ファインスクェア多摩センター【収納充実、中住戸でも豊かな開口部】2階65㎡4,130万円(坪単価209万円)

続けて、ファインスクェア多摩センター。

設計はクレオ、施工は白石建設です。

総戸数26戸の小規模な物件になりますのでとりわけ目立つ部分は見当たりません。
エントランス周りにスケール感を生み出すのは容易ではないですし、ファインスクェアシリーズ(新日本住建)自体デザインにとりわけ力を入れる傾向にはないですからね。

ただ、高岸公園側に開かれた全戸南向きになるためか、公園側から目立つ南面のデザインに少なからず気を使っている様子が窺えるのは悪くないでしょう。
バルコニー境にはブラウンを基調としたタイル仕上げのアクセントウォールが設けられているので全体が締まって見えます。

前回のファインスクェア多摩センター

公式ホームページ
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お部屋は65㎡の3LDK、南向き中住戸です。低層階なので高岸公園の木々の影響で視界抜けという感じにはならないものの、やはり良好なポジションになります。

間取りは全戸3LDKとなった物件の中で最も面積の小さなものです。そのため、居室畳数は小さめではあるものの、収納面はこちらも出色ですね。

2WAYの巨大なファミリークローゼットに加え大き目のウォークインクローゼットまであり、65㎡の3LDKではなかなかお目にかかれないレベルのものです。

洋室2の引き戸はきれいに開け放つことが出来るので、LDK+洋室2とすることで空間的な広がりも得られますし、LD単体での豊かな開口部も素晴らしいですね。
このような一般的なスパンのプランとしてこのレベルの開口部幅を確保出来ているのは稀なことです。

坪単価は209万円。先ほどの角住戸よりも高く、グロスの嵩まないコンパクトな3LDKということで単価はやや強めです。昨年北口側で分譲された駅徒歩3分のミオカステーロ多摩センター(平均坪単価約220万円)の低層階と大差ない水準で、環境面の差はあれど駅距離が大きく異なることを考えるともう少し頑張って欲しかった印象にはなります。
2017年の駅徒歩15分(松が谷駅は徒歩8分)のレーベン多摩センターBEAUTの平均は約170万円という水準に過ぎなかったですし…。

当プランは、柱の食い込みも少ない効率的なものですので単価を幾らか割り引いて考えるべきだとは思いますが…。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはなく、水回りの天然石天板仕様もありませんが、価格帯からすれば食洗機に加えトイレ手洗いカウンターも付いているのは良い点ですね。
共用部に全戸分の宅配ボックスを完備しているのも大きなポイントの1つになるでしょう。

管理費は194円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数26戸の小規模物件であることを考えればリーズナブルな印象です。

駐車場は全10台で、内訳は平置2台、機械式8台になります。

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