ザ・パークハウス所沢プレイス【両面バルコニー×ワイドスパン】6階71㎡4,738万円(坪単価221万円)
続けて、ザ・パークハウス所沢プレイス。
設計は設計工房イー・ディー、施工は川口土木建築工業で直床になります。
高さ制限的に二重床が難しい立地ではないので直床は少々残念ではあるでしょうか。
なお、当物件の最大の特長と言っても過言ではないのが4戸1エレベーターになります。
当物件は1フロア8戸で全戸東向きのお部屋が南北に8戸並んでいるのですが、共用廊下を南北の中央付近で分断しており、その2つの共用廊下にそれぞれ1基ずつエレベーターを配置した形です。
このような52戸あたり1基とするよりも総戸数104戸で2基とした方がエレベーター待ちの時間は平準化され、「運悪くかなり待たされてしまう」といったことが減るのでエレベーターのことを考えると得策ではないものの(定期点検の際も2基あれば片方が使えるが1基ずつだとそうはいかない)、このように共用廊下を分断したことでその”共用廊下がない部分”の中住戸は両面(東側だけでなく西側)にも開口部やバルコニーを設けることが出来るというのがこの設計の肝ですね。
なんかやたら頑張って説明してしまいましたが、こういった設計はそこまで珍しいものではなく、特に三菱地所は近年だけでもザ・パークハウス文京千石一丁目、ザ・パークハウス三鷹レジデンスなどがあり、共用廊下分離型を採用するケースが他社よりも多いですね。
そんな感じで両面バルコニーに出来た中住戸以外はとりわけ恩恵のない設計ではあるのですが、当物件はそもそも南北に長い敷地形状を活かし全戸ワイドスパン設計が採用出来ているのは評価出来る点でしょうね。
また、デザイン面に関しても特色を感じることの出来る物件になります。
デザイン監修はザ・パークハウスでの実績が非常に豊富なインタープランデザインセンターで、総戸数100戸超のそれなりのスケールを活かしたエントランス周りの設えに特に見所があります。
両サイドの植栽が充実したエントランスはアプローチの奥行もしっかりとしたもので、エントランスホールから隣接するクリエイティブラウンジに至る空間的な広がりは総戸数100戸超のスケールあってのものと感じます。
外観に関しても低層部のバルコニー周りに重厚感のある石調タイルを施しておりなかなかいい味を出していると思いますね。
前回のザ・パークハウス所沢プレイス。
公式ホームページ

お部屋は71㎡の3LDK、東向き中住戸です…が、そのように共用廊下を分断したことで西側にもバルコニーを設けることが出来たタイプになります。東側はやはり低層建物が中心なので、視界抜けまで得られるポジションである反面、西側はそう遠くないところに20階建のザ・パークハウス所沢が南北に屏風のように聳えているのでわざわざ両面バルコニーにする必要があったのかというと少々疑問に思ったりもします。
ただ、よくある田の字のように共用廊下側に開口部があるわけではないのでプライバシー面は良好ですし、採光はもちろんのこと日照に関してもそこそこ期待出来そうですね。
間取りはそのように中住戸ながら両面バルコニープランというだけで一般的な田の字プランなどと比べかなり特徴があるのですが、やはりそもそものベースがワンドスパンということでLDK周りの特色も豊かです。
「ワイドスパン×両面バルコニー」ということで開口部の確保に苦労することはないにもかかわらず洋室3が行灯部屋になっているのは正直不可解です。
しかしながら、LDKを北東部に集約させたことでキッチンのバックカウンターをアイランド型にした空間的な広がりを最重視した設計は面白いですし、全体として非常に効率性の高いプランになっているという点にも魅力を感じることが出来ますね。
廊下は限界まで短く(かつ、玄関下足スペースにゆとりがあるのが◎)、柱の食い込みもほとんどない設計で、専有面積以上の使い勝手があるのも明白でしょう。
坪単価は221万円。両面バルコニーではない中住戸と比べるとほんの少しだけ単価が高いものの、ほとんど差はありません(面積差があるのでグロスでは300万円ぐらい差があります)。
行灯部屋があるなどややクセはありながらも、効率性がかなり高いプランにはなりますので、将来的な前建の不確実性をリスクオン出来る方であれば魅力を感じやすい水準なのだと思います。
設備仕様面は、スケールを活かしたディスポーザーに加え、食洗機、そしてトイレ手洗いカウンター、浴室照明はダウンライトと、単価帯からすれば上々ものがそろっています。
管理費は190円/㎡。外廊下ながらディスポーザー付でのものですので総戸数100戸超のスケールメリットが効いていると思います。
