ザ・パークハウス市川二丁目【小学校隣接の住居系地域】6階85㎡8,808万円(坪単価343万円)
ザ・パークハウス市川二丁目。
所在地:千葉県市川市市川2-415-1(地番)
交通:市川駅徒歩7分、国府台駅徒歩8分
用途地域:第一種住居地域
階建・総戸数:6階建、57戸
先日のエクセレントシティ市川マスタリーの記事で言及したように市川2丁目は分譲マンションが少ないエリアなのですが、こちらも同時期に分譲されるということで比較検討されている方は少なくないでしょう。
ただ、エクセレントシティが千葉街道沿いの14階建(大通り沿いで近隣商業地域のため高い建物が可能)であったのに対し、こちらは千葉街道からしっかりと内に入った第一種住居地域の6階建ですので、近いポジションながら物件周囲の雰囲気は大きく異なります。
そのようにマンションの少ないエリアということで近隣(千葉街道の内側)の建物は戸建がほとんどですしかなり落ち着きがあります。
東側~南にかけては市川小学校になるので、子供の声で賑やかな時もあるとは思いますが、徒歩1分の学校に通わせることが出来ますので子育て世代には魅力的、かつ、安心な物件と言えるでしょう。
公式ホームページ

お部屋は85㎡の3LDK、南東角住戸です。当物件は1階が少しグラウンドレベルより沈んだ位置にあるので一般的な6階住戸よりも少しだけ低いポジションです(次記事で詳細)。小学校の校舎の屋上には塔屋があり完全に抜ける感じではないのですが、概ね視界が抜けてくる最上階ポジションで日照はむろん良好ですね。
間取りは物件内で最も大きな面積が確保されたもので4LDKでなく3LDKでのこの面積ですのでこのご時世にしては珍しい類のものになります。
ただ、4LDKに出来ていないのは”効率性”との兼ね合いもあるでしょうね。
廊下の長さや柱の食い込みが少々目立つ設計で、この専有部形状での4LDKはわりとハードルが高いでしょう。
当物件の敷地はかなり歪であり、特にこの南東頂点部はちょっとした凸形状になっているので、北西部に引っ張られた玄関、そして南面の雁行設計がこうした長めの廊下や柱の食い込み(南面がフラットであればバルコニーも隣戸と共有出来、柱をバルコニー内にアウトフレームしやすかった)の原因になっています。
ただ、それでも南面にしっかりとした開口部を確保した二面採光のLDは魅力的なものですし、グロスの嵩みを恐れることなくこうしたしっかりとした面積帯の3LDKを提案できるのはやはり大手デベロッパーゆえでしょうね。
こうしてバルコニーが独立していることでプライバシー性は高まっていますし、外観イメージからお分かりのようにバルコニー周りがかなり凝ったデザインになっているのも評価出来る点になります。
坪単価は343万円。この面積帯でこの単価、さらに4LDKでもないというのは中小デベロッパーならば普通に爆死するレベルです。ブランド力が高く財務安定性も高い大手デベロッパーだからチャレンジできるプラン・価格帯になります。
とは言え、最上階と言っても6階なので凄く魅力的な眺望が望めるかというとそこまでではないですし、小学校側の喧騒もありますのでこの単価は想定していた以上の水準でした。
上述のように効率性の高いプランではないですしグロスで9,000万円近い水準というのはちょっとやり過ぎな印象がありますね。やはりグロスの嵩みをものともしない野村不動産のプラウド市川マークスの最上階は9,000万円台中盤まで行っていたのでブランド力を持ってすれば無茶な水準ではないのでしょうが、もう少し目に優しい水準であって欲しかったですね。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
所在地:千葉県市川市市川2-415-1(地番)
交通:市川駅徒歩7分、国府台駅徒歩8分
用途地域:第一種住居地域
階建・総戸数:6階建、57戸
先日のエクセレントシティ市川マスタリーの記事で言及したように市川2丁目は分譲マンションが少ないエリアなのですが、こちらも同時期に分譲されるということで比較検討されている方は少なくないでしょう。
ただ、エクセレントシティが千葉街道沿いの14階建(大通り沿いで近隣商業地域のため高い建物が可能)であったのに対し、こちらは千葉街道からしっかりと内に入った第一種住居地域の6階建ですので、近いポジションながら物件周囲の雰囲気は大きく異なります。
そのようにマンションの少ないエリアということで近隣(千葉街道の内側)の建物は戸建がほとんどですしかなり落ち着きがあります。
東側~南にかけては市川小学校になるので、子供の声で賑やかな時もあるとは思いますが、徒歩1分の学校に通わせることが出来ますので子育て世代には魅力的、かつ、安心な物件と言えるでしょう。
公式ホームページ

お部屋は85㎡の3LDK、南東角住戸です。当物件は1階が少しグラウンドレベルより沈んだ位置にあるので一般的な6階住戸よりも少しだけ低いポジションです(次記事で詳細)。小学校の校舎の屋上には塔屋があり完全に抜ける感じではないのですが、概ね視界が抜けてくる最上階ポジションで日照はむろん良好ですね。
間取りは物件内で最も大きな面積が確保されたもので4LDKでなく3LDKでのこの面積ですのでこのご時世にしては珍しい類のものになります。
ただ、4LDKに出来ていないのは”効率性”との兼ね合いもあるでしょうね。
廊下の長さや柱の食い込みが少々目立つ設計で、この専有部形状での4LDKはわりとハードルが高いでしょう。
当物件の敷地はかなり歪であり、特にこの南東頂点部はちょっとした凸形状になっているので、北西部に引っ張られた玄関、そして南面の雁行設計がこうした長めの廊下や柱の食い込み(南面がフラットであればバルコニーも隣戸と共有出来、柱をバルコニー内にアウトフレームしやすかった)の原因になっています。
ただ、それでも南面にしっかりとした開口部を確保した二面採光のLDは魅力的なものですし、グロスの嵩みを恐れることなくこうしたしっかりとした面積帯の3LDKを提案できるのはやはり大手デベロッパーゆえでしょうね。
こうしてバルコニーが独立していることでプライバシー性は高まっていますし、外観イメージからお分かりのようにバルコニー周りがかなり凝ったデザインになっているのも評価出来る点になります。
坪単価は343万円。この面積帯でこの単価、さらに4LDKでもないというのは中小デベロッパーならば普通に爆死するレベルです。ブランド力が高く財務安定性も高い大手デベロッパーだからチャレンジできるプラン・価格帯になります。
とは言え、最上階と言っても6階なので凄く魅力的な眺望が望めるかというとそこまでではないですし、小学校側の喧騒もありますのでこの単価は想定していた以上の水準でした。
上述のように効率性の高いプランではないですしグロスで9,000万円近い水準というのはちょっとやり過ぎな印象がありますね。やはりグロスの嵩みをものともしない野村不動産のプラウド市川マークスの最上階は9,000万円台中盤まで行っていたのでブランド力を持ってすれば無茶な水準ではないのでしょうが、もう少し目に優しい水準であって欲しかったですね。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。