イニシア和光【大坂ふれあいの森隣接×もりラボ】5階68㎡4,918万円(坪単価238万円)
続けて、イニシア和光。
設計はスタイレックス、施工は大豊建設です。
当物件の最大のポイントとなるのが前回の記事でもちらっと述べた「もりラボ」です。
敷地北西部のひな壇上の標高の高い部分に設けられたこのエリアは、ウエストコートの5階部分と渡り廊下(共用廊下)で結ばれており、いかに敷地内の起伏が大きいものかがお分かりいただけると思います。
「もりラボ」はクラブハウスと共用ガーデンで構成されており、隣接する大坂ふれあいの森との相乗効果も期待出来る共用ガーデン(及び提供公園)の環境面も素晴らしいものがありますが、それ以上に興味深いのがクラブハウスの共用施設でしょう。
クラブハウス内にはキッチンもありパーティルーム的にも使えるのはもちろんのこと、図書コーナー、ボルダリング、登りロープ、ものづくりスペースなど子供が楽しめる施設を設けており、”この地この物件ならでは”と感じることが出来るあたりはイニシアシリーズらしい上手な取り組みでしょうね。
こういった共用施設は小学館BE-PAL及びMAZDA Incredible Labとコラボしたことで実現したものですし、ランドスケープやデザインにおいてもいろ葉デザインやスタイレックスを起用しているので抜け目ないものとなっています。
なお、エントランスは総戸数100戸と考えるとやや小ぶりな印象ではあるものの、間接照明をふんだんに用いた雰囲気の良いものです。
前回のイニシア和光。
公式ホームページ

お部屋はウエストコートの68㎡の3LDK、南東向き中住戸です。南東向き中住戸の中でも前方の川越街道のグラウンドレベルが高くなる敷地西寄りに位置したポジションで、建築基準法上は4階のお部屋になります。
川越街道の向かいはゴルフ練習場なので日照だけでなく視界抜けも良好ではあるものの、ネット越しの眺望にはなりますね。
間取りは70㎡に満たない3LDKで、物件内では下限レベルのものになります。
ただ、柱がほぼ完全にアウトフレーム化されているのは「やさしいシカク」で有名になったイニシアシリーズらしい気の利いた設計ですし、玄関から廊下にかけてのゆとりあるウエルカムホールもやはり魅力的です。
洋室1・2の形の良さからするとそちらをもう少し小さ目にしてLDを重視した方が良かったような印象もあるのですが、収納もかなりしっかりと確保されていますし、トールスライドウォールの開け閉めにより柔軟性のある使い方が可能な洋室3周りの設計も好感が持てますね。
坪単価は238万円。こちらよりはいくらか駅距離がある一方で、都内になるリビオ成増ブライトエアの平均坪単価は約235万円で、当物件の平均はそれと同じぐらいになるようです。
差別化要素に事欠かない特色豊かな物件ですし、プランの効率性も高いことを考えれば違和感はないのですが、前回の記事で書いたように住む方(家族)を選んでしまうところのある物件ですし、総戸数100戸という数を捌くことを考えればもう少し全体的に目に優しい水準であるべきだった印象ではありますね。
設備仕様面は、ファミリータイプのみで総戸数100戸というスケールがありながらディスポーザーがないのは残念です。
食洗機は付いていますが、トイレ手洗いカウンターはありませんし、浴室照明もダウンライトではなくブラケットタイプになっているなど、この単価帯であることを考えると少々寂しいものになっています。
管理費は202円/㎡。総戸数100戸というスケールがありながらのディスポーザーなしの外廊下、さらにエレベーターも1基ですので高く感じます。ただ、共用部(特に、植栽などの外構部分)の管理コストを考えれば仕方ないところではあるでしょうか。
駐車場は全54台で、うち平置は2台のみ、残りの52台が機械式になります。
なお、ファミリータイプのみで構成された物件ですので駐輪場が174台しかない(1戸に2台分あるのが一般的)のはやや疑問です。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
