2021年ちょっと気になるマンション【その他デベロッパー編①)

本日は「ちょっと気になるマンション」2021年版で、その他デベロッパー編①です。
2021年ちょっと気になるマンション

建築計画段階のものも合わせるとかなり多くなってしまったので、2回に分けてお送りしようと思います。
今回は東京建物、伊藤忠、日鉄興和、旭化成、大和ハウスあたりの物件から選びました。

※例年同様、ホームページが公開され正式に分譲が決まっているものだけでなく、まだ建築計画段階のものなど(賃貸等になってしまう可能性もゼロではない)も合わせて取り上げていきます。一応は2021年に分譲開始されそうなものを中心に選んではいますが、来年にズレ込む物件もあるでしょうし(完成売りになるとやはりズレ込みます)、そもそも詳細が明らかになっていない物件もある中で「気になった物件」「注目したい物件」を挙げているだけで「=オススメ物件」ではないことご留意下さい。

ブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘ブルーミングレジデンス
クレヴィア両国国技館通り
クレヴィア渋谷富ヶ谷

(以下は、建築計画段階のもの)
石神井公園団地マンション建替事業(東京建物、旭化成など)
池袋3丁目計画(東京建物)
羽沢横浜国大駅前A地区(日鉄興和)
十条駅西口地区再開発(組合。日鉄興和)
王子5丁目計画(大和ハウスなど)
南青山4丁目計画(大和ハウス)
世田谷区船橋計画(旭化成、大和ハウスなど)
井草4丁目計画(小田急、大和ハウス)※記事を書いた年初の時点ではまだリリースされていなかったのですが、その後リーフィアレジデンス杉並井草森公園としてリリースされてました…。

1つ目のブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘は、33階建520戸という大規模物件で昨年からかなり広告もうたれていたのでご存知の方も多いことでしょう。多摩川リバーフロントポジションが最大の売りになるであろう物件で、33階建というのは多摩川リバーフロントのマンションの中では最高層ではないでしょうか。二子玉川ライズタワー&レジデンスも実質リバーフロントのようなものではありますが、厳密には一区画挟んでいるわけで、貴重な物件であることは間違いありません。
多摩川は北方向になるので多摩川ビューと日照が両立しにくいのがちょっと残念ではあるものの、ある程度両立する角住戸などはかなり魅力的ですよね。
その川沿いポジションを考慮し電気室を2階に設置するなど水害対策への配慮もなされていますし、超高層ZEH-M事業である点などでも注目出来る物件です。

クレヴィアの2つはスケール的には大きなものではないながらも立地とデザインが両立した興味深い物件です。
クレヴィア両国国技館通りは約10年ぶりとなる国技館通り沿いの分譲マンションで、両国駅徒歩2分という駅近ポジション以上に外観に圧倒される物件ですね。
風合い豊かな外壁をベースに、最上階に木調の大庇とガラスウォールを配置した外観は絶品で、その最上階ガラスウォール部分に隅田川の水景も望めるスカイラウンジと+HANAREコモン(スタディブース)を設けた共用面での工夫という点でも注目に値するでしょう。

クレヴィア渋谷富ヶ谷は山手通りから少しだけですが内に入っており、富ヶ谷公園のパークサイドという特色ある立地、そしてデザイン面では風合いある素材を用いた柱壁とルーバーが生み出すレトロさも窺えるデザインが素敵な物件です。バルコニーの外側だけでなく内側まで同様の風合いある素材が用いられているあたりも素晴らしいですね。
間取りは結構アレですけど…

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80㎡超の角住戸、かつ、パークフロントポジションなのにLDの開口部がこれってどうなの?笑

次の建築計画段階のものはわりとたくさんあるのでコメントは簡潔に一部だけにさせていただきます。
石神井公園団地はご存知の方も多いであろう敷地面積42,000㎡超9棟総戸数490戸の大型団地で、建替えにより8棟総戸数844戸のマンションに生まれ変わる超大規模プロジェクトになります。
当然のように設計・施工は長谷工ですし、7~8階建の板状フォルムになるようですのでマンションオタクがときめくような物件にはならない可能性が高いのですが、東京建物に加え建替え事業をお手の物とする旭化成不動産レジデンスも参画していますし、様々な工夫が盛り込まれることに期待したいですね。

他にも注目物件が多めでどれをコメントしようか迷うのですが、羽沢横浜国大駅前A地区はなかなか面白そうですね。
23階建総戸数357戸のそこそこスケール感のあるもので、相鉄・JR直通線の運行に伴い一昨年に開業したばかりの新駅の駅前開発です。現状はコンビニすらない寂しい駅前なのですが、複合開発になるこの地区の再開発によって駅力は少なからずアップするでしょうし、一般の方への認知度も上がるでしょうね。日鉄興和は十条駅西口地区の再開発も控えていますし、2021年はこれまで以上に存在感を放つ可能性があります。

最後に挙げた井草4丁目計画(リーフィアレジデンス杉並井草森公園)は延床面積10,000㎡ほどですし、アドレスだけでは分かりづらいかもしれません。しかしながら、敷地面積は6,500㎡超とかなり大きく、南面に井草森公園が広がるパークフロントというスペシャルな物件なのです。

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