ラ・アトレレジデンス新百合ヶ丘【エントランス周囲の豊かな空間設計】61㎡4,530万円(坪単価247万円)

続けて、ラ・アトレレジデンス新百合ヶ丘。

設計はクレオ、施工は志多組で、完成売りになります。

と言っても竣工は昨年2月なので、販売開始から早1年半以上経過してしまっているわけですが、その間にはコロナによる自粛期間もありましたし、プレシス新百合ヶ丘が約6年ぶりの新百合ヶ丘駅徒歩10分圏内(ここは惜しくも徒歩11分)だったように新百合ヶ丘駅は新築の供給が長い間低調でした。

そのため、新築・築浅に拘りのある方にとっては検討対象にはなりうるでしょうし、むろん完成売りにより実物を見て検討出来るのはメリットになるでしょうね。

当物件は高さ制限の厳しい第一種中高層住居専用地域にある5階建なので総戸数は34戸と少なめですが、敷地面積は1,100㎡超ありけして小さくはありません。

最大の特徴と言えるのが奥行のあるエントランスアプローチからエントランスホールに至るまでの空間設計で、質感のあるマテリアルや壁面緑化などを施したデザイン面も見所があります。

エントランスアプローチは幅も十分ですし、植栽も施された気持ちの良い空間になっているのも好感が持てますね。

前回のラ・アトレレジデンス新百合ヶ丘

公式ホームページ
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お部屋は60㎡超の3LDK、南西向き中住戸です。やはり道路の向かいがサンラフレになるポジションで、視界抜けは得られませんが、日照に関しては低層階でも問題のない第一種中高層住居専用地域らしいポジションになります。

間取りは物件内で最も小さな60㎡台にギリギリ乗せた印象のものになります。

全ての洋室のコーナー部分に柱の食い込みが見られるのは玉に瑕ですが(面積をギリギリまで絞っていることを考えればさらに効率性を高めて欲しかった)、低層建のため柱は細く食い込みによる面積消費は大きくはないでしょう(言わずもがな柱の食い込み部分も専有面積に含まれています)。

先ほどのプラン同様にLD単体では10畳に満たない程度のLDKではあるものの、反面やはり収納は面積帯のわりに豊かであり、収納を重視した設計を心掛けているようですね。

坪単価は247万円。低層階でも日照良好なポジション、また、60㎡ちょっとまで面積を絞っているのでグロス的にはおかしな水準ではないでしょう。

ただ、やはり新百合ヶ丘駅徒歩10分内のプレシスよりも強く、かつ、パークホームズ新百合ヶ丘山手の杜と大差ない単価帯というのは高く感じます。

パークホームズの60㎡ちょっとのプランは3LDKではなく2LDKなので、純粋には被ってはきませんが…。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんし、トイレ手洗いカウンターがないのはちょっと残念ですね。浴室照明もダウンライトではなくブラケットタイプですし単価帯からすると少々物足りない印象です。なお、食洗機は付いています。

管理費は202円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数34戸というスケールでのこの水準ならば違和感はないでしょう。

駐車場は全9台で機械式になります。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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