パークホームズ駒沢大学【奥ゆかしいアプローチからのライトコート】2階56㎡7,588万円(坪単価450万円)
続けて、パークホームズ駒沢大学。
設計はアトリエシープ、施工は京王建設で9月竣工済の完成売りになります。
三井物件でアトリエシープが設計に携わるケースだとパークコート南麻布やパークホームズ横浜反町などのように他にデザイナー(デザイン監修)がいることが多いのですが、ここは少なくとも明示はされていません。
昨年のパークホームズ駒沢二丁目には昨今の三井物件のデザイン面でその力を遺憾なく発揮する(現在分譲中のパークタワー勝どきも絶品)ホシノアーキテクツが起用され、一般的なスケールの物件でありながら美しい曲面を描いた個性的な佇まいはそれはそれはとても印象的なものでした。
ここは駒沢二丁目よりもさらに小さな物件になりますし、そういった”世界的デザイナーによる個性”と言えるようなレベルの斬新さこそありません。しかしながら、駅距離が影響しているとは言えお値段は明確にこちらの方が上ということもあってかデザイン面での見所は少なくないですね。
最大の特長は充実した植栽と敷地中央部の大きなライトコートになるでしょう。
約16mの”深さ”あるエントランスアプローチ沿いにはしっかり目に植栽が施されますし、そこからエントランスホール隣接のライトコート(中庭空間)につながる空間設計はなかなか素敵なものです。
エントランスホール内部もそのように外気に触れる空間になるためかエントランスには風除室すらなく、特に冬場などは寒々しい感じではあるものの、この大き目のライトコート空間は上階の共用廊下(外廊下。前回の記事で書いたように最上階だけは内廊下になっています)からも見下ろすことが出来る設計になっており、単なる吹抜ではなくデザイン性も高めたものになっているのは評価出来る点でしょう。
また、外観デザインはとりわけインパクトのあるものでこそないのですが、エントランス側のサビ御影石貼りや45三丁掛けタイルなどの凝ったマテリアルが印象的な物件で、この価格帯の物件としても違和感のないレベルにあると思います。
前回のパークホームズ駒沢大学。
公式ホームページ

お部屋は56㎡の2LDK、北東角住戸です。北側は道路を挟んで戸建(2階建)、東側もマンションの2階建部分が主となる低層階ながら悪くないポジションのお部屋になります。
間取りは物件内では最も小さな面積のものになりますが、2LDKとしてはごくごく一般的な大きさで、玄関廊下をコンパクトに纏めることが出来ているので居室畳数もしっかりとしたものです。LDKで13.8畳なのでLD単体でも10畳以上あるでしょう。
柱の食い込みも少ないプランで、全体的に無駄が少ないながらも洋室がノンリビングインとなった独立性の高い設計に出来ているあたりも良い点でしょうか。
廊下のつきあたり部分(納戸のある部分)に洗面所への動線を設ければ洗面所もノンリビングインに出来たと思うので(納戸は別の場所に調整)、その方が良かったという意見もあるかもしれません。
ただ、LDの入口ドアは意外や意外親子ドアになってしますし、一般的な面積帯ながら特色のある興味深いプランですね。
坪単価は450万円。パークホームズ駒沢二丁目の50㎡台は坪単価300万円台半ばからありましたので、駅近であることを加味しても随分と差が生じたものだと感じます。
ただ、当時の記事に書いたように駒沢二丁目は近年の相場下では魅力を感じる水準でしたので、どちらかと言うとこちらが高いというよりもあちらが安かったという感覚になるでしょうね。
こちらも共用面の工夫豊かな物件ではあるものの、曲面設計のインパクトや内廊下設計(こちらは最上階のみ内廊下)などあちらの方が上回っている部分がありますので、もう少し見やすい価格帯でもおかしくなかったとは思いますが、戸数が少ない駅近物件ですのでこの価格帯でもそう苦労せずに売れるとの算段あってのものでしょう。
設備仕様面は、少戸数でもディスポーザー付、また、食洗機、トイレ手洗いカウンター、フィオレストーンの水回り天板なども備わっており、基本的には駒沢二丁目と同じみたいですね。
こらちの方が大分お値段が上であることを考えるとちょっと残念には思いますけど、とりわけ違和感があるわけではありません。
管理費は327円/㎡。小規模でディスポーザー付ながらも、内廊下は最上階だけですし、管理形態も巡回ということもあってかスケールメリットが得られないわりにはそこまで高くはありません。
駐車場は全7台で身障者用の1台のみが平置、残りの6台が機械式になります。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
設計はアトリエシープ、施工は京王建設で9月竣工済の完成売りになります。
三井物件でアトリエシープが設計に携わるケースだとパークコート南麻布やパークホームズ横浜反町などのように他にデザイナー(デザイン監修)がいることが多いのですが、ここは少なくとも明示はされていません。
