グランファーレ本厚木レジェンドスクエア【小規模なのに個性ありまくり】5階61㎡3,857万円(坪単価209万円)
グランファーレ本厚木レジェンドスクエア。
所在地:神奈川県厚木市寿町1-1840-1他(地番)
交通:本厚木駅徒歩6分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:10階建、41戸
デベロッパーの日本グランデは札幌では数々の実績があるのですが、首都圏では名前を聞きませんし、どういった経緯でこの本厚木で分譲することになったのかちょっと不思議です(もう1社売主に名を連ねる土屋ホームも札幌に本社を置いて北海道を中心に事業を行う会社です)。
ただ、このデベロッパーの物件は小規模でもかなり個性があり、それは様々な物件が供給される首都圏においても変わりませんので、求めるもの次第では面白い存在になるはずです。
個性の前にまずは当物件のポジションについて簡単に述べておくと、駅までの道程の大半をあつぎロードギャラリー(地下道)経由で行ける雨の日でも快適なところで、アミューにイオン、そして中央図書館などもアクセスしやすい便利なものです。
しかしながら、非常に似たポジションで1年ほど前から分譲中のプレシス本厚木ソルティエが未だ完売していませんし、本厚木駅界隈は再開発などの影響で大手デベロッパーなどのスケールある物件が次々と分譲されている状況からすると大方のケースでは価格で勝負せざるを得ないものなのですが、全くもってそうはなっていないのが当物件の凄いところ、興味深いところでしょうね。
設計はオーエーシー設計、施工はオープンハウスアーキテクトです。
オーエーシー設計はプレシス練馬ステーションフロントなど一建設の物件での実績が豊富、また、オープンハウスアーキテクトはオープンレジデンシアシリーズなどの知られるオープンハウスグループのゼネコンで普通に首都圏物件らしい組み合わせになります。
デザインに関してはグランファーレシリーズの物件の中でも濃い目のヨーロピアン風で、ヨーロピアンデザインの代表格である大和地所レジデンスのヴェレーナシリーズよりもコテコテな感じなので、かなり好みに左右される物件でしょうね。
そういったデザインに関しても個性的な点の1つではあるのですが、当物件の個性はその程度のものではなく、共用面から専有部にまで幾多の個性が存在しています。
共用面では総戸数41戸という小ぶりなスケールながら屋上にはスカイガーデンがあり、あつぎ鮎まつりの花火の特等席になること自体はそこまで珍しいものではないでしょう。しかしながら、スカイガーデンに隣接したところバーベキュースペースが併設されているというのは非常に珍しい点になります。
また、コンシェルジュサービスが備わっているのもこのスケールでは異例のことです。
グランファーレシリーズではお馴染みのようですが、管理費は212円/㎡というリーズナブルさで、コンシェルジュの人件費を考えると不思議なぐらいの水準ですね。
札幌の物件ではグループ会社のグランコミュニティが管理会社であるのに対し、こちらはアウェイエリアということでグループなどではない太平洋興発に委託する形になっているのは少々気になる点になるでしょうか。
公式ホームページ

お部屋は61㎡の3LDK、南東角住戸です。南側の中央通りの向かいになるエリアは高いものでも3階建程度なので、日照だけでなく視界抜けも得られるでしょう。一方、東側は8階建のマンションなので上層階でないと抜けてはきません。
間取りは60㎡に乗せたに過ぎないプレシスに負けず劣らず狭小感のある3LDKなのですが、玄関前のポーチが凄いですね。
ポーチは17㎡超もある大きなもの、かつ、門扉付のタイプなので結構色んなものを置いてしまいそうです(笑)。
専有面積はそのように小さいものの、柱がほぼ完全にアウトフレーム化された効率性の高いプランですし、3LDKとしても機能するように思います。
LDが角位置(二面採光)にないのが惜しく感じはしますが…。
坪単価は209万円。プレシス本厚木ソルティエ(平均坪単価約175万円)は最上階でも坪単価200万円未満でしたので、そちらが完売していない中での後発ということを考えると随分強気な印象ではあります。
ただ、やはり非常に個性・特色ある物件なのは確かで徹底的な差別化で勝負したいということなのでしょうね。
このような小ぶりな規模でコンシェルジュサービスを導入してのこの管理費水準は首都圏のデベロッパーには真似するのが困難な点ですし…。
また、設備仕様面でも特色があります。
全熱交換型24時間換気の採用は、外気との温度差が大きい札幌を主戦場とするデベロッパーらしい点になるでしょう。炭パワークリーンシステムというのを組み合わせることできれいな空気を室内に取り込むことが出来ますし、当物件の大きな特長の1つに違いありません。
また、小規模ですのでディスポーザーこそありませんが、食洗機、食器棚(キッチンバックカウンター)、トイレ手洗いカウンターなど充実しています。
なお、近年の首都圏物件はシートフローリング、玄関床が天然石調のタイルとなっているのがほとんどですが、ここは天然木フローリングに大理石の玄関床になっています。どちらもメリット・デメリットがあり一概には言えないのですが、少なくとも大理石ならではの高級感はありますね。
駐車場は全21台(身障者用・カーシェア用1台ずつ含む)で、身障者用の1台のみが平置、他は機械式になります。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
