パークホームズ等々力八丁目【駅距離なりの価格だが駐車場駐輪場が…】1階72㎡6,658万円(坪単価307万円)

続けて、パークホームズ等々力八丁目。

設計・施工は不二建設です。
用賀一丁目で分譲中のパークホームズ用賀一丁目の設計・施工は長谷工だったのに対し、こちらは長谷工グループの不二建設になります。
このぐらいの小ぶりな規模に長谷工が起用されるケースは少なくスケール的な理由が強いでしょうか(用賀一丁目ぐらいのスケールがあれば長谷工だったはず)。

こちらはそのように小ぶりな物件なので用賀一丁目のような独立した見映えのするエントランス棟はありません。

ただ、エントランス周りは植栽豊かで、植栽を望むエントランスラウンジを施すなど総戸数40戸のスケールを考えれば悪くないでしょう。

外観に関しても特別な高級感を覚えることはありません。ただ、前回の記事で取り上げた南東角住戸のコーナーサッシがインパクトを与えてくれているのは確かで、周囲には高い建物が少ないこともあり駒沢公園通り沿いからはそこそこ目立つ存在にはなるでしょうね。

前回のパークホームズ等々力八丁目

公式ホームページ
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お部屋は72㎡の3LDK、南向き中住戸です。エントランスフロアにある普通の1階住戸ですが、テラスや専用庭があるわけではなく普通にバルコニータイプのものになります。そのため、道路との離隔は最低限ではあるものの、バルコニーと道路の間には植栽が施されますし、南側道路の向かいは最高高さ10mの一低エリア(某学会の大きな建物ですけど…)というポジションなので日照も問題ありません。

間取りは近年の中住戸としては気持ち大きな面積が確保されており、クランクイン設計の玄関周りなどにも三井不動産らしさを感じることが出来ますね。

クランクインとしたことで玄関前にアルコーブ的なスペースをしっかりと確保出来ていますし、玄関窓も魅力の1つでしょう。

玄関からLDまでの距離が遠くなり廊下が長くなりがちな横長リビングプランですが、このぐらいならば悪くないですし、廊下側とリビング側どちらからも入れるようになった洋室3の2WAY設計も評価出来る点ですね。

坪単価は307万円。「世田谷×パークホームズ」という枠組みで言えばこなれています。前建の圧迫感は薄くなりますが、やはり視界抜けのない3階住戸が坪単価330万円ほどになっていることからも1階(最下階)住戸はそこそこ頑張っているように思います。

ただ、やはり芳しくない交通面が影響を及ぼしているのは確かで、特にこういった低層階住戸はある程度価格で勝負せざるを得ない市況・状況ではあるということでしょう。

なお、地球規模の異常気象で水害が他人事ではなくなり特に1階住戸はそういったリスクと向き合う必要がある中、ここの1階住戸はそういった心配が必要なさそうなのは良い材料だと思います。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンターなどは付いています。

管理費は274円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、小ぶりなスケールゆえに高めです。

駐車場は全13台で身障者用の1台を除いた12台が機械式になります。やはりこの立地ならばもう少し多くして欲しかった印象ですね。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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