ASUKAYAMA RESIDENCE【飛鳥山公園隣接の駅徒歩4分】1階73㎡7,798万円(坪単価351万円)

続けて、ASUKAYAMA RESIDENCE(飛鳥山レジデンス)。

設計・施工は長谷工ですが普通に二重床を採用し、プラウドらしくミライフルも備わっています。

当物件の最大のポイントは、前回の記事で述べたゆとりある「敷地面積約7,400㎡×容積率150%」が実現するランドプランにあります。

緑あふれる広大な飛鳥山公園と隣接しているだけでも凄いことですが、その上、敷地自体もそのようにかなり贅沢に使えており、飛鳥山公園側(西側)に施される風合いある擁壁及びその上部に施される緑も魅力的な物件になります。

当物件は野村、三菱、近鉄、総合地所の4社によるJVにはなりますが、緑豊かなランドプランは主幹事の野村不動産らしい部分ではあるでしょうね。

共用施設としては、敷地南西部に2階建の共用棟(フォレストヴィラ)があり、スタディ&ワークラウンジ、パーティダイニングなどの共用施設の他、子育て支援施設も入居予定になっています。

一方、エントランスは2層吹抜になっておらず、二次元的にも目立った大きさのあるものではありません。これだけの大きさの敷地、そして立派な価格帯の物件であることを考えるともっと"分かりやすい"高級感やインパクトがあって欲しかったところではありますね。

外観に関しては、間取り同様に基本的にはシンプルな感じなのですが、最上階のバルコニーの天井部(軒裏)を木目調にしているあたりは木材を多用した共用棟とリンクする部分でもありますし、この価格帯の物件らしい点の1つではあるでしょう。

前回のASUKAYAMA RESIEDENCE

公式ホームページ
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お部屋はグリーンコートの73㎡の3LDK、西向き中住戸です。やはり飛鳥山公園方向を望むお部屋で、1階住戸にはなりますが、西側道路よりも高い檀上にあり、敷地内の植栽も望める良好なポジションです。南西方向からの日照も得やすいですね。

間取りは専用庭のない1階住戸ですし、先ほどのプラン同様に共用廊下側の柱もアウトフレーム化されていない淡泊な印象の強い田の字プランになります。

サッシ高2.1mの連窓サッシが導入されているとは言え、開口部幅はごくごく普通ですし、先ほどのような高額住戸でないとは言えさらなる特徴があると良かった印象ではありますね。

置配を考慮し、玄関前にアルコーブ的なスペースが設けられてはいるものの、食配ステーション的なものがあった方が良かったですし、こちら側だけでなく洋室2側のアウトフレームも頑張って欲しかったところです。

ウォークスルークローゼットは1つの特徴にはなりますが、やはり収納力は低下しますね。

坪単価は351万円。上述のように一般的な1階住戸とはワケが違う飛鳥山公園のパークフロントポジションですので、この単価ならばニーズは十分にあると思います。

第1期は60戸とこのスケールのプラウドにしてはやや大人しめのスタートという印象ではありましたが、稀有な立地とブランド感を武器にそこそこの数字にはなりましたね。

単調な間取りやとりわけ高級感があるとはいえない共用部の雰囲気は、400万円超のお部屋の検討者にとっては少なからずギャップを感じてしまうところだと思うのですが、このぐらいの単価ならばそれも小さくて済みそうです。

王子駅からの距離で言えば平均坪単価約310万円のガーデンクロス東京王子との単価差は大きいと感じます。ただ、この立地は「飛鳥山公園隣接×西ヶ原駅の徒歩4分」が最大のポイントになるはずで、買物関係に不便を感じない方であれば検討しやすい水準でしょう。

設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンター、水回りの天然石天板仕様など価格帯なりの違和感のないものです。

管理費は243円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザーが付いていることもありそこそこの水準にはなっています。総戸数100戸超のスケールメリットもあるでしょうが、共用棟や植栽の管理コストもかかるでしょうから違和感はないでしょう。

駐車場は42台で身障者用を含む9台が平置、残りの33台が機械式になります。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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