所在地:神奈川県厚木市寿町1-1840-1他(地番)
交通:本厚木駅徒歩6分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:10階建、41戸
デベロッパーの日本グランデは札幌では数々の実績があるのですが、首都圏では名前を聞きませんし、どういった経緯でこの本厚木で分譲することになったのかちょっと不思議です(もう1社売主に名を連ねる土屋ホームも札幌に本社を置いて北海道を中心に事業を行う会社です)。
ただ、このデベロッパーの物件は小規模でもかなり個性があり、それは様々な物件が供給される首都圏においても変わりませんので、求めるもの次第では面白い存在になるはずです。
個性の前にまずは当物件のポジションについて簡単に述べておくと、駅までの道程の大半をあつぎロードギャラリー(地下道)経由で行ける雨の日でも快適なところで、アミューにイオン、そして中央図書館などもアクセスしやすい便利なものです。
しかしながら、非常に似たポジションで1年ほど前から分譲中のプレシス本厚木ソルティエが未だ完売していませんし、本厚木駅界隈は再開発などの影響で大手デベロッパーなどのスケールある物件が次々と分譲されている状況からすると大方のケースでは価格で勝負せざるを得ないものなのですが、全くもってそうはなっていないのが当物件の凄いところ、興味深いところでしょうね。
設計はオーエーシー設計、施工はオープンハウスアーキテクトです。
オーエーシー設計はプレシス練馬ステーションフロントなど一建設の物件での実績が豊富、また、オープンハウスアーキテクトはオープンレジデンシアシリーズなどの知られるオープンハウスグループのゼネコンで普通に首都圏物件らしい組み合わせになります。
デザインに関してはグランファーレシリーズの物件の中でも濃い目のヨーロピアン風で、ヨーロピアンデザインの代表格である大和地所レジデンスのヴェレーナシリーズよりもコテコテな感じなので、かなり好みに左右される物件でしょうね。
そういったデザインに関しても個性的な点の1つではあるのですが、当物件の個性はその程度のものではなく、共用面から専有部にまで幾多の個性が存在しています。
共用面では総戸数41戸という小ぶりなスケールながら屋上にはスカイガーデンがあり、あつぎ鮎まつりの花火の特等席になること自体はそこまで珍しいものではないでしょう。しかしながら、スカイガーデンに隣接したところバーベキュースペースが併設されているというのは非常に珍しい点になります。
また、コンシェルジュサービスが備わっているのもこのスケールでは異例のことです。
グランファーレシリーズではお馴染みのようですが、管理費は212円/㎡というリーズナブルさで、コンシェルジュの人件費を考えると不思議なぐらいの水準ですね。
札幌の物件ではグループ会社のグランコミュニティが管理会社であるのに対し、こちらはアウェイエリアということでグループなどではない太平洋興発に委託する形になっているのは少々気になる点になるでしょうか。
公式ホームページ

お部屋は61㎡の3LDK、南東角住戸です。南側の中央通りの向かいになるエリアは高いものでも3階建程度なので、日照だけでなく視界抜けも得られるでしょう。一方、東側は8階建のマンションなので上層階でないと抜けてはきません。
間取りは60㎡に乗せたに過ぎないプレシスに負けず劣らず狭小感のある3LDKなのですが、玄関前のポーチが凄いですね。
ポーチは17㎡超もある大きなもの、かつ、門扉付のタイプなので結構色んなものを置いてしまいそうです(笑)。
専有面積はそのように小さいものの、柱がほぼ完全にアウトフレーム化された効率性の高いプランですし、3LDKとしても機能するように思います。
LDが角位置(二面採光)にないのが惜しく感じはしますが…。
坪単価は209万円。プレシス本厚木ソルティエ(平均坪単価約175万円)は最上階でも坪単価200万円未満でしたので、そちらが完売していない中での後発ということを考えると随分強気な印象ではあります。
ただ、やはり非常に個性・特色ある物件なのは確かで徹底的な差別化で勝負したいということなのでしょうね。
このような小ぶりな規模でコンシェルジュサービスを導入してのこの管理費水準は首都圏のデベロッパーには真似するのが困難な点ですし…。
また、設備仕様面でも特色があります。
全熱交換型24時間換気の採用は、外気との温度差が大きい札幌を主戦場とするデベロッパーらしい点になるでしょう。炭パワークリーンシステムというのを組み合わせることできれいな空気を室内に取り込むことが出来ますし、当物件の大きな特長の1つに違いありません。
また、小規模ですのでディスポーザーこそありませんが、食洗機、食器棚(キッチンバックカウンター)、トイレ手洗いカウンターなど充実しています。
なお、近年の首都圏物件はシートフローリング、玄関床が天然石調のタイルとなっているのがほとんどですが、ここは天然木フローリングに大理石の玄関床になっています。どちらもメリット・デメリットがあり一概には言えないのですが、少なくとも大理石ならではの高級感はありますね。
駐車場は全21台(身障者用・カーシェア用1台ずつ含む)で、身障者用の1台のみが平置、他は機械式になります。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
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