フレンシア築地【分譲そのままのハイグレード賃貸】3階40㎡199,000円(坪賃料16,352円)

フレンシア築地。
こちらも【賃貸版】です。

所在地:東京都中央区築地6-12-1
交通:築地駅徒歩5分、新富町駅徒歩9分、東銀座駅徒歩11分、銀座駅徒歩15分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:12階建、41戸
築年:2020年

こちらは元レジデンシャル築地です。
分譲間際で一棟売りされ、完成まもないこのタイミングで賃貸として世に出てきました。
「フレンシア」は相互住宅のブランドですので相互住宅が取得したのでしょうか。

レジデンシャル築地の当時の記事に書いているように築地市場跡地の再開発機運の高まりにより、近年このエリアでは次々と分譲マンションが供給されたのですが、オーベルアーバンツも一棟売り(オーパスレジデンス銀座イーストになりました)されてしましたし、これら以外のプレミスト東銀座築地イニシア築地レジデンスアトラス築地も未だ分譲中ということでこれだけの将来性のあるエリアであっても価格とのミスマッチを感じている方が多いのが現実のようですね。

当物件は分譲時の記事で書いたように小規模ながら2層吹抜のスケール感のあるエントランスを設けるなどライバル物件豊富、かつ、高額物件なりの仕上がりになっているので、近年のコストダウンが激しい賃貸マンションの中ではかなりグレード感のあるものになっているのは大きなポイントでしょうね。

公式ホームページ
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お部屋は40㎡の1LDK、北東向き中住戸です。低層階なので視界抜けは得られませんが、道路の向かいの前建は5~6階建とこの界隈では低めなので悪いポジションではありません。

間取りとしては、物件内では最も小さなもので、あえて分譲時に取り上げたものと同じものを取り上げてみました(笑)。

当時の記事で書いたように、このような面積帯でこのレベルのワイドスパンが実現するのは囲まれ感の薄い三方角地であることが多分に影響しており、柱の食い込みこそあれど40㎡程度の1LDKとして理想的なものになりますね。

2WAYの洗面所設計で回遊動線も生まれており、分譲賃貸問わずこのようなプランは非常に珍しいものです。

なお、収納率10.7%(このプラン)と物件自体が収納面に力を入れたものになるのですが、その反面、浴室が1216になっているあたりは残念な点になります。

坪賃料は16,352円。上層階同プランは1割ほど高い水準で、魅力的な眺望が得られるポジションではありませんので、上下の単価差はわりとある方だと思います。

なお、低層階の分譲時の予定価格は5,200~5,300万円というところでしたので、この賃料で表面利回りを計算すると約4.5~4.6%になります。近年の都心部では4%ちょっとが多く、低層階(一般的に中上層階よりは利回りが高くなることが多い)なりにやや高めといったところでしょうか。

むろん一棟売り時の単価はもっとディスカウントされていたはずですので、新築として利回り的にも魅力あるものだったということなのでしょうね。

設備仕様面は、基本的に分譲時そのままでかなりグレード感のあるものです。
少戸数のためディスポーザーはないのですが、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、水回りの天然石天板仕様(キッチン天板は一般的なものよりも奥行のあるもの)、タイル貼の廊下・洗面室・トイレ床、そしてLDに加え主寝室にまで床暖房があります。

駐車場は身障者用を含む全4台でいずれも平置になります。

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