調布ザ・ハウス【ツボを押さえた花台付プラン】6階67㎡6,248万円(坪単価310万円)
調布ザ・ハウス。
所在地:東京都調布市調布ヶ丘2-12-1(地番)
交通:布田駅徒歩6分、調布駅徒歩9分
用途地域:準住居地域、第一種中高層住居専用地域、第一種低層住居専用地域
階建・総戸数:8階建、64戸
日鉄興和不動産と三菱地所レジデンスのJVプロジェクトになります。
さしてスケールのある物件ではないにもかかわらずJVになっているあたりにデベロッパーの自信のなさ(?)のようなものを感じてしまったりもするのですが、実際、日鉄興和不動産は先行してリビオレゾンサーズデイ調布(リビタとのJV)を分譲中で、合わせると近いところで結構な数を捌く必要があります。
そもそも、調布駅界隈ではブランズシティ調布、ジオ調布、パークホームズ調布ザ・レジデンス、そしてこの後にはシティハウス調布と、スケールやブランド感のある物件が立て続けに分譲されている状況なので1社でそこそこの数を抱え込んでしまうのは芳しいことではないでしょう(三井とか住友みたいな超大手ならば話は別です)。
立地としては、リビオレゾンよりも調布駅からは離れるもののそれでも徒歩9分ですし、布田駅はより使いやすいポジションになります(3分差ならば結局調布駅を使うことが多い気がしますけど…)。
リビオレゾン同様に甲州街道沿い(ケヤキ並木沿い)のポジションで、駅距離がそこそこにありながらも賑やかなあたりはマンション激戦区の様相を呈する調布駅界隈では芳しい材料とは言えません。
ただ、リビオレゾン同様に甲州街道沿いの間口は短めで、敷地形状がかなり南北に長いものになっていることの効用もあるでしょう。敷地の北側に向かって「準住居地域(最高高さ25m)⇒第一種中高層住居専用地域(最高高さ15m)⇒第一種低層住居専用地域(最高高さ10m)」となっており、北寄りに位置したお部屋は甲州街道の影響を感じることは少ないはずです。
なお、通学区の八雲台小学校は徒歩3分と近く、甲州街道を渡る必要がないという点も良い材料でしょう。
公式ホームページ

お部屋は66㎡の3LDK、南向き中住戸です。甲州街道沿い(ケヤキ並木沿い)の上層階住戸でケヤキはこの階にまで及ぶ立派なものになりますので、緑の深い夏場は甲州街道よりもケヤキの存在感が大きいでしょう(夏場は深い緑で直射を遮り、葉の落ちる冬場は日照を通してくれます)。
間取りは田の字ベースの3LDKで派手さはないながらも多くの工夫が施された興味深いものになります。
読者の方であればご存知の点が多いと思うので簡単に書いていきますが、完全アウトフレーム、連窓サッシ(LD側だけでサッシ3枚分)、ウォールドアなどツボを押さえた好設計です。
扁平梁を用いたことで掃き出し窓のサッシ高は約2.1mと高水準にありますし、その気持ちの良い開口部の先、バルコニーに花台が施されているあたりも気が利いていると思います。
花台は専用庭のある1階住戸やルーバルプランなどを除いた全てのお部屋に備え付けられているのですが、特にこの南向き住戸においてはケヤキ並木との相乗効果を狙っているようでこちらもリビオレゾンサーズデイ調布同様に「毎日が木曜日」を少なからず意識しているようですね。
ちなみに、当物件は半分超が68㎡台、最大でも68㎡台という非常に偏ったプランニングがなされており、中住戸と角住戸、さらに南向きプランと東向きプランにおいても差をほとんど感じることはありません。
リビオレゾンは30㎡台中心(40~60㎡台もあるが、60㎡台はメゾネットなのでこちらとはほとんど競合しない)でしたので、同じ甲州街道沿いでの棲み分けを図った形ですが、70㎡超がないあたりは流石に弱気過ぎる印象ではありますかね。
まぁ、そのようにプランの大半がこのような一般的な専有部形状のやや小ぶりな3LDKであるがゆえにアウトフレーム、豊かな開口部、そして花台と言った”共通したベースとなる部分”で差別化を図っていると思われ、そこは評価出来る点になるわけですけれども。
坪単価は310万円。ルーバルプランや最上階住戸には坪単価330万円ほどのものがありますので、上限水準でこそありません。
ただ、上層階の南向きということで物件内では立派な単価帯で、ブランズシティ、ジオ、パークホームズの中低層階住戸と被ってくる水準にはなるので、なんだかんだ甲州街道沿いであることを考えるともう一声合って欲しかった印象ではありますかね。
完全アウトフレームやハイサッシなどの空間的な豊かさを加味すれば多少単価を控えめに見積もるのが相応ではあるのでしょうが…。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
