ブリシア横浜【横浜駅徒歩12分×2駅徒歩3分】2階63㎡5,998万円(坪単価317万円)

ブリシア横浜。

所在地:神奈川県横浜市西区戸部本町22-7他(地番)
交通:高島町駅徒歩3分、戸部駅徒歩3分、平沼橋駅徒歩8分、新高島駅徒歩11分、横浜駅徒歩12分、みなとみらい駅徒歩15分、桜木町駅徒歩16分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:11階建、30戸(地権者住戸3戸含む)

最近、立て続けに分譲されている東海道沿いのマンションの1つになります。
ブリスの小規模物件ということでこちらも物件自体のインパクトには欠けてしまうのですが、2駅2路線が徒歩3分、さらに、横浜駅も徒歩12分ということで、このエリア(東海道沿い)のマンションの中では上位の利便性を有しています。

プレシス横浜中央同様に東海道の南側(敷地北側が東海道に面している)になりますので、横浜駅側からは東海道を越える必要があるものの、東海道の内側になる南側のエリアは比較的低層の建物で構成されているので中層階以上で日照・視界良好という点も魅力の1つになるでしょう(※)。
※プレシスのある側は東海道の内側が近隣商業地域になっており、東海道沿いの商業地域よりも高さ制限が厳しかったのに対し、こちら側のエリアは東海道の内側までが当敷地同様の商業地域で高さ制限も同様の31mなのである程度の大きさの土地だと当物件と同じような高さのマンションなどになる可能性が高いという点は注意が必要です。

買物関係は横浜駅界隈まで行けばなんでもそろうのはもちろんのこと、小倉青果店が徒歩1分、24時間営業のまいばすけっとが徒歩4分など高いレベルにあります。

また、通学区は戸部小学校で徒歩8分の距離感なので悪くないでしょう。

設計はクレオ、施工は大旺新洋です。
こちらもプレシス横浜中央同様にギリギリで二重床のようですね…。プレシスの記事で書いたように31m制限エリアの11階建だと直床になるのが普通だと思っていたのですが、共用階(1階)の階高を最低限にし、主要階の床スラブ厚を180mmとすれば難しいことではないのですね。

むろん天井高も低くはなりますが、フロア数を増やすことで条件の良いお部屋を増やせることに違いはないですし、二重床への拘りを感じるという意味でも悪くはないでしょう。

外観やエントランス周りのデザインは特筆すべきレベルにはありませんが、小規模なブリシアシリーズであれば既定路線ですし、このシリーズらしく屋上の設計に特徴があるのも良い点でしょう。

ブリシアシリーズのスカイテラスというと最上階住戸に”専用”のスカイテラス付というのが近年の定番でしたが、当物件は共用のスカイテラスという形になっており、住人皆が利用出来ます。みなとみらいエリアなどで行われる花火も楽しめそうですね。

公式ホームページ
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お部屋は63㎡の2LDK+S、南東角住戸です。南側は細い道路ですが接道しており、道路の向かいに2~3階建という形なので、現状は低層階でも日照が得られるポジションになります。ただ、上述のように将来的に変わってしまうリスクがあることには注意が必要でしょう。

間取りは60㎡ちょっとということで実質3LDKとしてはやはり小ぶりなものにはなるものの、ブリシアの3LDKは60㎡ちょうどぐらいのものが多いのでむしろこの63㎡はちょっと意外でしたね。

当物件は最低がこのプランの約63㎡ですし、最上階には85㎡まであるというブリシアシリーズとしてはなかなか珍しいケースと言えます。67㎡は基本プランが4LDKということでやはりこのシリーズらしい狭小設計であることに違いはありませんが、利便性の高いポジションながら安易に面積を絞ったりしていない(このシリーズにしては)あたりは好感が持てますね。

とは言え63㎡は実質3LDKとしては小さいのですが、廊下が短めなので効率性はまずまずですし、収納がわりと充実しているあたりも悪くないでしょう。

一方、角住戸ながらLDの開口部が貧弱な点、バルコニーも奥行の短いものとなってしまっているあたりは残念な点になるでしょう。

坪単価は317万円。プレシスの低層階(方角的にこちらよりも東海道の影響が強いお部屋)と大差のない水準で、横浜駅までの距離感や2駅2路線が徒歩3分となる点などを考慮するとこのご時世にしてはまずまずでしょうか。

上層階は360万円ほどの水準で、視界抜けが望めない低層階なりにしっかりとした単価差も設けられている印象ですね。

ただ、ブランド感やスケール感に欠けてしまう物件ですし、ブリシアシリーズは以下のように分譲マンションとしては設備面が非常に弱いのでそういった点が反映されてのものにはなるでしょうね。

2016年に高島町駅徒歩1分(東海道沿いではない)で分譲されたクリオ横濱サザンマークスが平均坪単価約310万円、高島町駅徒歩3分の横浜ミッドベースタワーレジデンスでも平均坪単価約315万円という水準でしたので、やはりさらにお値段が上がったなぁという印象があるのも確かなことですね。

設備仕様面は、ディスポーザーや水回りの天然石天板仕様どころか食洗機や床暖房すらもないブリシアシリーズお馴染みのものです。

管理費は204円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、スケールメリットの得られない小規模のわりにはリーズナブルな水準です。100円/㎡前後だったひと頃のブリシアシリーズほどのインパクトはないですけども…。

駐車場は全6台で、地権者用の1台を除いた5台のうち4台が分譲駐車場(900万円)になります。

ちなみに、駐輪場は45台分と全戸60㎡超のファミリータイプ物件ということを考えると戸あたり2台分ないのはちょっと残念ですね。駅近物件とは言え横浜駅まで自転車を利用したい方も多いでしょうし、お子さん用の自転車を置きたい方も多いでしょうからね。

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