ブリリア目黒青葉台【南面良好な地の限られた70㎡台】74㎡12,598万円(坪単価565万円)

ブリリア目黒青葉台。

所在地:東京都目黒区青葉台3-509-13(地番)
交通:池尻大橋駅徒歩8分、中目黒駅徒歩16分、渋谷駅徒歩17分
用途地域:第一種住居地域
階建・総戸数:地上6階地下1階建、41戸(うち地権者住戸4戸)

年初に分譲されたピアース目黒青葉台同様に青葉台3丁目に誕生する物件になります。

菅刈小学校の向かいで菅刈公園がほど近かったピアースほど"住居系地域感"はないものの、隣接地の住友不動産青葉台タワー(ラ・トゥール青葉台)は北側(当物件のプランは南向き中心)なので影響は小さく、南面条件の良好な地です。

246及び首都高、そして山手通りからも1本入っただけで落ち着きは大分違いますし、通り沿いの高い建物がいい感じ喧騒をシャットアウトしてくれますね。南方向は当敷地と同じ第一種住居地域なので当物件と同じような奥行(南北方向)があってようやく当物件と同じような高さの建物が立てられるに過ぎず、現状は2~4階建程度の低層建物で構成された南面的な魅力も高いポジションになります。

ピアースよりは中目黒駅が遠くなる反面、池尻大橋駅が近くなるポジションで、ピアースよりは標高も高いためほぼフラットアプローチとなる池尻大橋駅は使いやすいでしょう。このポジションだと渋谷駅界隈に自転車で通勤される方も多そうですけどもね。

なお、そのように南面条件良好で、落ち着きもまずまずあるのですが、プランは20~50㎡台が大半を占めており、基本的には職住近接を望む単身&ディンクス向けの物件を心掛けているようです。やはり”売りやすさ”を考慮するとコンパクトが無難なのでしょう。

買物関係はクロスエアタワーの下部にあるライフが徒歩3分、さらにドンキホーテも徒歩6分なのでかなり便利ですし、目黒天空庭園、菅刈公園、東山公園など大き目の公園が近隣に多く存在しているあたりもこの立地の魅力になるでしょうね。

公式ホームページ
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お部屋は74㎡の3LDK、南東角住戸です。南東~南方向にかけてわりと広域に渡り2~3階建の低層建物が多くなっており、この上層階住戸からは日照だけでなく視界抜けも得ることが出来ます。
間取りは分譲住戸では3戸しかない70㎡台であり、最上階に1戸だけある77㎡に次ぐ大きなものになります(当プランは4~5階に2戸あります)。

ただ、プランとしては角住戸らしさに欠けるもので、特にLDが寂しい感じに映りますね。
キッチンはL字型で4畳と大きいのでLDKとしてみた場合にはそこそこの広がりが得られはするものの、開口部はサッシ2枚分でしかなく、LDの11畳は入口付近の実質的な廊下部分が食い込んだ形でのものですので74㎡の3LDKとしては少々バランスが悪いように思うのです。

当プランは柱の食い込みこそ少ない感じではありますが、南側(バルコニー側)の柱位置からお分かりのように梁(柱と柱を結ぶライン上の窓際天井部にある)はアウトフレーム化されていませんし、三次元的にも豊かとは言い難いものがあります。

南面条件良好なポジションですしこういったファミリータイプだけでもバルコニーをしっかりとした奥行あるものにして柱・梁をきれいにアウトフレーム化して欲しかったものですね。

坪単価は565万円。ピアースの上層階角住戸と近似しており、驚きはありません。ただ、こちらのプランは上述のように角住戸らしさに欠け、プラン的な魅力がイマイチなので少々強気な印象にはなるでしょうね。

こういった70㎡台は戸数が少なく、ファミリータイプ中心の物件に比べれば単価を伸ばしやすい状況にはあることも影響していると思われます。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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