プレシス横浜中央【東海道沿いに大きなタイプ】3階56㎡5,230万円(坪単価311万円)

プレシス横浜中央。

所在地:神奈川県横浜市西区中央1-185-1他(地番)
交通:戸部駅徒歩3分、平沼橋駅徒歩6分、高島町駅徒歩8分、横浜駅徒歩15分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:11階建、30戸

先日のデュオステージ横浜中央の記事で言及したように、横浜駅が徒歩圏となる東海道沿いでの供給が重なっており、そのうちの1つがこちら一建設のプレシスになります。

デュオステージよりも横浜駅寄りになることに加え、戸部駅が徒歩3分となるポジションで交通利便性はかなり高いですね。

横浜駅からは東海道を越える必要があり、信号待ちの時間も考慮すべきではありますが、”東海道の南側”のポジションなので南向き住戸は東海道に背を向ける形になりますし、東海道の内側になる南方向には第六種高度地区(最高高さ20m。東海道沿いの当物件の敷地は第七種高度地区で最高高さ31m)が広がっているので、上層階からは半永久的に視界抜けが得られるという魅力もあります。

小規模、かつ、交通便が魅力の物件ということもあり30~50㎡台の構成にはなりますが、50㎡台は一応ファミリータイプ(3LDK)で、まいばすけっとが徒歩3分、通学区の西前小学校が徒歩5分となるなどファミリーにとっても住みやすいエリアになるでしょうね。

公式ホームページ
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お部屋は56㎡の3LDK、西角住戸です。北西は東海道なのでお世辞にも静かな環境とは言えませんが、南西方向は3階建などの低層建物が多くなっているので、こういった低層階でも日照は得られます。
ただ、南西方向は当敷地同様の東海道沿いの商業地域(第七種高度地区)ですので、将来的に当物件と同じような高さの建物になっても何ら不思議ではないというリスクがあることに注意が必要にはなります。

また、当プランは物件内で最も大きく、かつ、唯一のファミリータイプ(3LDK)であり、東海道に背を向け、かつ、将来的な前建リスクも低い南東向きにこういったプランを配置するのが無難だった気はしますよね。

プラン的にはプレシスの十八番となる狭小3LDKで、この面積帯で3LDKにするために玄関廊下を限界までコンパクトにすることを心掛けたものになります。

このような小さな面積帯ならば北東側の柱のアウトフレームももう少し頑張って欲しかったところではあるものの、LDKは12.7畳確保出来ており、一応ファミリータイプとして機能するのだとは思います。

ただ、収納はやはり少ないですし、全室リビングインとなった洋室はいずれも引き戸が完全に開け放てるウォールドアのような仕様になっていないのも残念ですね。

洋室2もしくは3がLDと一体利用しやすい形になっていると良かったでしょうね。

坪単価は311万円。横浜駅徒歩10分圏内になるシティテラス横浜オープンレジデンシア横浜台町、オープンレジデンシア横浜などのファミリータイプに比べればもちろん控えめな水準ですし、プレシスならではの狭小3LDKですので、あくまで3LDKとして考えるのであればグロスでの競合はありません。

ただ、例えばシティテラス横浜の50㎡台(2LDK)と比べた場合、1割程度しか差がないですし、当プランは物件内でも東海道の影響が強いポジションになることを考えるとインパクトに欠けてしまう印象ですね。

シティテラス横浜だけでなくオープンレジデンシア横浜も線路の影響が強いポジションであり、ファミリータイプだと余計に微妙な印象があるのも確かです。ただ、そうであるからこそこの物件は内側(低層住宅街)に向かってファミリータイプを施すことでもっと魅力を高めることが出来たはずで、そういった意味では若干のチグハグさを感じてしまうところがあります。

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