リビオレゾン横濱関内【女性目線で力を入れたエントランスデザイン】3階32㎡3,598万円(坪単価369万円)

続けて、リビオレゾン横濱関内。

設計は恒企画、施工は風越建設で直床になります。第七種高度地区(31m制限)で11階建にしている以上一般的でしょう。

デザイン監修は三井デザインテックになります。
石造りの洋館の重厚感やクラシカルでレトロな横浜らしさ(このエリアらしさ)を彷彿させつつも、「ウェルネス」をテーマとした照明・映像・香り・質感・柔らかな形という五感に訴えかけてくる現代的な要素も採り入れたデザイン性の高い物件になりますね。

小規模物件なので共用部にとりわけゆとりを感じることはありませんが、2層吹抜、かつ、テクスチャーのある斜め格子でデザインされたエントランスは、繊細なライティングも採用された良い雰囲気のものです。
三井デザインテックの担当者は女性(一級建築士である山野氏)ですし、30~40㎡台のコンパクトタイプにフィットする女性(単身)を意識した物件に仕上がっていると思います。

なお、当物件は分譲マンション初という非接触ボタン搭載のエレベーターが採用されています。赤外線センサーにより手をかざすだけで操作できるとのことで今後は見かけることが増えそうです。

前回のリビオレゾン横濱関内

公式ホームページ
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お部屋は32㎡の1LDK、南西向き中住戸です。南西方向細い道路の向かいは6階建のマンションですが、そのすぐ隣が14階建のロワール横濱関内ですので、低層階はやや圧迫感もあるでしょうか。

ただ、前回の記事で書いたように南方向はマツダの低層建物となる良好なポジションで、そちら側から日照も得ることが出来るでしょう。

間取りはこういった小さな1LDKではわりとよく見かけるタイプではあるもののかなり細長いですね。

スパン自体はけして珍しいものではないものの、こういったタイプの中でもLDの採光が芳しくない方なのは気になります。
こういった細長い1LDKでは手前(玄関側)にならざるを得ないLDが行灯部屋になること自体は一般的です。しかしながら、洋室との間の引き戸は扉3枚分以上の引き戸になるのが普通であり、2枚分の幅しか確保出来ていない当プランは少々採光が厳しく感じます。

角住戸ならばLDの側面にも開口部が施せますが、中住戸では無理ですし、柱の食い込みも顕著で…。

当物件はそのように南東・南西の角地ですので全戸南西向きとせずに、1フロア4戸のうち1戸ぐらいの主開口部を南東に向けた設計にすれば全体的にもっと開口部(採光)を充実させることが出来たように思うのですが、難しかったのでしょうか。

坪単価は369万円。30㎡ちょっとまで絞ったなりに単価はかなりしっかりとしています。先ほどの60㎡台3LDKの低層階は角住戸であるにもかかわらず300万円を切っていましたので面積差(グロス差)を考慮しても差が大きいと感じます。

40㎡台の2LDKの低層階が330万円ほどの設定で、面積差(グロス差)が顕著に単価に反映されたケースと言えるでしょう。

まぁ、ワンルームに毛が生えた程度の大きさしかない小さな1LDKになりますので大きな違和感まではないのですが、上層階は400万円レベルで、プラウド馬車道の同面積帯のプランの下限に匹敵するぐらいの水準になってきます。

設備仕様面は、小規模ですのでディスポーザーがないのは当然なのですが、食洗機やトイレ手洗いカウンターすらないのは残念です。また、床暖房は30㎡台にはないですね。

一方、各階に各戸専用の宅配ボックスがあるのは良い点でしょう。

管理費は360円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですので小規模物件なりに高いですね。
小規模物件の宿命とは言えもう少し安いと良かったでしょうね。このような30㎡ちょっとのお部屋にとってはたかが知れているかもしれませんが、60㎡台では結構な負担感が出てくるはずです。

駐車場は全8台で、機械式と平置が4台ずつの構成になります。

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