ヴェレーナシティ西新井【テレワークニーズに対応した共用施設】1階66㎡3,998万円(坪単価201万円)

続けて、ヴェレーナシティ西新井。

設計は建築計画、施工は長谷工、そしてデザイン監修はヴェレーナシリーズお馴染みのインターデザインです。

ヴェレーナ(大和地所レジデンス)×長谷工はそれほど見かけないのですが、ここはそこそこのスケール感のある板状マンション(長谷工の主力と言っても過言ではない)ということでやはりコスト面で長谷工を起用するメリットが大きいのでしょうね(特命受注の可能性もあるんかな?)。床も二重床ではなく直床になっています。

デザインはそのインターデザインによるユーロスタイルで、ひと頃よりもユーロデザインへの拘りが薄くなってきていると感じる近年の大和地所物件の中ではユーロ色が強い方になるでしょうか。

ただ、角住戸周りに多用されたダイレクトサッシ、エントランスゲートに施された横に伸びたライン上の間接照明などからはモダンさも窺えますね。

また、共用施設としてはテレワークニーズに応えるコワーキングラウンジとブースがそれぞれ3つ、さらに、キッズ&パーティールームやオーナーズテラスなど、1つ1つは大きくはないながらも多彩なものがそろっており総戸数118戸というスケールを考えれば頑張っている方でしょう。

前回のヴェレーナシティ西新井

公式ホームページ
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お部屋は66㎡の3LDK、西向き中住戸です。当物件は西向きの棟と南向きの棟のL字配棟で、当プランは西向きの棟の南端に位置しているので西から南西方向にかけて南向きの棟の被りがあります。
そのため、他の西向き住戸に比べると南西方向からの日照が得にくくはあるものの、かなり奥行のあるプライベートガーデン(+オープンエアリビング)があり、その南西~西方向は戸建エリアになっているのでそちらに関して言えば日照はかなり良好になってくると思います。

間取りは60㎡台中盤の3LDKですのでここ数年のトレンド通りの小ぶりなものです。
ただ、25㎡超の専用庭と10㎡超のオープンエアリビングがありますので、使い勝手も空間的な広がりも一般的な60㎡台と同列に扱うべきではないでしょう。

特にオープンエアリビングから専用庭にかけてかなり奥行がありますし、そこに向かって連窓サッシが採用されているので空間的な広がりはかなり期待出来ます。

洋室3の引き戸はかなりきれいに開け放てるタイプになっているので一体利用することで非常に豊かな空間になることでしょう。

また、共用廊下側の柱の食い込みは目立つものの、2WAYのビッグウォークインクローゼットなど収納面での魅力もあるお部屋になります。

坪単価は201万円。同タイプの4階住戸(むろん専用庭などのない普通のバルコニータイプですが、バルコニーの奥行は2.5m)が186万円ということで、結構違和感のあるお値段設定ではあるのですが、どうやら4階住戸の方が”パンダ”を意識したものになるようで、こちらのお部屋がとりわけ強めということはないようですね(こちらが物件内で強めなのではなく、4階住戸が弱めということ)。

やはり先ほどのお部屋同様で、駅距離に加え総戸数118戸というそれなりの数を捌かねばならないことを考えるともう少し全体的に控えめな水準が無難だったように感じはするものの、大きな違和感はありません。

設備仕様面は、総戸数118戸のスケールがありながらディスポーザーがないのはやはり残念です。
しかしながら、それ以外のところで言うと、食洗機、ミストサウナ、水回りの天然石天板仕様(フィオレストーンとのセレクト)、活水器アグアクリーンなどが備わっており、特にこの単価帯での天然石仕様は珍しくヴェレーナシリーズらしい点になります。

管理費は197円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですので、総戸数118戸のスケールメリットを考えるともっと安くできていてもおかしくなかった印象ではありますね。スケール以上に充実した共用施設が影響しているところもあるでしょうか。

駐車場は全48台で身障者用の1台を除いた47台が機械式になります。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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