プラウド北浦和【アプローチウォールで仕切られた豊かな南面設計】2階69㎡5,288万円(坪単価254万円)

続けて、プラウド北浦和。

設計はGA建築設計社、施工は木内建設です。

敷地面積は1,000㎡ちょっとということでごくごく一般的なものです。しかしながら、前回の記事で書いたように、ドミノリスクが抑えられる南東角地というのはやはり大きな魅力ですし、その上、南側隣地との離隔を図ることを念頭に敷地北寄りに建物を配棟しているあたりも魅力的な点になります。

北側隣地への配慮する必要性の薄い商業地域内の物件ですので北寄りの配棟となること自体はけして珍しいものではないのですが、当物件はそれにとどまらず、敷地南側の空地部分に豊かなエントランスアプローチを施しているのも評価出来る点になるでしょう(建物と道路の位置関係からすれば東側の旧中山道沿いから入るエントランスアプローチでもおかしくなかった)。

同じく敷地南側に設けられた駐車場との間はアプローチウォールで仕切られているので旧中山道沿いからのエントランス周りの景観も良いものになっており、そういった細やかさにも好感が持てますね。

前回のプラウド北浦和

公式ホームページ
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お部屋は69㎡の3LDK、南向き中住戸です。低層階なので視界抜けは得られませんが、南側は当物件の駐車場ですし、南側道路の向かいもほぼコインパーキングという感じですので、少なくとも現状においては良好なポジションです。
駅近の好立地ですので将来的には日照への影響が出てくる可能性が高いのだとは思いますが…。

間取りは70㎡に満たない小ぶりな3LDKで、近年の田の字中住戸としてオーソドックスな面積帯と言えるでしょう。

やや小ぶりではあるものの、共用廊下側の柱がしっかりとアウトフレーム化され、かつ、玄関前にゆとりのアルコーブスペースのあるプランなので先ほどのプラン同様に専有面積以上の使い勝手があるでしょうね。

LDに設けられたファミリーシェアスペースという「+α空間」も時代に即したもので、それを後押ししていると思います。

連窓サッシのサッシ幅にはやや物足りなさを感じたりもするのですが、洋室3には大きく開け放つことの出来るウォールドアが採用されており、空間的な広がりも十分に得られることでしょう。

坪単価は254万円。価格はやはりブリリア北浦和パークホームズ浦和常盤ステーションプレミアパークホームズ浦和常盤コンフォートプレミアの低層階に近似した水準で、南面良好ゆえにブリリアよりは優位性を感じる反面、やはり常盤小学区のパークホームズと比べるとやや強めな印象にはなるでしょうか。

当物件は南面接道及び北寄りに建物を寄せた”南面への配慮”が最大のポイントであり、その点を重視する方にとっては魅力的な物件なのですが、低層階だとこのレベルの離隔が図れていても将来的に日照が妨げられてしまう可能性はけして小さなものではないですからね。

設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンターは付いていますし、浴室照明もダウンライトということで単価なりのものと言えるでしょう。

管理費は220円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですのでやや高めの印象にはなりますが、スケールの大きな物件ではないので違和感のある水準ではありません。

駐車場は全16台で、内訳は機械式9台、平置7台になります。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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