アーデルディア西横浜【こちらも東海道沿い】10階48㎡4,898万円(坪単価338万円)

アーデルディア西横浜。

所在地:神奈川県横浜市西区浜松町17-1他(地番)
交通:西横浜駅徒歩3分、戸部駅徒歩12分、保土ヶ谷駅徒歩17分、横浜駅徒歩23分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:10階建、63戸

敷地は東海道沿いで、横浜駅方向からだと浜松町の交差点を越えた先になります。同じく東海道沿いで浜松町の交差点の手前で分譲中のデュオステージ横浜中央の記事で言及したように、横浜駅徒歩15分前後のエリアでは供給が連続する状況ですので、当物件は横浜駅に主眼を置いてしまうと少々弱くは感じます。

ただ、西横浜駅徒歩5分のクリオ西横浜ブライトマークスと同様、少々距離があってもフラットアプローチにはなるので、自転車などを使えば苦のない距離感ですし、当物件は東海道を渡ることのない駅徒歩3分というあたりもやはり魅力でしょうね。

当物件はクリオのような"内側"の落ち着きあるポジションではないものの、駅前×東海道沿いということでこのような30~40㎡台がフィットしていると思いますし、まいばすけっとが徒歩3分、ハナマサが徒歩4分など買物関係も良好です。

ちなみに、アーデル自体はフォーユーのお馴染みのブランドなのですが、こちらの「アーデルディア」は始めてになると思います。コンパクトブランドという位置づけかどうかは定かではないものの、これまでの通常のアーデルシリーズはファミリータイプが中心でしたのでちょっと珍しいアーデルであることは確かですね。

公式ホームページ
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お部屋は48㎡の2LDK、南東角住戸です。南側は東海道ですので賑やかなポジションになります。ただ、だからこそ向かいの前建まで約35mもの離隔が図れていますし、東側隣地も平地の駐車場になっているのでこの最上階住戸からは視界抜けも得られますね(東海道沿いは高さ限度31mなので、当物件と同じような高さのマンションが少なくないが、全部が全部そのような建物なわけではありません)。

間取りは50㎡に満たない小ぶりな2LDKになりますが、先日のプレシス横浜中央には43㎡の2LDKがありましたし、昨年末の税制改正による住宅ローン控除の拡充で40㎡(登記面積での話)を超える程度の小さな2LDKが今後さらに増えてくることが予想されるので、いずれはこの程度では"小ぶり"とは言わない時代が来る可能性もあります(一方、コロナ禍で広めのお部屋を求める方が増えているのも事実なので、立地やコンセプトによりけりではあるでしょう)。

居室配置は2LDKとして一般的なものです。
ただ、唯一接道している南面間口に出来るだけ多くの住戸を設けることを意図したためか、やや細長いプラン形状になっているのは気になる点の1つですね。

一見廊下は短めなのですが、LDの入口付近に実質的な廊下部分がかなり大き目に混入しており、隣の3.5畳の洋室を比べていただくとお分かりのように純粋なLD単体だと結構小さくなってしまっています。

ただ、48㎡の2LDKである以上、1室1室にゆとりを求めるのは難しいことですし、洋室2の引き戸がかなりきれいに開け放てるようになっているあたりは評価出来る点でしょうね。広々1LDKとしても気軽に使うことが出来る柔軟性があります。

専有面積のわりに収納がかなり充実したプランでもありますので、居室の大きさよりも収納を重視したい方に向いているプランでしょうね。

坪単価は338万円。低層階でも310万円台ということで、上下の単価差は小さくなっています。
低層階でも日照良好、かつ、上層階でもとりわけ魅力的な眺望が得られるような立地ではないので、単価差自体に違和感はないでしょう。

ただ、横浜駅はさらに遠くとも最寄駅までの距離が近いことが影響したのかデュオステージ横浜中央よりも高い設定で、駅徒歩3分とは言え東海道沿い、かつ、西横浜駅エリア(横浜駅から結構離れたエリア)ということを考えるとちょっと高く感じますよね。

クリオ西横浜ブライトマークスは30㎡台のコンパクトまで設けられていた物件で、ファミリータイプに比べれば流石に単価はやや強めの設定ではあったものの、坪単価260万円台~でした。
"ファミリータイプとコンパクトタイプが共存した物件においてコンパクトタイプの単価がファミリータイプに引きずられ思っていたほど伸びないケース"は往々にしてありますし、クリオは鉄塔ビューの影響もあるとは思いますが…。

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