プラウド浦安【細長さと凹凸がたまらん?】4階35㎡3,948万円(坪単価369万円)

プラウド浦安。

昨秋の第1期の際に既にガッツリ取り上げてはいるのですが、第1期では分譲対象外だった30㎡台のコンパクトタイプがその後出てきているので、再度取り上げることにしました。

普通ならばその程度ではわざわざ取り上げません。ただ、ここはなんてったって間取りがアレなんで(笑)。

ここの30㎡台は全て6階以下にあり、「7階以上では70㎡ほどの3LDKになっているものを2つに割った形」になります。70㎡ほどの3LDKは以前取り上げたようにごくごく一般的なスパンの田の字3LDKですので、それを2つに割るということはどういうことか分かりますよね…。

前回までのプラウド浦安

公式ホームページ
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お部屋は35㎡の1LDK、南向き中住戸です。西棟(近隣商業地域側の15階建)の下層に位置しており、南方向もやはり近隣商業地域になるので視界は妨げられますが、日照は得られるポジションですね。

肝心の間取りは、見る分には面白くとも検討する立場だとなかなかハードです。
一目見ただけで思い出してしまうのがプラウド千代和淡路町で話題になった”うなぎプラン(私のせいだと思いますけど)”で、かなり酷似しています。

隣戸との戸境がジグザグしていることからお分かりのように”残り半分”の隣戸は洋室が内側(バルコニーに面していない行灯部屋)になるので、まだこちらのプランの方がマシな印象ではあるものの、この面積帯ながらかなり長い廊下、そしてそもそもの専有部全体の細長さに加え、エレベーターまで食い込んだ凸凹感は普通ではなかなか見ることの出来ない代物でしょう。

30~40㎡ほどの細長いプランは投資マンションなどでは非常によく見かけるもので、その場合、LDK(もしくはDK)を内側にした「玄関⇒廊下⇒LDK(DK)⇒洋室」というLDに窓のない設計になることが多いです。
そういった観点から言うとこの細長さでもLDに窓を設けようという気概が感じられるわけでそれ自体は評価すべき点ではあるのですが、やはりこのスパンではそれに伴う弊害(廊下が長くなるなど)も大きいですね。

LDの入口付近にも事実上の廊下部分がかなり大きく混入していますし、使い勝手は一般的な30㎡台前半の1LDKと同等以下でしょう。

洋室の壁面収納は無償でセレクト出来るようになっており、空間を有効活用する取り組みがなされているのは好感の持てる点ですが…。

坪単価は369万円。ファミリータイプの低層階よりも15%程度高くなっており、ファミリータイプなどに比べ建築コストが割高(専有面積は小さくとも水回りなどの設備仕様はほぼ大差ないコストがかかるため)になるコンパクト住戸とは言え、足元を見た水準という印象にはなるでしょうか。

ただ、やはりこの立地は浦安駅界隈では特別ですし、15階建でもランドマーク性の高い物件にはなりますので、違和感まではないでしょうね。

この単価帯にするのであれば尚更、もうちょっと”普通のプラン”であって欲しかったとは思いますけれども…。

設備面で言うとファミリータイプ同様にディスポーザーが付いているのは良い点ですが、トイレ手洗いカウンターはないですね。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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