ブランズ神楽坂【もうちょっと分かりやすい高級感があっても…】3階32㎡4,460万円(坪単価465万円)

続けて、ブランズ神楽坂。

設計はNEOデザイン、施工は熊谷組です。

外観は水平ラインを強調したもので、ダークグレーを基調としたシックなカラーリングも悪くはないのですが、こういった立派な価格帯の分譲マンションの中では少々平凡な印象にはなるでしょうか。

周りは神楽坂ハウスやニューフォレストベラージュなど築古物件が多いエリアでこの物件が出来るとそれ相応に目立つとは思うものの、総戸数81戸というそれなりのスケールを有した物件のわりにはエントランス周りもおとなしめな感じで、もっと分かりやすい高級感があって欲しかったですね。

エントランスホール内部のデザインで言うと、カッシーナをインテリアデザインに起用しており傾斜地であることを活かした大理石の階段の設えなどからは個性を感じることが出来ます。ただ、やはりこの価格帯・スケールの物件ということを考えると少々物足りなく感じてしまうところがあります。

前回のブランズ神楽坂

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2020-11-18_18-26-36_No-00.png
お部屋は32㎡の1R、西向き中住戸です。西側は神楽坂ハウスが屏風のように聳えているので圧迫感の強いポジションになります。

間取りはそういったポジションであることを加味したスタジオタイプです。
そのように視界は芳しいものではありませんが、スパンはしっかりと確保し、開口部も上々なので採光上は問題ないでしょうし、2WAYのマルチクローゼットを採用するなどスタジオタイプとしてはかなり特色豊かな仕上がりですね。

マルチクローゼットは衣装収納と靴箱を兼ねており、動線部などを加味すると大きさほど収納力がないのは気になる点ですが…。

坪単価は459万円。視界的に難のあるポジションということで小ぶりな面積帯にしては単価は伸びていません。
ただ、このような面積帯でも1LDKとなることが多い中でのスタジオタイプであり(1LDKとしての潰しが効いていない)、少々クセのあるタイプなので少なからずお値段で勝負せざるを得ないでしょうね。

神楽坂駅前のピアース神楽坂レジデンス(2019年分譲)やピアース神楽坂ヒルズ(2020年分譲中)の低層階(30㎡台)とほとんど差がない水準で、この立地条件やスタジオとなった間取り面からしてもさらに控えめな水準が相応だったように思います。

設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンター(洗面所内にトイレがあるプラン除く)、水回りの天然石天板仕様などそれなりのものにはなっていますが、ビルトインエアコンなどのようなワンランク上の仕様は見当たりません。

管理費は379円/㎡。ディスポーザー付、かつ、内廊下設計ですし、30~40㎡台もわりと存在した総戸数81戸というスケールからすれば違和感はないでしょう。

駐車場は全9台で身障者用を含む2台のみが平置、残りの7台が機械式になります。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

0 Comments



Post a comment