ルフォン上野公園ザ・レジデンス【「上野公園」はやっぱり違和感が…】3階32㎡3,648万円(坪単価382万円)

続けて、ルフォン上野公園ザ・レジデンス。

設計・施工は森組、デザイン監修はルフォンシリーズお馴染みの環境デザイン研究室です。
森組×環境デザイン研究室はルフォンリブレ上野根岸同様ですし、環境デザイン研究室はその前のルフォン根岸三丁目にも携わっていますね。

外観はシンプルながらも縦のラインを強調した茶系のマリオンが良い雰囲気を醸し出していますし、環境デザイン研究室らしい洗練されたエントランス周りの設えも魅力でしょう。

総戸数99戸とは言え中低層階は20~50㎡台が多くなった物件で、共用面でのスケール感は今一つではあるものの、エントランスホール脇にはリモートワークも想定したフレックスラウンジというスペースが設けられているあたりは今風ですね。

なお、共用廊下には内廊下が採用されており、線路に背を向ける東向き住戸において線路の影響が抑えられそうという意味でも悪くありません。

前回のルフォン上野公園ザ・レジデンス

公式ホームページ
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お部屋は32㎡の1LDK、西向き中住戸です。西側は歩道の向かいが線路地帯でその向かいも鶯谷駅と寛永寺の広大なお墓という感じなので、低層階は言わずもがな上層階でも”上野公園”感はけして高くはありません。ホームページなどに見られる引いたところからのイメージは"北西方向"から建物と上野公園方向を同時に表したもので、それ自体は上野公園感十分なのですが、あくまで中住戸から望むのは西側(しかも正確には西北西)ですからね…。
西向きはやはり二重サッシが採用されているので窓を閉めている限りは線路の影響は抑えられますが、線路がカーブする部分は線路と車輪の接触が多くなることで音がより大きくなるものですし、ここを通る電車の数は尋常ではないので音に敏感な方には厳しいポジションでしょうね。

間取りは30㎡そこそこの小ぶりな1LDKで、ベッドルームは3畳と最低限です。

ただ、柱の食い込みはないので専有面積以上の使い勝手はあるでしょうし、引き戸中心の設計で空間効率が高いのも魅力の1つではあるでしょう。

ベッドルームのスライドドアを開け放つことで1つの大きな空間として使うことも出来ますし、この面積帯の1LDKにしては洗面所もゆとりがある方だと思います。

収納も充実していますね。

坪単価は382万円。30㎡台前半まで面積を絞ったお部屋ですし、「山手線(鶯谷駅)徒歩3分×上野駅徒歩9分」という高い交通便が最大の特長になる立地ですので低層階でもこのぐらいの水準になることに大きな違和感ないでしょう。

ただ、やはりこの立地の線路沿いはそれ相応にマイナス評価すべきとも思うわけで、視界的な魅力にも欠ける低層階を中心にもう少しパンダ感があって欲しかったというのが正直なところになりますね。

設備仕様面は、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗い器、フィオレストーンのキッチン天板などがそろっています。コンパクトプランの多い物件なので総戸数99戸というスケールではディスポーザーがないことに違和感まではないものの、3LDKはしっかりとしたお値段になってくる物件ではあるのでそういったお部屋の検討者にとってはちょっと残念な点ではあるでしょう。

管理費は297円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下ですので違和感はありません。

駐車場は全14台で事業協力者用と身障者用のみが平置、残りの12台が機械式になります。

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