昨年のパークホームズ駒沢二丁目には昨今の三井物件のデザイン面でその力を遺憾なく発揮する(現在分譲中のパークタワー勝どきも絶品)ホシノアーキテクツが起用され、一般的なスケールの物件でありながら美しい曲面を描いた個性的な佇まいはそれはそれはとても印象的なものでした。
ここは駒沢二丁目よりもさらに小さな物件になりますし、そういった”世界的デザイナーによる個性”と言えるようなレベルの斬新さこそありません。しかしながら、駅距離が影響しているとは言えお値段は明確にこちらの方が上ということもあってかデザイン面での見所は少なくないですね。
最大の特長は充実した植栽と敷地中央部の大きなライトコートになるでしょう。
約16mの”深さ”あるエントランスアプローチ沿いにはしっかり目に植栽が施されますし、そこからエントランスホール隣接のライトコート(中庭空間)につながる空間設計はなかなか素敵なものです。
エントランスホール内部もそのように外気に触れる空間になるためかエントランスには風除室すらなく、特に冬場などは寒々しい感じではあるものの、この大き目のライトコート空間は上階の共用廊下(外廊下。前回の記事で書いたように最上階だけは内廊下になっています)からも見下ろすことが出来る設計になっており、単なる吹抜ではなくデザイン性も高めたものになっているのは評価出来る点でしょう。
また、外観デザインはとりわけインパクトのあるものでこそないのですが、エントランス側のサビ御影石貼りや45三丁掛けタイルなどの凝ったマテリアルが印象的な物件で、この価格帯の物件としても違和感のないレベルにあると思います。
前回のパークホームズ駒沢大学。
公式ホームページ

お部屋は56㎡の2LDK、北東角住戸です。北側は道路を挟んで戸建(2階建)、東側もマンションの2階建部分が主となる低層階ながら悪くないポジションのお部屋になります。
間取りは物件内では最も小さな面積のものになりますが、2LDKとしてはごくごく一般的な大きさで、玄関廊下をコンパクトに纏めることが出来ているので居室畳数もしっかりとしたものです。LDKで13.8畳なのでLD単体でも10畳以上あるでしょう。
柱の食い込みも少ないプランで、全体的に無駄が少ないながらも洋室がノンリビングインとなった独立性の高い設計に出来ているあたりも良い点でしょうか。
廊下のつきあたり部分(納戸のある部分)に洗面所への動線を設ければ洗面所もノンリビングインに出来たと思うので(納戸は別の場所に調整)、その方が良かったという意見もあるかもしれません。
ただ、LDの入口ドアは意外や意外親子ドアになってしますし、一般的な面積帯ながら特色のある興味深いプランですね。
坪単価は450万円。パークホームズ駒沢二丁目の50㎡台は坪単価300万円台半ばからありましたので、駅近であることを加味しても随分と差が生じたものだと感じます。
ただ、当時の記事に書いたように駒沢二丁目は近年の相場下では魅力を感じる水準でしたので、どちらかと言うとこちらが高いというよりもあちらが安かったという感覚になるでしょうね。
こちらも共用面の工夫豊かな物件ではあるものの、曲面設計のインパクトや内廊下設計(こちらは最上階のみ内廊下)などあちらの方が上回っている部分がありますので、もう少し見やすい価格帯でもおかしくなかったとは思いますが、戸数が少ない駅近物件ですのでこの価格帯でもそう苦労せずに売れるとの算段あってのものでしょう。
設備仕様面は、少戸数でもディスポーザー付、また、食洗機、トイレ手洗いカウンター、フィオレストーンの水回り天板なども備わっており、基本的には駒沢二丁目と同じみたいですね。
こらちの方が大分お値段が上であることを考えるとちょっと残念には思いますけど、とりわけ違和感があるわけではありません。
管理費は327円/㎡。小規模でディスポーザー付ながらも、内廊下は最上階だけですし、管理形態も巡回ということもあってかスケールメリットが得られないわりにはそこまで高くはありません。
駐車場は全7台で身障者用の1台のみが平置、残りの6台が機械式になります。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
関連記事
- 世田谷喜多見ザ・テラス【大半が一低となった6,300㎡超に豊かな緑】2階62㎡6,198万円(坪単価331万円)
- 世田谷喜多見ザ・テラス【落ち着きある「世田谷区」の駅徒歩3分】3階71㎡8,798万円(坪単価407万円)
- パークホームズ駒沢大学【奥ゆかしいアプローチからのライトコート】2階56㎡7,588万円(坪単価450万円)
- パークホームズ駒沢大学【最上階なりの75㎡の2LDK】6階75㎡11,988万円(坪単価527万円)
- ザ・パークハウス経堂レジデンス【派手さはないが価格を抑えて第1期68戸】2階71㎡7,698万円(坪単価359万円)