2021年ちょっと気になるマンション【三井不動産レジデンシャル編】

本日は年初恒例の「ちょっと気になるマンション」2021年版をお送りしたいと思います。

例年同様、ホームページが公開され正式に分譲が決まっているものだけでなく、まだ建築計画段階のものなど(賃貸等になってしまう可能性もゼロではない)も合わせて取り上げていきます。

一応は2021年に分譲開始されそうなものを中心に選んではいますが、来年にズレ込む物件もあるでしょうし(完成売りになるとやはりズレ込みます)、そもそも詳細が明らかになっていない物件もある中で「気になった物件」「注目したい物件」を挙げているだけで「=オススメ物件」ではないことご留意下さい。

今回は、三井不動産レジデンシャル編です。

【三井不動産レジデンシャル】(順不同)
パークコート神宮北参道ザ・タワー
パークコート千代田四番町
パークホームズ初台ザ・レジデンス
パークホームズ日本橋本町
パークホームズ日本橋時の鐘通り
パークホームズ登戸

(以下は、建築計画段階のもの)
小石川2丁目計画
小豆沢3丁目計画
六本木5丁目計画
中川1丁目計画

今年の三井は既に正式リリースされているものだけでもかなり豪華なラインナップですね。

まず、パークコート2物件のうちの1つ神宮北参道(昨年の同記事で「千駄ヶ谷4丁目計画」としても取り上げたものの、昨年中に販売開始には至りませんでした)は、明治神宮、代々木公園、新宿御苑、明治神宮外苑の緑を見渡す圧倒的な眺望とパークコート青山ザ・タワーを彷彿させる”ぐにょぐにょな外観(凄く褒めているつもりです。笑)”にワクワクさせられずにはいられません。

また、もう1つのパークコート千代田四番町もデータのある1996年以降番町エリアの民間分譲マンションでは最大となる敷地面積4,500㎡超のスケール感を有し、エリア内では珍しいほどの充実した共用空間(3つの森と7つのラウンジ)を実現したスペシャルなものになります。

それだけでも十分に特別な物件ながら、さらに当物件は驚いたことに温泉を供給する仕組みが設けられており、共用施設(ゲストルーム・プライベートスパ)だけでなく一部の住戸(オプション対応)は自宅でも温泉が利用できるとのことで、かなり型破りな物件ですね。

自宅浴槽で温泉に入れるマンションとしては、アップルタワー東京キャナルコート(他にもアパのものがいくつか)がありますが、他だとロイヤルパークスタワー南千住やパークアクシス柏の葉などの共用施設としての温泉になりますし、温泉(パークコートは使用直前まで65度で循環。ご利用後は廃棄)は維持管理費が馬鹿にならないので、このレベルの高額物件との組み合わせでこそ活きる面もあると思います(温泉施設はわりと短期間でも温泉成分により見た目が悪化するものなので、見てくれを良いもの清潔感のあるものに保つにはかなりコストがかかり普通ではなかなか難しい)。

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この風呂いいわぁ…。

ってか、なぜに「パークマンション」でないんだろね…。近年の三井は頑なに感じるほどにパークマンションを避けている気が…。

残りの物件はこれら2つに比べるとインパクトでは劣るものの、いずれもなかなか特長的な立地条件で、特に日本橋本町4丁目の2つのパークホームズはスペシャルに感じますね。昭和通りを越えてすぐのポジションで、新日本橋駅の駅前、三越前駅が徒歩10分圏内になる「総戸数100戸超×2」というのはそうそうお目にかかれるものではありません。

そして、建築計画段階の4件も立地がなかなかに魅力的です。

小石川2丁目計画は春日通り沿い、南側に礫川公園を望む特等席、小豆沢3丁目計画は志村三丁目駅からほど近いトーハツ跡地で、北方向に大規模な小豆沢公園が広がるパークフロント的なポジション、六本木5丁目計画は鳥居坂沿いで、以前は三井のグランディオーソクラブがあったところですね。
六本木は延床面積約6,800㎡で総戸数25戸ということなので住戸部分の面積を4,500㎡程度と想定すると戸あたり180㎡というとんでもないものになることが予想されるのです。

最後の中川1丁目計画は、中川駅前のパレット跡地でスケール的に大きくないのですが、設計・施工が三井住友建設ということもあり少々気になっています。このスケール(6階建・延床面積5,700㎡超)だと難しいかもしれませんが、三井住友建設ならではの特殊な構法が用いられる可能性も…。

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