界抜けも望めます。
南や西は同じ一中高であり、敷地次第で当物件ぐらいの高さの建物が立つ可能性はもちろんありますが、日照に関しては妨げられるようなことはないでしょうし、少なくとも現状はかなり魅力のあるポジションですね。
間取りはそのような良好なポジションのわりには小ぶりな印象ではあるものの、駅徒歩5分で単価もそれなりの水準になっていることを考慮しているのでしょう。
近年供給されたリリーゼ光が丘レジデンスやリリーゼ南浦和同様に50~60㎡台が中心となった物件になります。
間取り面での最大のポイントはやはり壁式構造でしょうね。「耐震等級3」を達成しているだけあって全体的に壁がしっかりと施されている印象で開口部に見所はありません。
ただ、”内側”の耐力壁は洋室2と3の境目の一部及び冷蔵庫置場の東側だけなので、将来的なリフォームの際にも大きな障害になることはなさそうですね。
角住戸にしては玄関廊下もコンパクトに出来ているので居室畳数もかなりしっかり目に確保出来ています。
浴室は1418でなく1317と小さめですし、収納も最低限という感じにしたことで居室畳数を大き目に出来ている部分もあるとは思いますが、そこいらへんは好み次第になるでしょう。
坪単価は307万円。先行するブランズ練馬中村北の上層階は坪単価330万円前後の水準でしたので単価はこちらの方が明確に安いと言えます(ブランズの方が中村橋駅から遠い一方で練馬駅は近くなるので単純に最寄駅までの距離で比較出来ないところはありますが、こちらの方が悪いということはないですからね)。
ただ、そもそもかなりゆとりある面積設定のブランズとはグロス価格が大きく異なるので競合はほとんどしないのでしょうね。
なお、リリーゼシリーズは天然突板フローリングなどの自然素材を用いた専有部デザインにも特色があるので、高耐震性に加えそういった点にピンと来るか来ないかによって大きく評価が分かれる物件になるのですが、シンプルに駅距離と良好な日照・視界面あってのこの単価はこのご時世なりに現実的なものと言えるでしょう。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。