駐車場は全42台で機械式になります。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
設計は設計工房イー・ディー、施工は川口土木建築工業で直床になります。
高さ制限的に二重床が難しい立地ではないので直床は少々残念ではあるでしょうか。
なお、当物件の最大の特長と言っても過言ではないのが4戸1エレベーターになります。
当物件は1フロア8戸で全戸東向きのお部屋が南北に8戸並んでいるのですが、共用廊下を南北の中央付近で分断しており、その2つの共用廊下にそれぞれ1基ずつエレベーターを配置した形です。
このような52戸あたり1基とするよりも総戸数104戸で2基とした方がエレベーター待ちの時間は平準化され、「運悪くかなり待たされてしまう」といったことが減るのでエレベーターのことを考えると得策ではないものの(定期点検の際も2基あれば片方が使えるが1基ずつだとそうはいかない)、このように共用廊下を分断したことでその”共用廊下がない部分”の中住戸は両面(東側だけでなく西側)にも開口部やバルコニーを設けることが出来るというのがこの設計の肝ですね。
なんかやたら頑張って説明してしまいましたが、こういった設計はそこまで珍しいものではなく、特に三菱地所は近年だけでもザ・パークハウス文京千石一丁目、ザ・パークハウス三鷹レジデンスなどがあり、共用廊下分離型を採用するケースが他社よりも多いですね。
そんな感じで両面バルコニーに出来た中住戸以外はとりわけ恩恵のない設計ではあるのですが、当物件はそもそも南北に長い敷地形状を活かし全戸ワイドスパン設計が採用出来ているのは評価出来る点でしょうね。
また、デザイン面に関しても特色を感じることの出来る物件になります。
デザイン監修はザ・パークハウスでの実績が非常に豊富なインタープランデザインセンターで、総戸数100戸超のそれなりのスケールを活かしたエントランス周りの設えに特に見所があります。
両サイドの植栽が充実したエントランスはアプローチの奥行もしっかりとしたもので、エントランスホールから隣接するクリエイティブラウンジに至る空間的な広がりは総戸数100戸超のスケールあってのものと感じます。
外観に関しても低層部のバルコニー周りに重厚感のある石調タイルを施しておりなかなかいい味を出していると思いますね。
前回のザ・パークハウス所沢プレイス。
公式ホームページ

お部屋は71㎡の3LDK、東向き中住戸です…が、そのように共用廊下を分断したことで西側にもバルコニーを設けることが出来たタイプになります。東側はやはり低層建物が中心なので、視界抜けまで得られるポジションである反面、西側はそう遠くないところに20階建のザ・パークハウス所沢が南北に屏風のように聳えているのでわざわざ両面バルコニーにする必要があったのかというと少々疑問に思ったりもします。
ただ、よくある田の字のように共用廊下側に開口部があるわけではないのでプライバシー面は良好ですし、採光はもちろんのこと日照に関してもそこそこ期待出来そうですね。
間取りはそのように中住戸ながら両面バルコニープランというだけで一般的な田の字プランなどと比べかなり特徴があるのですが、やはりそもそものベースがワンドスパンということでLDK周りの特色も豊かです。
「ワイドスパン×両面バルコニー」ということで開口部の確保に苦労することはないにもかかわらず洋室3が行灯部屋になっているのは正直不可解です。
しかしながら、LDKを北東部に集約させたことでキッチンのバックカウンターをアイランド型にした空間的な広がりを最重視した設計は面白いですし、全体として非常に効率性の高いプランになっているという点にも魅力を感じることが出来ますね。
廊下は限界まで短く(かつ、玄関下足スペースにゆとりがあるのが◎)、柱の食い込みもほとんどない設計で、専有面積以上の使い勝手があるのも明白でしょう。
坪単価は221万円。両面バルコニーではない中住戸と比べるとほんの少しだけ単価が高いものの、ほとんど差はありません(面積差があるのでグロスでは300万円ぐらい差があります)。
行灯部屋があるなどややクセはありながらも、効率性がかなり高いプランにはなりますので、将来的な前建の不確実性をリスクオン出来る方であれば魅力を感じやすい水準なのだと思います。
設備仕様面は、スケールを活かしたディスポーザーに加え、食洗機、そしてトイレ手洗いカウンター、浴室照明はダウンライトと、単価帯からすれば上々ものがそろっています。
管理費は190円/㎡。外廊下ながらディスポーザー付でのものですので総戸数100戸超のスケールメリットが効いていると思います。
駐車場は全42台で機械式になります。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。