2020年モモレジ部門①【どれもこれも愛おしさすら感じるレベル】

今年も残り2日になりました。本日は「2020年モモレジ部門」の発表です。

もやっとする方が少なくないであろう部門なので、例年通り説明から(笑)。
基本的に全ての賞が私の独断と偏見で決まっている中、わざわざモモレジ部門を設けているわけですが、この部門は他の部門とは異なり”自身の好みというか気持ち的な部分”を考慮した唯一の部門でして、「必ずしも優れた点と言えなくとも心を奪われるような点があった」「もの凄く突出しているわけではないけれども何か不思議とグッとくるというか、好感が持てる」そんな物件が多くなっています。

やや”抽象的な部門”であることは間違いなく、同様に抽象的なところが少なくないデザイン部門や差別化部門などともリンクしつつも、それに主観を強く考慮した部門という感じですかね。

受賞物件は以下になります。

【金賞】(順不同)
クレヴィア小杉御殿町
パークホームズ浦和常盤十丁目
パークタワー勝どきミッド

【銀賞】(順不同)
リーフィアレジデンス上原
プラウド杉並方南町
ヴェレーナ東武練馬レジデンス
イニシア和光
イニシア板橋桜レジデンス

【銅賞】(順不同)
オーベルグランディオ平井
エステムコート横浜新吉田レジデンス
レーベン八王子マークゲート
プレシス幕張本郷

まずは【金賞】から、クレヴィア小杉御殿町パークホームズ浦和常盤十丁目,、パークタワー勝どきミッド、<の3つなのですが、自由なモモレジ部門ということもあり受賞理由は様々です。

クレヴィアは等々力緑地隣接、パークホームズは常盤小区の良好な住宅街、パークタワー勝どきは駅直結という立地面での魅力もありましたが、最大の受賞理由は他にあります。

まず、クレヴィアは「+HANARE」「100㎡超などの豊かなプランを多くした最上階のフロアプラン(しかもWコア型)」「列柱などが醸し出す重厚なデザイン」と、総戸数47戸とは思えないほど特色ありまくり工夫しまくりな物件でした。

各項目の詳細は個別記事をご覧いただきたいのですが、特に等々力緑地側の借景的な魅力のある最上階に豊かな面積帯のプランを設けただけでなく、「+HANARE(「特定住戸専用のタイプ」と「共用のタイプ」の2種類がある)」を設計したことで全住戸にお住まいの方が等々力緑地の恩恵を受けることが出来るようになっていましたし、主観的な部分を抜きにしても凄い物件でしたね。

パークホームズ浦和常盤十丁目はクレヴィアほどの分かりやすさはなく、受賞理由も「ランドプランの豊かさ」「秀逸なデザイン」「完全アウトフレーム設計」という感じで、その言葉だけでは伝わりづらいかもしれません。

しかしながら、エリア内では高さが出せたことで実現した豊かなエントランス周辺のデザインとランドプランは絶品で、こちらも総戸数46戸というスケールでしかないので、余計に凄みを感じたというのが正直なところになります。

南北に伸びた奥行のある2層吹抜のエントランスホールから望む”常盤の杜”、たまらなく素敵でしたね。

最後のパークタワー勝どきミッドは、販売部門金賞物件という非常に分かりやすい物件で、駅直結の立地に加えホシノアーキテクツによるデザインも素晴らしかったので立地部門やデザイン部門の有力候補でもあったのですが、あえてこのモモレジ部門にしました。

当物件の最大のポイントはコンセプトとして掲げられた"BRIDGE TO THE NEXT"に外ならず、テレワーク時代に対応した豊かな共用空間や下部の商業施設、さらに2面が運河、広場状空地にラグーンを施すことで利便性(賑わい)とリゾート性を両立させています。個別記事で述べたように"眺望的な魅力の高いポジションではないためか湾岸エリアのタワマンとしては一風変わったタイプ"と感じるもので、悩んだ末にこちらの部門にしたという経緯があります。

入居開始は2024年春(予定)で、その間にも目まぐるしく世界は変わっていくことでしょう。2024年に当物件を取り巻く環境がどのようなものになっているのか想像しにくいところではあるのですが、完成が楽しみな物件であることは間違いありません。

【銀賞】【銅賞】については次の記事でどうぞ。

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