クリオ千代田御茶ノ水【千代田区×JR2駅徒歩7~8分】2階70㎡8,998万円(坪単価424万円)

クリオ千代田御茶ノ水。

所在地:東京都千代田区外神田2-65-1他(地番)
交通:末広町駅徒歩6分、秋葉原駅徒歩7分(JR。つくばエクスプレスは徒歩9分、東京メトロは徒歩10分)、御茶ノ水駅徒歩8分、新御茶ノ水駅徒歩8分、湯島駅徒歩8分、小川町駅徒歩9分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:10階建、36戸(事業協力者住戸4戸含む)

凄く近い駅はないものの、徒歩10分圏内で10駅10路線が利用可能なポジション、かつ、JRの2駅が徒歩7~8分というあたりはやっぱり魅力的ですね。

それに加えて当物件の大きなポイントとなるのが千代田区アドレスという点です。JRの御茶ノ水駅前にはマンションがかなり限られており、「御茶ノ水」と名の付く分譲マンションの多くは丸ノ内線の御茶ノ水駅側であり、駅同様に文京区湯島アドレスのものが大半になります。湯島2丁目を中心として湯島アドレスの物件はかなりあるのですが、こちら側になると極端に少なくなりますね。

当物件のポジションは神田明神から女坂を下ってすぐのところ、中山道などの大通りからしっかりと内に入ったポジションでもあるので都心でありながらも落ち着きがあるあたりも魅力の1つと言えるでしょう。

買物関係もピーコックが徒歩3分、ワテラスのオリンピックが徒歩5分と良好ですし、通学区の昌平小学校も徒歩2分となるなどファミリーにとってもわりと住みやすいエリアだと思いますね。

公式ホームページ
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お部屋は70㎡の3LDK、南東角住戸です。南側は細い道路の向かいに5階建、南方向そのすぐ先や南東方向にはもっと高い建物が所狭しと並ぶポジションでお世辞にも魅力的とは言えません。

ただ、前建の離隔が図りづらい反面、大通りに面しておらず都心部ながら比較的静かというメリットもあるわけですし、東側は道路の向かいに低層(3階建)ですので、都心立地としてとりわけ違和感を覚えるレベルではありません。

ちなみに、このポジションならば低層階はコンパクトプランで良かったような気もしますが、当プランは下から上までこの物件内で最も大きな70㎡となっています。

間取りはそのようにしっかりとした大きさのもので、柱のアウトフレームに力を入れるクリオ(明和地所)らしく効率性という点で魅力を感じるプランです。

廊下もほどほどの長さに抑えることが出来ていますし、この居室畳数を確保しつつも収納を非常に充実させることが出来ているのは効率性あってのものであることは言うまでもないでしょう。

14.5畳のLDKはアイランドキッチンを採用したキッチン側のスペースがかなり大きくなっており、キッチン周りには一般的なキッチンよりも動線部による畳数消費が大きく、純粋なLD側が結構小さくなってしまっているのは気になる点の1つです。

ただ、引き戸でベッドルーム3との一体利用も可能ですし、南面のワイドな連窓サッシなど角住戸なりにツボを押さえた好感の持てるものと言えるでしょう。

坪単価は424万円。視界が抜けるまではいかないものの、日照良好な上層階は550万円近い水準なので、上下の単価差はかなりしっかりとしていると感じます。
そのように低層階は囲まれ感が強い上、ファミリータイプゆえに日照がほぼ得られないことをしっかりと加味した価格設定なのでしょうが、そのように上層階でも視界が抜ける感じのポジションではありませんので、この単価差はかなり大きく感じます。

御茶ノ水駅がほど近い千代田区外神田物件はそのようにかなり限られているので妥当なお値段を図りづらいところがあるのですが、シンプルに千代田区は人気があるものですし、至便な立地であることを考えれば低層階のこのお値段は目に優しいと感じますね。

次の記事で取り上げるお部屋と比較してもらえば明らかなように同じ低層階住戸でもコンパクトはこちらよりも遥かに高い単価設定になっていますので、デベロッパーにとってはやはりこういった囲まれ感のある低層階はコンパクトにするのが無難だったとは思うわけですが、フロアによってプランが一律になったがために生まれた日照を必要としないファミリーにとっては嬉しい水準でしょう。

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