ディームス横濱青木町【横浜駅徒歩8分×神奈川駅徒歩2分の元分譲マンション】8階71㎡264,000円(坪賃料12,301円)

ディームス横濱青木町。【賃貸版】になります。

所在地:神奈川県横浜市神奈川区青木町4-4(地番)
交通:神奈川駅徒歩2分、横浜駅徒歩8分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:10階建、60戸
築年:2020年

2017年に分譲されたセルアージュ横濱カレイドに近いポジションで、第一京浜や首都高などの存在感の強いポジションではあるものの、横浜駅徒歩10分圏内という点はやはり魅力的な点でしょう。

当物件は50~70㎡台で構成されたそこそこのスケール感のある60戸で当初はプレシス横浜Ⅱとして分譲される予定のものでした。昨今は横浜駅周りの再開発の進行と共に横浜駅徒歩10分圏内の物件が増えてきていると感じますが、駅前が賑わっているがゆえに住宅として魅力的な立地の物件は少なく、かつ、このあたりのマンションの多くが第一京浜沿いや首都高沿いとなる中、当物件は第一京浜から少しだけ内に入ったポジション(前建が低いので南向きは実質第一京浜沿いのような形ではあります)ということを考えれば”分譲”としてのニーズも十分にあったと思います。
ただ、おおよそ6,000~8,000万円の60戸を捌くのはプレシス(一建設)のブランディングからするとハードルが高かったということでしょうか…。

ディームス方南町ディームス渋谷本町などは住友不動産が分譲予定だったものが賃貸に流れたケースですし、このディームスシリーズの特徴の1つにファミリータイプでの賃貸運用を厭わないというのがあるでしょうね。

横浜駅徒歩8分はかなり近い方ですし、同時に神奈川駅が徒歩2分というあたりも結構な特徴にはなってくるので、分譲であってもコンパクトの方がニーズがあった(売りやすかった)印象もなくはないのですが、そのスケール感も後押しし私の中でちょっと印象に残る物件になりました。

設計は光和設計、施工は三木組です。プレシスお馴染みの組み合わせです。
譲渡のタイミングは定かではないものの、床暖房、水回りの天然石天板仕様、トイレ手洗いカウンターなども搭載されており共用部から専有部に至るまで”プレシスそのまま”という感じですね。

また、デザイン面は”一般的なプレシス以上”のかなり良い出来です。
ガラス手摺とシックなトーンのタイルで構成された外観はシャープで垢抜けた印象、また、間接照明の優しい光が出迎えてくれるエントランス周りも素敵ですね。

木目調の設えでプレシスシリーズではあまり見ない拘りを感じるエントランスホール(ラウンジ)は総戸数60戸なりのスケール感もありますし、自身の都合とは言えプレシスでなくなってしまったのは”勿体ない”とすら感じますね。
プレシスを代表する物件の1つになったのではないでしょうか。

公式ホームページ
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お部屋は71㎡の3LDK+S、南西角住戸です。西側は隣接建物を越えるか超えないかぐらいの高さですが、南側は第一京浜の向かいまで低層建物になりますので日照的には申し分のないポジションです(”分譲”としては南側が将来的に塞がれる可能性が小さくない、というのがネックにはなったでしょうね)。

間取りは物件内で最も大きなもので、3LDKではなく4LDK(3LDK+S)になっているあたりがプレシスですね。

このような”とかく利便性”というような地で4LDKを提案しているのは正直違和感があるでしょう。
ただ、引き戸の開け閉めで3LDKとしても使えるタイプにはなりますし、洋室3の引き戸は物入の前に扉を収納できるようにしていますし、分譲マンションらしい細やかな設計にも好感が持てますね。

専有部形状自体がかなり奥行のあるものになってしまっていて、キッチンが縦(南北)になってしまっているのは少々残念な点でしょうか。横(東西)にはめ込んだオープンキッチンの方が視界が抜けてやはり気持ちがいいですよね。

坪賃料は12,301円。ナビューレ横浜タワーレジデンスなどの東口のタワマンなど一部の特殊な物件を除くと30万円前後の賃料帯での借り手が限られてしまうエリア(25万円ほどまでであれば大企業に勤めるディンクスニーズが豊富だが、それ以上になると自営などのプチ富裕層ニーズが大半になる)ということもあってか単価は伸びていません。

設備仕様面は、上述のようにいわゆるプレシスの分譲仕様で賃貸としてはかなりグレード感があります。

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