センチュリー三鷹ラ・ミターム【個性的なプランの上層階角住戸ですが…】6階62㎡5,720万円(坪単価304万円)

センチュリー三鷹ラ・ミターム。

所在地:東京都三鷹市下連雀6-15-27
交通:三鷹駅徒歩20分
用途地域:第一種住居地域、近隣商業地域
階建・総戸数:7階建、25戸

下連雀6丁目の西端、むらさき橋通り沿いに誕生する物件です。
三鷹駅や吉祥寺駅までは徒歩だとかなり距離があるものの、むらさき橋通りにある徒歩3分の下連雀7丁目のバス停から両駅行きのバスが出ており、いわゆるバス便物件になります。

バス停までの距離に差はあるものの、近年、近いところで分譲されている三鷹の杜ザ・ハウスプラウドシティ吉祥寺などもしかりでバス利用が前提となる分だけ価格が抑えられているエリアになりますね。

プラウドシティ吉祥寺の678戸と三鷹の杜ザ・ハウスの102戸が昨年まで販売されていた後の供給で、それらよりも価格が随分と…というあたりは非常に気になるところではあるものの、やはり井の頭公園が徒歩圏になるなど駅距離がありながらもニーズが旺盛なエリアになってきます。

当物件は下連雀6丁目の西端なので井の頭公園までは徒歩11分とそこそこ距離があるものの、通学区の第六小学校がほど近い点などもファミリーにとっては魅力になるでしょうね。

ところで「ラ・ミターム」って何???笑

公式ホームページ
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お部屋は62㎡の3LDKです。ポジション的には南東角位置ですが、四方に開口部を施すことが出来ているのが最大の魅力になるでしょうか。
東側は4階建のマンション、南側はそれと同じぐらいの高さの大きなパルシステムの三鷹センターがありますが、こちらは上層階住戸になりますのでそれらを越える日照・視界良好なポジションでもあります。

当物件の住戸の多くはむらさき橋通り沿いの西を主開口部としている中、当プランは数少ない南を主開口部としたものになるという点も魅力でしょうね。

一方、間取りはそのようなイレギュラーな位置のお部屋ということもあってか少々クセが強いです。

バルコニーが南側・北側にあり、わりとしっかりとしたスペースが確保されているのは良い点ではあるものの、洋室2は南に凸となったLDの影響でかなり窪んだところにあるのはちょっと残念ですね。

また、LDがそのようなコンサバトリーのような設計で、バルコニー周りの梁がLDの中央部を横断する形(いわゆるギロチン天井というケースです)になるのも少々気にはなる点です。
ただ、三面採光のLDはやはり気持ちの良いものですし、そのようなイレギュラーなポジションのお部屋なりに玄関をセンターイン設計に出来ているあたりも好感の持てる点になります。

ファミリータイプとしてはかなり面積を絞った狭小3LDKになりますので効率性は非常に重要で、このような廊下の長さで洗面浴室及び洋室2室をノンリビングイン設計に出来ているあたりも魅力になるはずです。

坪単価は304万円。なんとまぁ…。
プラウドシティ吉祥寺(平均坪単価約275万円)は総戸数678戸もありながら2年かからずに完売していますが、ブランド・ランドマーク性では比べるべくもありませんし、三鷹の杜ザ・ハウス(平均坪単価約270万円)のお値段設定からしてもこちらのこの水準は納得できかねます…。

西向き住戸中心ながら平均でも280万円は下らない物件になるはずで、限界まで専有面積を絞り単価を追求していることに加え、プラウドシティが完売し目先の競合物件がなくなったことをいいことにした強気のお値段設定という印象ですね。

物件内での単価差は小さめで、こういった南に面した上層階角住戸はまだ控えめな方と言えなくもないのですが、そもそもこういったブランド感に欠ける物件は上限単価が伸びにくいのが普通ですし…。

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