プラウドシティ日吉レジデンスⅢ【第1期は意外にも200戸】6階91㎡8,119万円(坪単価297万円)

プラウドシティ日吉レジデンスⅢ。

所在地:神奈川県横浜市港北区箕輪町2-707-29他(地番)
交通:日吉駅徒歩9分(入口からレジデンスⅢメインエントランスまでさらに徒歩3分)
用途地域:準工業地域
階建・総戸数:20階建、539戸

2018年12月販売開始のレジデンスⅠ、2019年11月販売開始のレジデンスⅡ、そして今回2021年3月にレジデンスⅢということでコロナ禍の停滞がありながらも順調に販売していると感じますね。現在は750戸超の成約しているとのことでIIも残りわずかです(I・Ⅱの合計は779戸)。

2018年の分譲開始当初から市況は芳しくなかったですし、このようなパフォーマンスに特徴のある物件でもいわゆるタワマンではない計1,318戸(当初は1,320戸予定でしたが2戸減ったようです)ともなると販売はわりと大変になるのではないかと思っていましたが、こちらレジデンスⅢの第1期はなんと200戸とのことで、ここにきて勢いが増している感すらあります。

もちろん契約率次第のところはありますが、レジデンスⅠの第1期(レジデンスⅡやⅢはⅠの後発で需要をそれなりに消費した後のことになりますのでレジデンスⅠの第1期がほんまもんの第1期でしょう)ですら180戸だったのに…。

価格がⅠの販売開始から2年以上の時が経過しても大きく変わっておらず近年の高価格帯に”慣れ”や”諦め”が生じてきていることも影響しているでしょうし、売れ行きの良さが人気を呼ぶ構図自体はよくあることなので驚きまではないのですが、Ⅲは最も駅距離のあるポジションですし、200戸は想像以上の数字でしたね。

前回までのプラウドシティ日吉

公式ホームページ
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お部屋は90㎡超の4LDK、南西角住戸です。西側は同開発エリア内に9階建のサ高住が建設中なので近い距離で視界を塞がれはするものの、南側は敷地内の緑、そして道路の向かいは6階建のエンゼルハイム日吉といった感じですのでこのぐらいの階でも悪くありません。

Ⅰには箕輪小学校に面した良好な南向き住戸が比較的多くあったのに対し、Ⅱの南向きはこのⅢに大部分の視界を塞がれる状況にあり(セントラルプラザを挟んでいるので離隔はそれなりにある)、このⅢの良好な南面条件はその第1期の200戸の原動力の1つになっているのだと思います。

この南西角プランは物件内で最大級の大きさがある上、玄関が共用廊下から深い位置に設けられたことで角住戸ながら廊下もコンパクト、かつ、クランクインでプライバシー面への配慮も十分というプラン的な魅力も高いものです。

LDに関していうと、妻面(西側)の開口部が貧弱で、視界が妨げられるとは言え採光を考慮したもう少し違った形があっても良かったように感じますし、南面の連窓サッシの幅にも物足りなさを感じます。

ただ、Ⅰ当初からしつこく言っているようにSulatto3による順梁ながらの天井間際までのハイサッシ(掃き出し窓)は本当に素晴らしいものであり、開口部の”面積”という点から言えばやはり魅力は”並以上”のものにはなってくるでしょうね。

なお、4LDKなのに洗面所がリビングインなのはちと気になる点になるでしょうか。

坪単価は297万円。上層階は330万円超といった水準で、視界的に近いものがあるⅠの上層階角住戸(南に面したもの)と大差ない設定ですね。

この階だと視界抜けという感じではないですし、そのように西側のサ高住の影響もあるので上層階ほど類似する住戸を挙げにくい状況ではあるものの、”とりわけ価格帯を変更していない”という一連の流れの中で違和感のないお値段設定になっていると思います。

なお、Ⅰ・Ⅱ共に平均坪単価は約295万円ということでちょうどこのお部屋ぐらいが平均的な水準になりますね。面積的には最大級ですが、確かに1,318戸の中では”平均的な条件”という印象ではあるでしょう(駅距離はあり眺望までは望めないが、南向きではないお部屋も多い中で日照に関しては良好な角住戸)。

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