イニシアテラス小竹向原【トイレは洗面所から】2階68㎡7,298万円(坪単価357万円)

続けて、イニシアテラス小竹向原。

設計はg-mute planning、施工は大木建設です。

前回の記事で述べているようにタウンハウス(長屋)ですので、共用エントランスや共用廊下などの”共用の屋内空間”は存在していません。

敷地の入口にはガラス扉のゲートを設けてはいますが、その先はコミュニケーションコリドーという屋外アプローチですし、残念ながら駐車場もありません。

コミュニケーションコリドー沿いは緑を充実させたそれなりの雰囲気ある空間ですし、南傾斜のちょっとしたひな壇上の敷地を活かした高低差のあるランドプランも見る分には楽しいのですが、実際に住んだときのことを考えるとメリットとは言い難いのかなと。

ちなみに、当物件は地上3階地下2階という風変わりな構成ですが、敷地内にそのように起伏があることで全体では5層あるかのような表記になっているだけです。”同一部分の上下方向”は最大でも4層(地上3階地下1階の形※地上1階から地下1階にかけてはメゾネット)で、地下住戸を設けることで4フロア構成にした一低エリアのマンション(ここはマンションじゃないけど…)では珍しくないタイプのものです。

前回のイニシアテラス小竹向原

公式ホームページ
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お部屋は68㎡の3LDK、東向き中住戸です。東側道路の向かいは2階建の戸建になるので視界抜けまではありませんが、窓からの景色は”いわゆる戸建住宅街の2階”そのままという感じになるでしょう。

間取りは先ほどのものよりは大きな3LDKになります。
こちらも狭小3LDKの範疇でそこまでの違いを感じることはありませんが、やはりイニシアらしいきれいな居室形状と効率性があるので3LDKとしてより違和感の少ないプランになっていると思います。

壁式構造のためやはり開口部がかなり地味ですし、狭いバルコニー、そして収納もやや少ない印象ではありますけれどもね。

なお、先ほどのプランもそうでしたが耐力壁がトイレの南側にあるため、トイレが洗面室から入る形になっているのは3LDKとしてはかなり珍しいケースになるでしょう…。

坪単価は357万円。南向きでもなく角住戸でもない平均的なお部屋でもこの単価…。
かなり効率的なプランですので実質坪単価はもう少し控えめに見るべきではあるのでしょうが、階段経由でのアクセス性、開口部やバルコニーの貧弱さなどこの物件特有の至らない部分があることを考えても高いなぁ…と。

管理費は214円/㎡。もちろんディスポーザーはありませんし、エレベーターなどのメンテナンスコストがかかる共用設備がないことを考えると高く感じます。

なお、上述のように駐車場はありません。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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