デュオステージ大山【なかなかのお値段設定…】45㎡5,030万円(坪単価373万円)

デュオステージ大山。

所在地:東京都板橋区大山金井町10-10
交通:大山駅徒歩8分、板橋区役所前駅徒歩8分、下板橋駅徒歩8分、板橋駅徒歩14分
用途地域:商業地域、準工業地域
階建・総戸数:10階建、37戸

大山金井町の北東端に位置し、大山駅からは山手通り(及び首都高)を越えた先(※)になるので物件名にあるような”大山感”はかなり薄いです。
※山手通りは高架状になっている部分で高架下のトンネルを越える形なので信号待ちはありませんが、雰囲気的にお世辞にも魅力的なアプローチとは言えません。

ただ、大山駅も同徒歩分数での最寄駅になるので違和感を覚えるようなネーミングではないですし、先日のザ・パークハウス板橋大山の記事などでも言及しているように大山駅前では2つの大規模再開発が控えているあたりもやはり魅力の1つにはなってくるのでしょう。

再開発エリアはこの物件へ向かう側ではなく、わりと距離があるので惜しいと感じはするものの、三田線の板橋区役所前駅が同じく8分、また、板橋駅界隈へも徒歩14分と比較的アクセスしやすくなっているあたりも長所になると思います。

設計はジーアンドケイ綜合設計、施工は鉄建建設です。

外観は先ほどのデュオステージ川崎と共通点を感じるブラックとホワイトのツートンカラーで、とりわけ工夫を感じるレベルにはありません。
こちらの方が単価の高い物件になりますし、面積帯も全体的に大き目ゆえに4,000~5,000万円台が多くなっていることを考えるともう少し特色が欲しかった印象ではありますかね。

敷地形状を活かしエントランスアプローチに奥行を設けているのは悪くありませんが、とりわけ装飾性があるわけでもないですし、植栽などもありません。

公式ホームページ
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お部屋は45㎡の2DK、北東角住戸です。北方向は細い道路の先に東武東上線の線路、東方向は2~3階建の低層になりますので視界的には良好ですが、やはり線路が目の前、そして北西方向の山手通りと首都高の存在感も高いクセの強いポジションになります。

間取りは8.5畳の小さなDKとリビングインの洋室2室で構成された部屋数重視のコンパクトプランになります。

廊下は短いので効率性が悪いと言うことはありませんが、各頂点部の柱の食い込みはほめられたものではありませんし、立派な単価帯からしても淡白さを感じずにはいられないものになるでしょう。

北側は線路を考慮し開口部を制限しているのかもしれませんが、洋室1 のしっかり目の開口部に対しDKの開口部が非常に小さなものになっているのあたりも不可解です。

坪単価は373万円。なかなか強烈なお値段設定ですね…。
2LDKとしては面積が小さく(グロス価格が抑えられ)、かつ、視界抜けも得られるお部屋ということで強めの設定なのだと思いますが、平均でも330万円を超えるぐらいの水準になるようですし、この線路沿いのポジションでのこの単価はいかにも強く感じます。

同面積帯のお部屋があり平均専有面積もこのぐらいだった2019年のプレシス板橋大山は駅徒歩5分の良好なポジションで平均坪単価約320万円でしたし、40㎡台でのこの水準はどうでしょうか。30㎡台中盤(1LDK)ぐらいならば違和感は小さくなりますが…。

設備仕様面も先ほどのデュオステージ川崎同様のシンプルなもので評価出来るのはトイレ手洗い器ぐらいです。40㎡台、しかも2LDKなのですから床暖房が欲しかったですね。

管理費は177円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、小規模な物件になりますのでこの水準ならばむしろ良い方と言えるでしょう。

駐車場は身障者用及び来客用を含む全6台で全て平置になります。

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