ザ・パークハウス経堂レジデンス【派手さはないが価格を抑えて第1期68戸】2階71㎡7,698万円(坪単価359万円)
続けて、ザ・パークハウス経堂レジデンス。
設計は現代綜合設計、施工は南海辰村建設です。
施工の南海辰村建設はザ・パークハウスで頻繁に見かけるゼネコンなのですが、一方で現代綜合設計は積水ハウスのグランドメゾンシリーズではわりと起用されるもののザ・パークハウスで見かけたのは初めてかもしれません(先ほど取り上げたプランの設計が納得いかないからいちゃもんを付けているとはではないです。汗)。
また、デザイン監修はザ・パークハウスでの実績が豊富な林国美氏で、前回の記事でもちらっと述べた特殊塗装がデザイン面での最大のポイントになるでしょうか。
別の言い方をすれば”ちょっと特殊な吹付け”であり、分譲マンションでは「タイル貼で高級感を生み出す」のが王道となっている中でのこのデザインは好みの分かれるところでしょう。
ただ、林氏はこの特殊塗装をザ・パークハウス二子玉川ガーデン(2014年分譲)で大々的に使った実績がありますし(二子玉川ほどではないがザ・パークハウス大井町ゼームス坂でも用いていた)、この吹付塗装はいわゆるチープで味気ない一般的な吹付とは異なり淡いグレイッシュな色調の中に仄かな煌めきが込められた見た目に気を使ったもので、タイルに比べて耐久性に優れているなどといった点も特徴の1つになります。
三菱地所のザ・パークハウスにおいては、ザ・パークハウス文京千石一丁目やザ・パークハウス大宮吉敷町などで外壁の一部に石調の吹付けを採用した実績があり、外壁仕上げにおいて他社の先を行っていると感じます。
見た目が上々で将来的な修繕時のコストが抑えられるのであればそれは非常に良いことです(この特殊塗装が可能なところってそれなりにあるのかね???候補先が限られてしまうと不相応に高額な見積もりになることもありうるのでそのあたりは注意すべき点の1つになるでしょう)。
なお、ザ・パークハウス二子玉川ガーデンもしかりで、先ほどのプランの東側壁面などその特殊塗装面が少々単調な印象ではあるのですが、他の部分はバルコニー戸境のマリオンがいいアクセントになっていますし、バルコニーガラス手摺の透明感が相まることで全体的には洗練された雰囲気になっていると感じます。
一方で、エントランス周りはエントランスホールに隣接してラウンジがあるものの、敷地面積3,300㎡超というスケールのわりにはこじんまりとした印象でもうワンパンチあって欲しかったところではありますね。階段を数段上ってアプローチするデザイン面は素敵ですけど…。
前回のザ・パークハウス経堂レジデンス。
公式ホームページ

お部屋は71㎡の3LDK、南向き中住戸です。敷地中ほどに位置した南向き住戸で、南側道路の向かいの7階建のエクレールコート経堂に視界を妨げられるポジションです。ただ、道路を挟んでのものなので日照への影響は少なくて済みそうです。
間取りはオーソドックスな田の字ベースの横長リビングプランなのですが、当物件には60㎡台の3LDKも少なくない中、70㎡に乗っているのは良い材料ですし、共用廊下側の柱がきれいにアウトフレーム化されているのも◎ですね。
これまで書いているように敷地面積・スケールのわりには少々地味な印象の物件ながら、こうした柱のアウトフレームをしっかり行っているあたりには好感が持てます。
縦長リビングプランゆえに廊下は少々長めではあるものの、全体で見れば効率的な方になるでしょう。
また、ウォークインクローゼットはそれほど奥行のないタイプを採用しているので使い勝手が良さそうですね。
坪単価は359万円。前建の影響の強い西向きと比べた場合にはもちろんのこと、緑道沿いの東向きなどよりも幾らか単価の高い設定になっており、日照に重きを置いた価格設定という印象になります。
エクレールコートの存在感は結構あるので物件内の"価格設定のバランス"という点ではやや疑問ではあるものの、経堂駅徒歩9分のこのポジションの南向きがこの単価ならばやはりこのご時世目に優しい方と言えるでしょうね。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンターなどはもちろんそろっていますし、無償セレクトの「キッチンゲート」はザ・パークハウスで初の試みになるとのことです。
小さなお子さんがキッチンに入ってしまうことを防ぐだけならば世に出回っている後付けのもので十分ですが、きれいにキッチン横に収納できる見た目の美しさはこのタイプならではでしょう。
管理費は228円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付ですのでリーズナブルな水準です。総戸数91戸というスケールメリットが効いていると思います。
駐車場は全29台で身障者用・カーシェア用を含む5台が平置、残りの24台が機械式になります。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