所在地:東京都調布市調布ヶ丘2-12-1(地番)
交通:布田駅徒歩6分、調布駅徒歩9分
用途地域:準住居地域、第一種中高層住居専用地域、第一種低層住居専用地域
階建・総戸数:8階建、64戸
日鉄興和不動産と三菱地所レジデンスのJVプロジェクトになります。
さしてスケールのある物件ではないにもかかわらずJVになっているあたりにデベロッパーの自信のなさ(?)のようなものを感じてしまったりもするのですが、実際、日鉄興和不動産は先行してリビオレゾンサーズデイ調布(リビタとのJV)を分譲中で、合わせると近いところで結構な数を捌く必要があります。
そもそも、調布駅界隈ではブランズシティ調布、ジオ調布、パークホームズ調布ザ・レジデンス、そしてこの後にはシティハウス調布と、スケールやブランド感のある物件が立て続けに分譲されている状況なので1社でそこそこの数を抱え込んでしまうのは芳しいことではないでしょう(三井とか住友みたいな超大手ならば話は別です)。
立地としては、リビオレゾンよりも調布駅からは離れるもののそれでも徒歩9分ですし、布田駅はより使いやすいポジションになります(3分差ならば結局調布駅を使うことが多い気がしますけど…)。
リビオレゾン同様に甲州街道沿い(ケヤキ並木沿い)のポジションで、駅距離がそこそこにありながらも賑やかなあたりはマンション激戦区の様相を呈する調布駅界隈では芳しい材料とは言えません。
ただ、リビオレゾン同様に甲州街道沿いの間口は短めで、敷地形状がかなり南北に長いものになっていることの効用もあるでしょう。敷地の北側に向かって「準住居地域(最高高さ25m)⇒第一種中高層住居専用地域(最高高さ15m)⇒第一種低層住居専用地域(最高高さ10m)」となっており、北寄りに位置したお部屋は甲州街道の影響を感じることは少ないはずです。
なお、通学区の八雲台小学校は徒歩3分と近く、甲州街道を渡る必要がないという点も良い材料でしょう。
公式ホームページ

お部屋は66㎡の3LDK、南向き中住戸です。甲州街道沿い(ケヤキ並木沿い)の上層階住戸でケヤキはこの階にまで及ぶ立派なものになりますので、緑の深い夏場は甲州街道よりもケヤキの存在感が大きいでしょう(夏場は深い緑で直射を遮り、葉の落ちる冬場は日照を通してくれます)。
間取りは田の字ベースの3LDKで派手さはないながらも多くの工夫が施された興味深いものになります。
読者の方であればご存知の点が多いと思うので簡単に書いていきますが、完全アウトフレーム、連窓サッシ(LD側だけでサッシ3枚分)、ウォールドアなどツボを押さえた好設計です。
扁平梁を用いたことで掃き出し窓のサッシ高は約2.1mと高水準にありますし、その気持ちの良い開口部の先、バルコニーに花台が施されているあたりも気が利いていると思います。
花台は専用庭のある1階住戸やルーバルプランなどを除いた全てのお部屋に備え付けられているのですが、特にこの南向き住戸においてはケヤキ並木との相乗効果を狙っているようでこちらもリビオレゾンサーズデイ調布同様に「毎日が木曜日」を少なからず意識しているようですね。
ちなみに、当物件は半分超が68㎡台、最大でも68㎡台という非常に偏ったプランニングがなされており、中住戸と角住戸、さらに南向きプランと東向きプランにおいても差をほとんど感じることはありません。
リビオレゾンは30㎡台中心(40~60㎡台もあるが、60㎡台はメゾネットなのでこちらとはほとんど競合しない)でしたので、同じ甲州街道沿いでの棲み分けを図った形ですが、70㎡超がないあたりは流石に弱気過ぎる印象ではありますかね。
まぁ、そのようにプランの大半がこのような一般的な専有部形状のやや小ぶりな3LDKであるがゆえにアウトフレーム、豊かな開口部、そして花台と言った”共通したベースとなる部分”で差別化を図っていると思われ、そこは評価出来る点になるわけですけれども。
坪単価は310万円。ルーバルプランや最上階住戸には坪単価330万円ほどのものがありますので、上限水準でこそありません。
ただ、上層階の南向きということで物件内では立派な単価帯で、ブランズシティ、ジオ、パークホームズの中低層階住戸と被ってくる水準にはなるので、なんだかんだ甲州街道沿いであることを考えるともう一声合って欲しかった印象ではありますかね。
完全アウトフレームやハイサッシなどの空間的な豊かさを加味すれば多少単価を控えめに見積もるのが相応ではあるのでしょうが…。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
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