設計はスタイレックス、施工は大豊建設です。
当物件の最大のポイントとなるのが前回の記事でもちらっと述べた「もりラボ」です。
敷地北西部のひな壇上の標高の高い部分に設けられたこのエリアは、ウエストコートの5階部分と渡り廊下(共用廊下)で結ばれており、いかに敷地内の起伏が大きいものかがお分かりいただけると思います。
「もりラボ」はクラブハウスと共用ガーデンで構成されており、隣接する大坂ふれあいの森との相乗効果も期待出来る共用ガーデン(及び提供公園)の環境面も素晴らしいものがありますが、それ以上に興味深いのがクラブハウスの共用施設でしょう。
クラブハウス内にはキッチンもありパーティルーム的にも使えるのはもちろんのこと、図書コーナー、ボルダリング、登りロープ、ものづくりスペースなど子供が楽しめる施設を設けており、”この地この物件ならでは”と感じることが出来るあたりはイニシアシリーズらしい上手な取り組みでしょうね。
こういった共用施設は小学館BE-PAL及びMAZDA Incredible Labとコラボしたことで実現したものですし、ランドスケープやデザインにおいてもいろ葉デザインやスタイレックスを起用しているので抜け目ないものとなっています。
なお、エントランスは総戸数100戸と考えるとやや小ぶりな印象ではあるものの、間接照明をふんだんに用いた雰囲気の良いものです。
前回のイニシア和光。
公式ホームページ

お部屋はウエストコートの68㎡の3LDK、南東向き中住戸です。南東向き中住戸の中でも前方の川越街道のグラウンドレベルが高くなる敷地西寄りに位置したポジションで、建築基準法上は4階のお部屋になります。
川越街道の向かいはゴルフ練習場なので日照だけでなく視界抜けも良好ではあるものの、ネット越しの眺望にはなりますね。
間取りは70㎡に満たない3LDKで、物件内では下限レベルのものになります。
ただ、柱がほぼ完全にアウトフレーム化されているのは「やさしいシカク」で有名になったイニシアシリーズらしい気の利いた設計ですし、玄関から廊下にかけてのゆとりあるウエルカムホールもやはり魅力的です。
洋室1・2の形の良さからするとそちらをもう少し小さ目にしてLDを重視した方が良かったような印象もあるのですが、収納もかなりしっかりと確保されていますし、トールスライドウォールの開け閉めにより柔軟性のある使い方が可能な洋室3周りの設計も好感が持てますね。
坪単価は238万円。こちらよりはいくらか駅距離がある一方で、都内になるリビオ成増ブライトエアの平均坪単価は約235万円で、当物件の平均はそれと同じぐらいになるようです。
差別化要素に事欠かない特色豊かな物件ですし、プランの効率性も高いことを考えれば違和感はないのですが、前回の記事で書いたように住む方(家族)を選んでしまうところのある物件ですし、総戸数100戸という数を捌くことを考えればもう少し全体的に目に優しい水準であるべきだった印象ではありますね。
設備仕様面は、ファミリータイプのみで総戸数100戸というスケールがありながらディスポーザーがないのは残念です。
食洗機は付いていますが、トイレ手洗いカウンターはありませんし、浴室照明もダウンライトではなくブラケットタイプになっているなど、この単価帯であることを考えると少々寂しいものになっています。
管理費は202円/㎡。総戸数100戸というスケールがありながらのディスポーザーなしの外廊下、さらにエレベーターも1基ですので高く感じます。ただ、共用部(特に、植栽などの外構部分)の管理コストを考えれば仕方ないところではあるでしょうか。
駐車場は全54台で、うち平置は2台のみ、残りの52台が機械式になります。
なお、ファミリータイプのみで構成された物件ですので駐輪場が174台しかない(1戸に2台分あるのが一般的)のはやや疑問です。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。