設計は現代綜合設計、施工は南海辰村建設です。
施工の南海辰村建設はザ・パークハウスで頻繁に見かけるゼネコンなのですが、一方で現代綜合設計は積水ハウスのグランドメゾンシリーズではわりと起用されるもののザ・パークハウスで見かけたのは初めてかもしれません(先ほど取り上げたプランの設計が納得いかないからいちゃもんを付けているとはではないです。汗)。
また、デザイン監修はザ・パークハウスでの実績が豊富な林国美氏で、前回の記事でもちらっと述べた特殊塗装がデザイン面での最大のポイントになるでしょうか。
別の言い方をすれば”ちょっと特殊な吹付け”であり、分譲マンションでは「タイル貼で高級感を生み出す」のが王道となっている中でのこのデザインは好みの分かれるところでしょう。
ただ、林氏はこの特殊塗装をザ・パークハウス二子玉川ガーデン(2014年分譲)で大々的に使った実績がありますし(二子玉川ほどではないがザ・パークハウス大井町ゼームス坂でも用いていた)、この吹付塗装はいわゆるチープで味気ない一般的な吹付とは異なり淡いグレイッシュな色調の中に仄かな煌めきが込められた見た目に気を使ったもので、タイルに比べて耐久性に優れているなどといった点も特徴の1つになります。
三菱地所のザ・パークハウスにおいては、ザ・パークハウス文京千石一丁目やザ・パークハウス大宮吉敷町などで外壁の一部に石調の吹付けを採用した実績があり、外壁仕上げにおいて他社の先を行っていると感じます。
見た目が上々で将来的な修繕時のコストが抑えられるのであればそれは非常に良いことです(この特殊塗装が可能なところってそれなりにあるのかね???候補先が限られてしまうと不相応に高額な見積もりになることもありうるのでそのあたりは注意すべき点の1つになるでしょう)。
なお、ザ・パークハウス二子玉川ガーデンもしかりで、先ほどのプランの東側壁面などその特殊塗装面が少々単調な印象ではあるのですが、他の部分はバルコニー戸境のマリオンがいいアクセントになっていますし、バルコニーガラス手摺の透明感が相まることで全体的には洗練された雰囲気になっていると感じます。
一方で、エントランス周りはエントランスホールに隣接してラウンジがあるものの、敷地面積3,300㎡超というスケールのわりにはこじんまりとした印象でもうワンパンチあって欲しかったところではありますね。階段を数段上ってアプローチするデザイン面は素敵ですけど…。
前回のザ・パークハウス経堂レジデンス。
公式ホームページ

お部屋は71㎡の3LDK、南向き中住戸です。敷地中ほどに位置した南向き住戸で、南側道路の向かいの7階建のエクレールコート経堂に視界を妨げられるポジションです。ただ、道路を挟んでのものなので日照への影響は少なくて済みそうです。
間取りはオーソドックスな田の字ベースの横長リビングプランなのですが、当物件には60㎡台の3LDKも少なくない中、70㎡に乗っているのは良い材料ですし、共用廊下側の柱がきれいにアウトフレーム化されているのも◎ですね。
これまで書いているように敷地面積・スケールのわりには少々地味な印象の物件ながら、こうした柱のアウトフレームをしっかり行っているあたりには好感が持てます。
縦長リビングプランゆえに廊下は少々長めではあるものの、全体で見れば効率的な方になるでしょう。
また、ウォークインクローゼットはそれほど奥行のないタイプを採用しているので使い勝手が良さそうですね。
坪単価は359万円。前建の影響の強い西向きと比べた場合にはもちろんのこと、緑道沿いの東向きなどよりも幾らか単価の高い設定になっており、日照に重きを置いた価格設定という印象になります。
エクレールコートの存在感は結構あるので物件内の"価格設定のバランス"という点ではやや疑問ではあるものの、経堂駅徒歩9分のこのポジションの南向きがこの単価ならばやはりこのご時世目に優しい方と言えるでしょうね。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンターなどはもちろんそろっていますし、無償セレクトの「キッチンゲート」はザ・パークハウスで初の試みになるとのことです。
小さなお子さんがキッチンに入ってしまうことを防ぐだけならば世に出回っている後付けのもので十分ですが、きれいにキッチン横に収納できる見た目の美しさはこのタイプならではでしょう。
管理費は228円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付ですのでリーズナブルな水準です。総戸数91戸というスケールメリットが効いていると思います。
駐車場は全29台で身障者用・カーシェア用を含む5台が平置、残りの24台が機械式になります。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
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