クリオ千代田御茶ノ水【住宅ローン控除を加味した43㎡の「1LDK」】3階43㎡6,497万円(坪単価495万円)

続けて、クリオ千代田御茶ノ水。

設計は島田建築設計事務所、施工は京王建設、そしてデザイン監修はウイ・アンド・エフヴィジョンになります。

ウイ・アンド・エフヴィジョンはクリオ市谷柳町でも起用されていることから”ラベルヴィではないクリオの高額ライン(つまり、都心立地)”御用達という印象になるでしょうか。

クリオシリーズだけでなくモリモト物件などでも手腕を発揮するウイ・アンド・エフヴィジョンが手掛けた高額物件だけあって外観はかなり繊細なものとなっています。

ボーダータイル自体はいわゆるワンルーム投資マンションなどでも結構見かけるものですし、さして珍しくはありません。しかしながら、当物件は2種類のボーダータイルを組み合わせ、かつ、南東部のバルコニー周りをダークなグリッド状の設え、さらにそのバルコニー天井部を木目調としたことで、非常に凝ったデザインになっていると感じます。

30~70㎡台の総戸数36戸という小ぶりな物件ですのでエントランス周りにゆとりを感じることはありませんが、質感のあるマテリアルを用いた列柱も素敵ですし、エントランスホールのデザインからもセンスの良さが窺えますね。

前回のクリオ千代田御茶ノ水

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2021-3-25_11-51-22_No-00.png
お部屋は43㎡の1LDK、南向き中住戸です。細い道路の向かいにある前建こそ2階建ですが、そのすぐ先には当物件と同じぐらいの高さのビルがある圧迫感の小さくないポジションで、低層階はやはり日照がままなりません。

間取りは43㎡という意外なほどしっかりとした面積の1LDKになります。
住宅ローン控除の拡充(登記面積で40㎡以上なのでこの壁芯面積で言うと柱の食い込み具合にもよるが42~43㎡が必要)を考慮してのものではあるのでしょうが、この面積帯ならば「2LDK」になっていてもおかしくなかったのかなと。

まぁ、このような立地ですのでお金に余裕のある医療関係者のセカンド的なニーズも加味した結果なのかもしれません。

そのようなしっかりとした面積がある上、柱の食い込みも少ないプランなので居室畳数・収納共に1LDKとしてはかなり大きなものと出来ています。
特に収納はかなり充実しており、断捨離が苦手な方にはお誂え向きなプランでしょう。

坪単価は495万円。視界的には先ほどのプランと大差ないというか、先ほどのプランの方が角部屋な分採光面で優位なはずですが、単価はこちらの方がかなり高くなっています。

面積帯が異なるので分からんではないものの、こちらも1LDKとしては面積が大きいためグロスは普通にしっかりとしていますし、こういったお部屋と比べると先ほどのファミリータイプのリーズナブルさが余計に際立ちますね。

こちらの単価はオープンレジデンシア千代田外神田の平均坪単価が約460万円だったことからもお分かりのように特に低層階はその70㎡ほどでないにしろもう少し抑えるべきだったように思うわけですが、神田明神寄り御茶ノ水駅寄りのこのポジションならば大きな違和感まではないでしょう。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありませんが、食洗機(30㎡台除く)、トイレ手洗いカウンター、フィオレストーンのキッチン天板などそれなりのものにはなっています。グロスが億を超えるような70㎡台×坪単価500万円超のお部屋はもうワンランク上の高級感が欲しかったところではありますが、このご時世ならば違和感はないでしょう。

管理費は323円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですがスケールメリットに欠ける小規模物件ゆえに300円を超えてしまっているので少々高く感じますね。

駐車場は身障者用を含む全4台で平置になります。

1 Comments

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2021/03/27 (Sat) 20:36 | REPLY |   


Post a comment