ヴェレーナ保谷【共用部・専有部共に特色あり】2階70㎡4,300万円(坪単価203万円)

続けて、ヴェレーナ保谷。

設計はオンズデコ、施工は馬淵建設、そしてデザイン監修はヴェレーナお馴染みインターデザインになります。

ヴェレーナグランではないので定番のユーロ調になりますが、当物件は前回の記事で書いたようにヴェレーナシリーズの中でもダイレクトサッシに重きを置いた設計で、ガラス面によるモダンさが際立っているので全体的にユーロ色は強い方ではないですね。ヴェレーナシリーズの中では万人受けのするものだと思います。

エントランス周りには石積みに加え、ウッド調の素材も用いられており、そういったあたりからもユーロ色が強くないと感じますし、この単価帯の物件の中では高級感も窺えます。

また、ランドプランにも特色を感じる物件ですね。
総戸数60戸という数字からはスケールを感じにくいとは思いますが、敷地面積は3,000㎡弱ありかなり大きいです(容積率約150%の制限を受けたエリアなので敷地面積のわりに大きな建物にはならない)。

その豊かな空地を活かし敷地中央にはアクアパティオというプライベートガーデンを設けることが出来ており、水の流れこそないものの(砂利敷で水の流れをイメージしたデザイン)、エントランスホール(アクアパティオ側に開かれた空間で外気に触れる屋外空間)からの一連の空間設計は総戸数60戸のスケール以上の広がりを感じるものですね。

前回のヴェレーナ保谷

公式ホームページ
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お部屋は70㎡の3LDK、南西角住戸です。当物件は東棟(東向き)・南棟(南向き)・西棟(西向き)の3棟構成になっているのですが、当プランは西端の南端に位置し、南側には南棟があるため至近距離で視界を妨げられます。

ただ、3棟はいわゆるコの字配棟ではなく、東棟と西棟は南方向にいくらか傾けて配棟されており、南西方向からの日照が得やすくなっているのは良いですね。南西方向は接道してはいないものの、2階建の戸建なので、この階でも日照に影響はありません。

間取りはやはり田の字ベースのもので、角住戸とは言え南面が塞がれたポジションゆえに地味なものにはなります。

ただ、洋室3の引き戸設計やビッグウォークインクローゼットなどは評価出来る点ですし、西面バルコニー沿いに設けられた幅広の連窓サッシも平均以上の豊かさを感じることが出来るでしょう。

坪単価は203万円。ヴェレーナシリーズの売りの1つである1階住戸のオープンエアリビングプランは、2階住戸よりも強めの水準になっているので、こちらの水準が物件内での下限になります。

やはりアンヴィーネ保谷の下限(70㎡台)よりもやや高めの水準で駅距離を考えるともう少し…という思いはあるものの、このグロス帯のファミリータイプならばエリア的にもニーズは十分にあるはずですし、この単価帯で以下のような設備が採用されるケースは少ないのでとりわけ違和感を覚えることはないですね。

設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、食洗機、ミストサウナ、天然石の水回り天板、また、70㎡台後半のお部屋にはトイレ手洗いカウンターが付くなどこの単価帯の物件では多くない好仕様です。

管理費は203円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、けして大きいとは言えない60戸のスケールを考えればまずまずの水準と言えるでしょう。

駐車場は全27台で身障者用を含む10台が平置、残りの17台が機械式になります。

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