ヴァースクレイシア文京本郷【駅徒歩3分×収納充実の2LDK】13階63㎡7,580万円(坪単価396万円)

ヴァースクレイシア文京本郷。

所在地:東京都文京区本郷3-102-5他(地番)
交通:本郷三丁目駅徒歩3分、水道橋駅徒歩8分、御茶ノ水駅徒歩9分(東京メトロ。JR線は徒歩10分)
用途地域:商業地域
階建・総戸数:14階建、27戸

多くが20~30㎡台で構成された”クレイシア文京本郷(いわゆる投資マンション)”なのですが、ワンルームマンション規制条例の影響で上層階に60㎡台があるというありがちなケースです。
※プロパティエージェントのこのシリーズは1つのマンションなのにマンション名が”クレイシア”と”ヴァースクレイシア”の2つが用いられており、マンションエントランスにも2つの名称が併記されています。

立地は本郷三丁目駅の南側本郷通り沿いのポジションになります。
大通り沿いなのでいわゆる本郷の住宅街的な雰囲気は皆無ですが、コンパクト住戸にとって2路線駅徒歩3分は申し分のない立地条件ですし、水道橋駅や御茶ノ水駅などJRが徒歩10分圏内で利用出来るあたりもかなり魅力的な点でしょう。

設計はアーキフォルム、施工はスミセキ・コンテックになります。

基本的にはコンパクトな投資マンションですし、スケール的にも小ぶりですので特徴らしい特徴はありません。
エントランス周りはやはりコンパクトでシンプルなのですが、間接照明の使い方が上手ですし、シンプルながらもセンスの良さが窺えるという点では悪くありません。

公式ホームページ
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お部屋は63㎡の2LDK、西・南・北の三方角住戸です。西は本郷通りで、通り沿いには当物件と同じような高さの建物がありますが、本郷通りの向かい西側正面だけでなく南側・北側の隣接建物もこの界隈では高い方ではなく、この上層階住戸(このタイプは9~14階のみにあり、各フロアはこのお部屋1戸だけになります)からはいずれの方角も良好なものと言えます。
特に西方向はわりと先まで高い建物がなく、視界抜けも望める好ポジションになりますね。

間取りは中低層階の30㎡ちょっとの2戸を合わせた大きさで、2LDKとしては大き目のものになります。

居室畳数からは特段のゆとりは感じにくいのですが、やはり50㎡台の2LDKに比べると居室畳数は確保出来ていますし、収納面は明らかに特色がありますね。
2つの大きなウォークインに加えシューズインまで付いているという充実ぶりです。

また、”柱”はちょっとしたサプライズでしょう。
こういったコンパクト投資マンションはバルコニー側ですらほぼほぼ柱が食い込んでいるものなのですが、当プランはほぼほぼアウトフレーム化されており(中低層部の30㎡台もこのプランと同じ感じでアウトフレーム化されている)、非常に短い廊下と相まってかなり高いレベルで効率性を追求出来ています。
※専有面積にメーターボックスがカウントされているのは注意すべき点になります。

三方角住戸は周囲に柱が必要になり、柱が逃がしづらいものですし、このような小規模物件でこういった配慮ある設計になっているのは立派だと思いますね。

バルコニーは奥行がかなり短いですけど…。

坪単価は396万円。近隣では2017年にブリリア本郷レジデンス(平均坪単価約390万円)とアトラス本郷三丁目(平均坪単価約430万円)が供給されています。現在はその時点よりも幾らか相場が上がった状態ですし、そのように非常に効率的なプランであることを考えれば上層階でのこの水準は現実的なお値段設定と感じます。洋室2室がリビングインとなっていることに抵抗のない方ならば専有面積以上の使い勝手が期待出来ますからね。

視界面も良好ですし、ブランド力が皆無であること(もっとスケールのあるものが多いブランド物件には共用面等でもかなわない)が価格面にしっかりと反映されたヴァースクレイシアらしいお値段設定という印象になるでしょうか。

2LDKにしては面積帯が大きいのでそれなりの水準になったグロスの嵩みは気になる点ではありますが、そういったあたりも考慮してのお値段設定と思われます。

設備仕様面は、水回りの天然石天板やトイレ手洗いカウンターがないのも残念ですが、それ以上に床暖房がないのが…。ヴァースクレイシアシリーズは40㎡台などでも結構ありますし、ここは60㎡超、かつ、エリア的にかなり高額な物件になるのであった方が良かったように思いますが、採算的に厳しかったということなのでしょうか。

管理費は278円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、小規模物件ということでそのわりにはやや高めの設定になっています。

なお、駐車場はありません(来客用1台のみ)。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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