プライム葉山【宅地と合わせて総開発面積7,500㎡超】76㎡4,440万円(坪単価193万円)
続けて、プライム葉山。
設計はスタイレックス、施工は馬淵建設で、デザイン面もスタイレックスが担当しています。
当物件の大きなポイントの1つになるのがランドプランでしょう。
前回の記事で書いたように宅地(オーシャンコート葉山)を含め開発面積7,500㎡超のスケールとなること自体が魅力の1つですし、そのポジションゆえに敷地内から海岸へ直接アクセスできる動線ももちろん素晴らしいと思います。
ただ、個人的に最も上手いと感じたのはエントランス周りの設計でしょうか。
それだけの敷地面積があろうとも「オーシャンフロントになる部分(敷地西端)は少しでも住戸(つまりは販売対象面積)にしたい」ものですし、エントランスは動線上当然のごとく134号側になるので、普通ならばエントランスからオーシャンビューは難しくなります。
しかしながら、当物件はその敷地形状などの後押しもあり、敷地北東部に設けられたエントランスホール(敷地内に高低差があるため2階にあります)から北西方向に向かって上手いことオーシャンビューが得られる位置関係に出来ており、壁一面の窓ガラスから望むその借景は自住戸からはオーシャンビューにはならない大半のGrandAIRの居住者にとっては特に魅力的なものとなるでしょう。
外観デザインに関してはとりわけ高級感が窺えるわけではありません。ただ、外壁などには質感のあるマテリアル、住戸縦一列ごとにグリッドを際立たせたデザインなどこの価格帯の物件として違和感のないレベルではあるでしょう。
前回のプライム葉山。
公式ホームページ

お部屋はGrandAIR棟の76㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側は同開発エリア内の開発道路の先に10区画の宅地(オーシャンコート葉山として分譲)があり、将来的には視界に影響が出てきますが、日照は申し分ありません。
間取りは先ほどの120㎡とは異なる物件内でも多くを占める一般的な70㎡台の3LDKになります。
一般的な面積帯のプランということで目立つ特徴というほどのものは見当たらないのですが、玄関を北側ではなく東側からのアプローチとしたことによるクランクイン設計は評価出来る点ですし、このアプローチ形状ゆえの窓付の玄関も魅力ですね。
LDの開口部幅も中住戸にしては確保出来ていますし、隣接するリビングインの居室の引き戸がしっかりと開け放つことが出来るようになっているのも良い点でしょう。
坪単価は193万円。上述のように近年どころかそもそも分譲マンションの供給事例すらないエリアですので価格妥当性を論じるのは容易ではありません。
ここから134号を南に向かった横須賀市の秋谷のオーシャンフロントには2018年にデュオヒルズ秋谷が分譲されておりその平均坪単価約290万円という水準がまったく参考にならないわけではありません。
ただ、デュオヒルズはこちらとは異なり全戸オーシャンフロントとなる北西向き(低層階には前建が被るお部屋もありましたが…)でしたし、難しいところではありますね。
こういった珍しい物件は”お値段を付けたもの勝ち”的なところがありますのでオーシャンフロントのGrandSEAのお部屋が高くなるのは当然な反面、GrandAIRは案外目に優しい印象もありますが、AIRはオーシャンフロントではなく単に駅がめちゃくちゃ遠い物件という側面もありニーズは限られてしまいますからね。
設備仕様面は、けしてスケールのある物件ではないのでディスポーザーはありませんが、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、スロップシンクなどは付いています。また、GrandSEAの100㎡超のプランのLDにはビルトインエアコンが搭載されていますね。
管理費は200円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが小規模であることを考えれば悪い水準ではありません。
駐車場は附置率100%の全55台(身障者用含む)ですが、うち6台は機械式であり、全台平置までは実現出来ておりません。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
設計はスタイレックス、施工は馬淵建設で、デザイン面もスタイレックスが担当しています。
当物件の大きなポイントの1つになるのがランドプランでしょう。
前回の記事で書いたように宅地(オーシャンコート葉山)を含め開発面積7,500㎡超のスケールとなること自体が魅力の1つですし、そのポジションゆえに敷地内から海岸へ直接アクセスできる動線ももちろん素晴らしいと思います。
ただ、個人的に最も上手いと感じたのはエントランス周りの設計でしょうか。
それだけの敷地面積があろうとも「オーシャンフロントになる部分(敷地西端)は少しでも住戸(つまりは販売対象面積)にしたい」ものですし、エントランスは動線上当然のごとく134号側になるので、普通ならばエントランスからオーシャンビューは難しくなります。
しかしながら、当物件はその敷地形状などの後押しもあり、敷地北東部に設けられたエントランスホール(敷地内に高低差があるため2階にあります)から北西方向に向かって上手いことオーシャンビューが得られる位置関係に出来ており、壁一面の窓ガラスから望むその借景は自住戸からはオーシャンビューにはならない大半のGrandAIRの居住者にとっては特に魅力的なものとなるでしょう。
外観デザインに関してはとりわけ高級感が窺えるわけではありません。ただ、外壁などには質感のあるマテリアル、住戸縦一列ごとにグリッドを際立たせたデザインなどこの価格帯の物件として違和感のないレベルではあるでしょう。
前回のプライム葉山。
公式ホームページ

お部屋はGrandAIR棟の76㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側は同開発エリア内の開発道路の先に10区画の宅地(オーシャンコート葉山として分譲)があり、将来的には視界に影響が出てきますが、日照は申し分ありません。
間取りは先ほどの120㎡とは異なる物件内でも多くを占める一般的な70㎡台の3LDKになります。
一般的な面積帯のプランということで目立つ特徴というほどのものは見当たらないのですが、玄関を北側ではなく東側からのアプローチとしたことによるクランクイン設計は評価出来る点ですし、このアプローチ形状ゆえの窓付の玄関も魅力ですね。
LDの開口部幅も中住戸にしては確保出来ていますし、隣接するリビングインの居室の引き戸がしっかりと開け放つことが出来るようになっているのも良い点でしょう。
坪単価は193万円。上述のように近年どころかそもそも分譲マンションの供給事例すらないエリアですので価格妥当性を論じるのは容易ではありません。
ここから134号を南に向かった横須賀市の秋谷のオーシャンフロントには2018年にデュオヒルズ秋谷が分譲されておりその平均坪単価約290万円という水準がまったく参考にならないわけではありません。
ただ、デュオヒルズはこちらとは異なり全戸オーシャンフロントとなる北西向き(低層階には前建が被るお部屋もありましたが…)でしたし、難しいところではありますね。
こういった珍しい物件は”お値段を付けたもの勝ち”的なところがありますのでオーシャンフロントのGrandSEAのお部屋が高くなるのは当然な反面、GrandAIRは案外目に優しい印象もありますが、AIRはオーシャンフロントではなく単に駅がめちゃくちゃ遠い物件という側面もありニーズは限られてしまいますからね。
設備仕様面は、けしてスケールのある物件ではないのでディスポーザーはありませんが、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、スロップシンクなどは付いています。また、GrandSEAの100㎡超のプランのLDにはビルトインエアコンが搭載されていますね。
管理費は200円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが小規模であることを考えれば悪い水準ではありません。
駐車場は附置率100%の全55台(身障者用含む)ですが、うち6台は機械式であり、全台平置までは実現出来ておりません。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。