サンリヤン横浜鶴見ブランシエラ【「横浜」の駅徒歩4分であまりない価格帯】56㎡3,400万円台(予定)(坪単価約200万円)

続けて、サンリヤン横浜鶴見ブランシエラ。

設計・施工はもちろんデベロッパーでもある長谷工です。
ブランシエラシリーズの中には二重床の物件もあるのですが、西日本鉄道のサンリヤン成増アーバンステージサンリヤン北綾瀬同様に直床になるようです。

50~70㎡台で構成された総戸数104戸というそこそこスケール感のある物件で、南西向きのスカイレジデンスと北東向きのステーションレジデンスが背中合わせとなった2棟構成(エキスパンションジョイントで各階がつながっている)になります。

最大の見所はエントランス周りの空間設計でしょうか。
駅側のステーションレジデンス側に設けられたマスターズゲート(エントランス)は木目調軒裏を採用するなどデザインに気を使っている様子が窺えますね。

エントランスホールも白を基調としたセンスの良さが窺える空間で、敷地中央部にシーズンズガーデンというちょっとした緑景を施しているあたりも悪くありません。

一方、50~70㎡台の総戸数104戸でエレベーターが1基というのは少々気になる点になるでしょうか。
エレベーターを利用しない1階住戸がたくさんあるような物件ならば実質的には80~90戸に1基みたいな形になったりもするのですが、当物件の1階住戸は5戸だけなのでギリギリといったところでしょうね。

前回のサンリヤン横浜鶴見ブランシエラ

公式ホームページ
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お部屋は56㎡の2LDK、北東向き中住戸です。北側には11階建のライオンズマンションが屏風のように存在しているので線路の影響はそこまでではないでしょうか。ただ、北東向きのステーションレジデンスの中でも北寄りに位置したお部屋になるので、ライオンズマンションが視界面に与える影響も大きくなっていますし、線路との距離も比較的近いポジションになりますね。

間取りは50㎡台中盤の一般的な大きさの2LDKで、ステーションレジデンスは全戸北東向きで日照がほとんど得られないためか8割方このぐらいの大きさになっています(一方でスカイレジデンスは60~70㎡台のみ)。

一般的な専有部形状ではあるので大きな違和感はないものの、少々奥行(玄関からバルコニーまでの距離)の深いタイプであることが影響しLDの入口付近のデッドスペースが大きくなっているのは気になる点ですね。表記上LDは10畳ですが、隣の4.5畳の洋室2と比べていただくとお分かりのように結構小さくなっています。

共用廊下側の柱も普通に食い込んでいますし、もうちょっと効率性を追求出来ていると良かったのでしょうね。

坪単価は予定価格で約200万円。先ほど取り上げた南角に比べれば大分見やすい水準にはなっていると思います。

近年、花月総持寺駅(旧花月園前駅)や生麦駅界隈での分譲事例はなく、京急鶴見駅前でエクセレントシティ横浜鶴見(平均坪単価約290万円。30~50㎡台のみのため平均単価が高め)、ミオカステーロ横濱鶴見(平均坪単価約245万円)があるぐらいで、駅力の差がそのまま価格差に表れた感じではあるものの、横浜エリアの駅前で200万円水準というのは地味なこのエリアだからこそで、このご予算帯の新築ニーズはわりとあるのではないでしょうか。

設備仕様面は、そこそこのスケールがありながらもディスポーザーはなく、トイレ手洗いカウンターどころか食洗機すらない簡素なものになります。先ほどのような単価帯のお部屋にとってはちょっと寂しい点になるでしょうね。

管理費は175円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下なりにリーズナブルな水準ですが、総戸数100戸超のスケールメリットを考えるともっと安くともおかしくなかった印象ではありますね。

駐車場は全21台で身障者用を含む3台のみが平置、残りの18台が機械式です。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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