オープンレジデンシア高輪ザ・ハウス【普通のオプレジと大差ない間取り】3階40㎡6,680万円(坪単価549万円)

続けて、オープンレジデンシア高輪ザ・ハウス。

設計は長谷建築設計事務所、施工は風越建設です。

長谷建築設計事務所はオープンレジデンシア恵比寿ザ・ハウスオープンレジデンシア青山ザ・ハウスなどザ・ハウスの多くを手がけており(2012年頃の「オープンレジデンシア」ブランドが出来てまもない頃も大半のオプレジに長谷建築設計事務所が携わっていました)、この物件への起用は既定路線でしょう。

100㎡超のお部屋もあるとはいえ8階建で総戸数34戸しかない小規模物件ですので、共用部にゆとりを感じることはありません。しかしながら、道路沿いとなる東側基壇部を中心に質感豊かなマテリアルが施され、かつ、植栽もしっかりと設けられているあたりは悪くないですし、小ぶりなエンドランホールもデザイン的には高級感があるでしょう。

前回のオープンレジデンシア高輪ザ・ハウス

公式ホームページ
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お部屋は40㎡の1LDK、北西角住戸です。北側は東京高輪病院に近い距離で塞がれますが、西側は戸建で視界抜けも出てくるぐらいですので低層階としては悪くないでしょう。

間取りは40㎡という物件内では小さなものでいわゆる「ザ・ハウス」感はないですね。西側にも一応開口部はあるものの、隣戸との兼ね合いで西側スパンは限られており、言うならば”芳しくない北側にも住戸を設けるため(容積率を全うするため)に必要になったプラン”という印象になるでしょうか。

前建の影響が強いとはいえ北側開口部はしっかりとしているので採光は悪くないでしょう。
ただ、前回の記事で書いたように数字(主に駅距離を意図しています)ほど利便性の高いポジションではないのでこういったコンパクトタイプが活きる立地かと言うと少々疑問ではありますよね。

高単価のお部屋ながら普通に柱が食い込んでいるあたりも”普通のオプレジグレード”ですしね。

坪単価は549万円。方角・視界条件からすると先ほどのお部屋との単価差が小さく感じます。

ブランド物件ならばああいった100㎡超のプランはもっと”プレミアム”が乗っかってくるのに対し、ここはブランド力(及びグレード感)に欠けるため100㎡超の単価が伸びていないところはあるでしょう。ただ、その一方でコンパクト向きの立地という感じでもないため普通にしっかりとした単価設定という印象にはなるでしょうね。

プリンスの再開発前なので”投資としての手堅さ”を感じるところはあるものの、それ以上は私の乏しい想像力ではなかなかね(笑)

ちなみに、新築分譲時は200万円台が大半だったオープンレジデンス高輪は昨今の中古市場でも300万円ちょっとということで大して上がっていないですね(汗)。築年数が経過してきている影響もあるにはありますが、やはりあのパフォーマンスでは価格がなかなか付いてこないようです。

設備仕様面は、食洗機、ミストサウナ、シーザーストーンの水回り天板、トイレ手洗い器などそれなりですが、ディスポーザーはないですしとりわけ高級感のあるものも見当たらずこの単価帯としてはやや寂しい感じです。

管理費は263円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小規模な内廊下物件ですのでリーズナブルな方でしょう。

駐車場は5台(身障者用を除き機械式)と多くはありませんが、普通のオプレジはないことも多いので、一応はザ・ハウスらしい点の1つになるでしょうね。

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