リリーゼ練馬中村橋【共用廊下が狭いけど…】1階55㎡4,290万円(坪単価258万円)

続けて、リリーゼ練馬中村橋。

設計はアバントとTAP、施工は田中建設(親会社であり、新日本建設のエクセレントシティシリーズなどと同様で自社グループで施工までを行うスタンス)です。

総戸数17戸の超小規模物件ですので共用部に強調出来る点は少なく、やはり最大のポイントとなるのは「耐震等級3」でしょうね。

以下の間取りの共用廊下側の造りからも分かるように、住戸は全戸西向きで東側に共用廊下という一般的な板状の造りながら、共用廊下の東側にも”耐力壁”が設けられた屈強な構造です。
バルコニー周りもしかりで耐震等級3を実現するために全体で耐震性を高めている様子が窺えますね。

ここまで共用廊下側に「壁」を設けるのであればいっそのこと内廊下にしたらよかったように思うのですが、総戸数17戸という小規模では厳しいですかね。
管理費は262円/㎡ということで現状(外廊下)でもそれなりの水準になっています。

前回のリリーゼ練馬中村橋

公式ホームページ
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お部屋は55㎡の2LDK、西向き中住戸です。道路の向かいはやはり2階建の低層建物になっており、1階でも南西方向からの日照を問題なく得ることが出来ます。

間取りは60㎡台の狭小感のある3LDKとは異なり2LDKとしてはごくごく一般的な大きさのものになります。

そのため壁式構造で内側にもところどころ耐力壁があることを除けば一般的な居室配置になっており、あえて述べるべき点は多くありません。

ただ、少々気になるのはやはり玄関周りの造りでしょうか。共用廊下が狭く、玄関扉を開けると共用廊下の人の通行を思い切り邪魔してしまうレベルです。

耐力壁間の距離(耐震性)などとの兼ね合いもあるのでしょうが、これでは洋室2のプライバシー性にも難がありますし、配慮に欠ける設計と言わざるを得ません。

坪単価は258万円。2階になると286万円であり1階は”パンダ”を意識した設定のようです。
先ほどの小ぶりな3LDKとは異なりこちらは2LDKとしてごくごく一般的な大きさ(つまり2LDKとしてグロス価格はそれなり)なのでグロスでのインパクトはけして大きくはありませんが、駅徒歩5分で日照も得られるポジションになりますので昨今の高騰する相場下においては目に優しい方と言えると思います。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんが、食洗機やクオーツストーンのキッチン天板が備わっています。
また、天然木「オーク材」を使用した突板フローリング(※床暖房はありません)及びキッチン面材、「土」の左官壁などを標準仕様としており、"美しい住まい"をコンセプトに掲げるリリーゼシリーズならではの特徴になります。

管理費は上述のように262円/㎡で、ディスポーザーなしの外廊下ながら超小規模物件なりにやや高めの水準になっています。

なお、駐車場はありません。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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